1歳の子どもにどんな絵本を選んであげればいいのか、迷うママも多いですよね。
モンテッソーリ教育の視点で絵本を選ぶと、子どもの発達や好奇心をぐんぐん伸ばしてあげられます。
この記事では、1歳児にぴったりのモンテッソーリ的絵本の選び方と、人気絵本の最新価格情報、さらに「トイサブ!」の絵本オプションの活用法や実際の体験談まで、たっぷりご紹介します。
絵本選びで迷ったときに役立つポイントをまとめているので、是非参考にしてみてくださいね。
ライター名:仲村あや
保有資格:保幼稚園教諭2種免許・保育士資格
メッセージ:保育現場で多くの親子と関わってきた経験と、現在進行形の子育て体験から、パパとママがもっと子育てを楽しめるような情報をお届けします。
大変な毎日だからこそ、ちょっとした工夫やサービスの活用で心に余裕を作り、お子さんとの時間をより豊かに過ごしていただけるよう応援しています!
目次
どんな絵本が1歳に合う?モンテッソーリの考え方

1歳の子どもは、手や目を使って世界を知る時期。
モンテッソーリ教育では「感覚教育」を大切にし、現実的で日常生活に根ざした絵本をおすすめしています。
まだ空想の世界よりも、身近な生活や動物、食べ物、色や形をテーマにした絵本がぴったりですよ。
モンテッソーリ教育に基づいた絵本選びの3つのポイント
ポイント①現実の世界をそのまま描いた絵本を選ぶ
「え?ファンタジーじゃダメなの?」と驚かれるママも多いのですが、モンテッソーリ教育では0〜6歳の時期は「現実を知る」ことを最優先にしています。
なぜなら、この時期の子どもは「今いる世界がどんな場所なのか」を必死に理解しようとしているから。
動物がお洋服を着てお話しする絵本より、本物の動物の姿や暮らしを描いた絵本の方が、お子さんの「知りたい!」という気持ちに応えられるんです。
保育園でも、りんごの断面図や、水がこぼれる様子など「本当のこと」を描いた絵本に、子どもたちは目をキラキラさせて見入っています。身の回りの「当たり前」を絵本で確認することで、世界への理解が深まっていくんですね。
ポイント②シンプルで美しいデザインを選ぶ
派手な色使いやごちゃごちゃしたページより、余白のあるシンプルな絵本がおすすめです。情報量が多すぎると、1歳のお子さんは何を見ていいか分からなくなってしまいます。
実際、保育園でもシンプルな絵本の方が、子どもたちの集中力が続きます。「少ない」からこそ、じっくり観察して、想像力を膨らませることができるんですよ。
ポイント③お子さんの成長に合わせて段階的にステップアップ
絵本選びは階段を上るように、少しずつレベルアップさせていくのがコツです。
- 第1段階:絵だけの絵本
- 第2段階:絵+単語
- 第3段階:絵+短い文
- 第4段階:シンプルなストーリー
1歳前後なら、まずは「じゃあじゃあびりびり」のような音と絵だけの絵本からはじめてみるのがおすすめです。厚紙製なら、なめても破れにくくて安心ですよ。
また、手触りや音が楽しめる布絵本・しかけ絵本もおすすめです。「子どもが自分でページをめくれる」「自分で選べる」ことも大切にします。お子さんの手の届く場所に数冊並べて、自由に選ばせてあげるといいですね。

【保育士が選んだ】1歳向けモンテッソーリ知育絵本おすすめランキング6選
実際に保育園で大人気、ママたちからも「買ってよかった!」と評判の絵本を厳選しました。どれも、モンテッソーリ教育の考え方にぴったり合う、1歳のお子さんの発達を応援する絵本ばかりです。
第1位:じゃあじゃあびりびり(偕成社)

