おもちゃコラム

タングラムにはどんな効果があるの?遊び方やおすすめ商品も紹介!

2022/01/19



タングラムは、子どもの能力向上が期待できる知育玩具として人気があります。しかし、タングラムという言葉は知っていても、遊び方や知育効果について分からないという人も少なくありません。

タングラムと一口に言っても、特徴や対象年齢はタングラムの種類によって異なります。子どもに贈る知育玩具としてタングラムを検討している人は、タングラムへの知識を深めた上で、適切なタングラムを選びましょう。

この記事では、タングラムの特徴や遊び方、期待できる知育効果についてご紹介します。人気のタングラムも紹介するので、ぜひ子どもに贈るおもちゃ選びの参考にしてくださいね。

1.そもそもタングラムとは?

タングラムとは、正方形を分割したピースを組み合わせて、図形を作って遊ぶ知育パズルです。数理パズルの1つで、「シルエットパズル」「分割パズル」「カッティングパズル」とも呼ばれます。

子どもたちの成長に役立つことから、タングラムを教材として使う幼児教育施設も多く見られます。また、子どもはもちろん大人の脳トレにも役立つパズルゲームです。

タングラムは、ピースを組み合わせて元の形に戻したり、動物や乗り物の形を作ったり、さまざまな遊び方ができます。ジグソーパズルとは違って完成形が限られていないぶん、子どもが関心を持った文字や幾何学図形を完成させることができるため、思考力やアイデア次第で楽しみ方が広がります。

対象年齢が3歳以上のタングラムが多いものの、ピースを減らしたり大人が声かけをしたりすれば、2歳ごろの子どもでも一緒に遊ぶことが可能です。

1-1.タングラムの歴史

タングラムは、紀元前2000年頃の中国が発祥と言われています。中国では、タングラムを「七巧図」と呼びます。

タングラムが中国で誕生したと考えられている理由の1つが、1802年のタングラムセットや、1813年以降に書かれた問題集が複数現存することです。また、タングラムの形が中国の数学的伝統につながりが深いことも特徴です。ただし、タングラムの起源は明確ではありません。

タングラムが人々に広がり始めたのは、18世紀ごろと考えられています。ヨーロッパに伝わった頃から、タングラムという呼び方が定着しました。

2.タングラムの知育効果5つ

タングラムは、種類の違いだけではなく遊び方によっても得られる効果が変わる知育玩具です。自分の手を使って考えながら遊べるタングラムは、子どもにさまざまな影響を与えることができます。タングラムを子どもに贈って、能力向上や成長のサポートにつなげましょう。

ここでは、タングラムで遊ぶことで期待できる知育効果やメリットについて解説します。

2-1.図形感覚を養える

タングラムで遊ぶメリットの1つが、「図形感覚」を養えることです。図形感覚とは、物の形や図形の特徴を理解する力を意味します。

タングラムで遊ぶには、ピースの形を理解したり組み合わせ方を考えたりする力が必要です。幼児期から遊びを通じて図形に慣れておくことで、図形感覚の向上が期待できます。

図形感覚に優れている人の多くは、「算数や数学の図形学習に抵抗がない」「視覚的認識やバランス感覚に優れている」といった特徴があるようです。

2-2.創造力を養える

タングラムは、想像して答えを導き出すおもちゃです。組み合わせによって犬・鳥・魚などのさまざまな形を作れるタングラムで遊ぶことで、創造力を養う効果が期待できます。

現代の教育では、解き方をイメージして答えを導き出す創造力が注目されています。創造力とは、何かを生み出すために必要な力です。創造力を鍛えるためには、「チャレンジする」「改善策を考える」「やり抜く」を繰り返すことがポイントと言われています。

タングラムに触れることで、子どもの創作力を養うチャンスが広がります。初めてタングラムで遊ぶ場合は、大人が一緒に遊びながら子どもの好奇心を引き出しましょう。

2-3.考える力を養える

考える力を養えることも、タングラムで遊ぶメリットです。自分で考える力は、知識の詰め込みや暗記だけでは十分に育むことができません。問題の正解を導き出すためには、失敗からの学びや試行錯誤が重要です。

