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プレスリリース

トイサブ!x慶應義塾大学との「知育玩具と子どもの成長に関する共同研究」結果報告

2024/10/18


トイサブ!は、慶應義塾大学の中室牧子研究室と、子育て支援サービス事業を営むライクキッズ株式会社との共同研究において「知育玩具の適時・適切な利用が子どもの成長に与える影響」に関する新たな知見を得ました。この度、保育環境評価スケール(ECERS-3)を用いた評価結果を発表いたします。

中室牧子教授は“教育には科学的根拠(エビデンス)が必要”と提唱しており、教育と成果の間の因果関係を明らかにする研究を行っています。また、にじいろ保育園では、遊びを“子どもたちの心を育て、バランスの良い発達を促す大切な要素である”と捉えています。両者の協力を得ることで、子どもが適切な知育玩具で遊ぶことに関する知見を一歩前進させ、知育玩具を幼児教育に活かしていくことへの可能性を模索してまいります。

■研究内容と結果

本研究では、ライクキッズ社のにじいろ保育園(14園・28クラス)の3・4歳の児童と保護者の協力を得て、2023年度にトイサブ!の知育玩具を利用したクラスと利用しなかったクラスの保育の質を比較しました。※2023年度にトイサブ!を利用しなかったクラスの子どもたちは、2024年度に利用していただいています。

この結果、7点満点のECERS-3のスコアが0.301~0.336点上昇していることがわかりました。これをなじみのある偏差値であらわすと6.13~6.84もの上昇と言えます。 ※ECERS-3は、保育の質を数値化する国際的に認められた評価ツールであり、子どもを育てる環境の質を客観的に評価することができます。

トイサブ!の知育玩具を導入している園では、ECERS-3の「活動」スコアが有意に上昇する傾向があり、「子どもを育てる環境の質」が向上することが明らかになりました。「保育環境の質」と「子どもの将来的な学力」との間に強い相関関係があることは既に示されています(Fujisawa, et al. 2024)。

今回の研究結果から、トイサブ!のサービスが子どもたちの将来の学力向上にも貢献する可能性が示唆されました。

 

■慶應義塾大学 総合政策学部 中室牧子教授 コメント

最新の研究は、幼児期に小学校の勉強を先取りするような教育は、かえって逆効果になりかねないということを示しています。幼児期の子どもの発達に応じた会話や経験、遊びを通じて、言葉や仲間関係、社会性を身に付けることこそが、小学校入学後の学力向上につながることもわかってきています。ECERS-3の「活動」の領域は、「子どもがものに触れ、関わり、操り、作り出し、夢中になることを支え、学びに向かう力を育て」られているかを評価しています。今回の研究では、トイサブ!の利用が、「活動」領域の保育の質を改善できる可能性を示しました。

■ライクキッズ株式会社 代表取締役社長 岡本泰彦様 コメント

ライクキッズ株式会社は子どもたち一人ひとりの心に寄り添い、人や物・自然との豊かな出会いや体験を通して「生きていく力(=豊かな感性+他者への思いやり+主体的に考え行動する力)」を育むことを理念に掲げています。今回の研究結果がトイサブ!の知育玩具を通して「活動」領域の意義を確認できたことで、私たちが運営する保育園のみならず、保育事業全体にとって価値ある研究となったことを非常に喜ばしく感じております。

■株式会社トラーナ 代表取締役 志田典道 コメント

今回の中室牧子研究室・ライクキッズとの共同研究により、トイサブ!の利用が将来学力の向上に貢献する結果が出たことに大変ワクワクしています。トイサブ!の社会実装を進めていくことがお子様の活動環境を改善していくことにつながっていくため、引き続きサービスの改善、実際にトイサブ!を体験して頂ける場所の拡大にも努めてまいります。

■プレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000015250.html