タングラムは、ピースを裏返したり向きを変えたりすることで目的の形が完成します。大切なのは、ピースの並べ方を間違っても他の方法を考えて試す思考力です。考える力が備わっている子どもや目的達成への積み重ねを経験している子どもは、さまざまなことに前向きに挑戦できる傾向にあります。

2-4.集中力が身につく

タングラムは、集中力を身につける効果が期待できるおもちゃです。子どもは物事に驚くほど集中する瞬間がある一方で、集中できる時間は大人に比べて短いと言われています。

子どもの集中力を高めるには、休憩を間に入れながらタングラムに取り組む回数を増やすことがポイントです。簡単なレベルの形から始めたりピースを少なくしたりすることで、集中力が短い子どもでもゴールを目指して取り組みやすくなります。

就学後の座学でも集中できるように、幼児期から遊びを通じて集中力を身につけておきましょう。

2-5.達成感を得られる

タングラムは、完成が一目で分かるため達成感を得やすい知育玩具です。達成感を得ると快感ホルモンが分泌され、自己肯定感も高まると言われています。達成感と自己肯定感は、子どもが育つ上で大切な要素です。

タングラムは達成感を得やすいものの、最初から難しいレベルに取り組むと挫折の原因となるため注意が必要です。タングラムの仕組みや特徴を理解できるように、はじめは簡単なレベルから挑戦して図形に慣れることが大切です。

目的の形を完成させることで達成感を得ると、他の形にも挑戦したいという向上心も発達する可能性が高まります。

3.人気のタングラム2選|知育玩具の対象年齢と特徴

子どもにタングラムを贈る場合は、月齢・年齢や発達段階に合ったものを選ぶことがポイントです。

知育玩具の定額制レンタルサービス「トイサブ!」では、子どもに合ったタングラムをお得に利用できます。トイサブ!で取り扱うおもちゃは、すべて安全性・知育性・デザイン性を重視しているため、安心して利用できることが魅力です。

ここでは、「トイサブ!」で人気のタングラムを2つ紹介します。

・NEWさんかくたんぐらむ

「NEWさんかくたんぐらむ」は、三角形の木製ピースをガイドボードにはめ込んで遊ぶおもちゃです。同じサイズのピースが8つ、ガイドボードが24枚入っています。

ガイドボードには、子どもが興味を持ちやすいカラフルなイラストが描かれているため、初めて図形に触れる子どもでも飽きにくく、楽しく遊べます。

メーカー くもん
トイサブ!推奨年齢 2歳6か月~
ピースの種類 1種類

・NEWたんぐらむ

「NEWたんぐらむ」は、「NEWさんかくたんぐらむ」よりピースの数や形が多いおもちゃです。ガイドボードに形が異なる7つのピースをはめ込んだり、原寸大シルエットに乗せたりして遊ぶことができます。ピースが増えているぶん、考える力や創造力が必要です。

メーカー くもん
トイサブ!推奨年齢 3歳6か月~
ピースの種類 7種類

「トイサブ!」では、専門の研修を受けたプランナーによる個別プランニングを行っています。子どもの発達段階や好みに合ったおもちゃを選んでいるため、おもちゃ選びに不安がある人でも安心です。

まとめ

タングラムは、ピースを組み合わせて図形を作る知育玩具です。対象年齢が3歳以上のタングラムが多いものの、使い方によっては2歳ごろから遊べるものもあります。

タングラムを子どもに贈るメリットは、「図形感覚・創造力・考える力を養える」「集中力が身につく」「達成感を得られる」といった知育効果が期待できることです。タングラムを子どもに贈る場合は、対象年齢やおもちゃの特徴を比較しながら選びましょう。

タングラムやその他の知育玩具を教育に取り入れたいと考えている人は、定額制レンタルサービス「トイサブ!」の活用をご検討ください。