メーカー小売価格:660円(税込)
出版社:偕成社
モンテッソーリ教育の「第一段階」にぴったりの、音と絵だけのシンプルな絵本です。「じどうしゃ ぶーぶーぶー」「みず じゃあじゃあ」など、身の回りの音を楽しく表現。厚紙製で角も丸く、赤ちゃんが自分でめくっても安全です。
保育園では必ず置いている定番中の定番。14cm×14cmの小さめサイズは、1歳のお子さんの小さな手にもぴったり。お出かけにも持っていきやすいので、電車やバスでぐずった時の救世主にもなりますよ。
この絵本のすごいところは、同じ音を何度も繰り返すことで、自然に言葉への興味を引き出すこと。「じゃあじゃあ」と一緒に声を出すお子さんの姿は、本当にかわいらしいんです。
筆者の息子も大好きすぎて、何度も何度も繰り返し読んであげた思い出の本です。まだ踏切を見たことのない息子でしたが、一生懸命「カンカンカン!!」と叫んでいました(笑)
モンテッソーリ教育で大切にする「現実の音」を楽しく学べる、まさに知育絵本の入門書といえる一冊です。
第2位:おててがでたよ(福音館書店)

メーカー小売価格:990円(税込)
出版社:福音館書店
林明子さんの温かいタッチで描かれる、男の子のお着替えチャレンジ絵本です。服に埋もれながらも、がんばって着替える姿に「自分もやってみたい!」とやる気スイッチが入るお子さん続出!
保育園では、この絵本を読むとお着替えがスムーズになる「魔法の絵本」として重宝しています。「じぶんで!」が口癖になってきた1歳半頃のお子さんにぴったりです。
モンテッソーリ教育では「自立」を大切にしますが、この絵本はまさにその第一歩。失敗しても、もたついても、自分のペースでがんばる姿は、お子さんにとって最高のお手本になります。
第3位:うんちがぽとん(アリス館)

メーカー小売価格:1,100円(税込)
出版社:アリス館
トイレへの第一歩を応援する絵本です。モンテッソーリでは「トイレトレーニング」ではなく「トイレットラーニング」と呼びます。子どもが自分のペースで学ぶことを大切にする考え方です。
「まあくんみたいに、トイレでうんちしてみる?」と自然に誘えるので、無理なくトイレへの興味を育てられます。オムツからトイレへの移行期に、お子さんの心の準備を整えてくれる心強い味方です。
保育園でも、この絵本をきっかけにトイレに興味を持つお子さんが多いんです。プレッシャーを与えずに、楽しくトイレを学べるのが最大の魅力ですね。
第4位:どうぶつのおかあさん(福音館書店)

メーカー小売価格:990円(税込)
出版社:福音館書店
動物の親子がどうやって移動するか、リアルな絵で描いた図鑑のような絵本。動物たちの毛の一本一本まで丁寧に描かれた美しい絵は、まるで動物園にいるみたいです。
動物園に行く前後に読むと、実体験と絵本がつながって、お子さんの理解がぐっと深まります。「これ、どうぶつえんでみたね!」という会話も弾みますよ。
また、お母さんと赤ちゃんというのも子どもたちの心に響くポイント。動物の親子を「私とママみたい」と思うようで、動物をの親子を「これ、〇〇ちゃん」「これ、ママ」と指差しする様子がよくみられます。
モンテッソーリ教育が重視する「現実」をそのまま描いた、理想的な知育絵本です。動物への興味を育てながら、親子の絆も深められる素敵な一冊です。
第5位:サンドイッチサンドイッチ(福音館書店)

メーカー小売価格:990円(税込)
出版社:福音館書店
サンドイッチ作りの過程を、リズミカルな文章と美味しそうな絵で描いた絵本。読んだ後は「いっしょにつくろう!」と親子クッキングのきっかけに。
筆者もこの絵本を読んだ後に息子とサンドイッチ作りをしました。終始ニコニコでお手伝いしながら、初めてきゅうりをおいしい!と言ってくれたので、今でも思い出に残っています。
緑の野菜は絶対に口に入れない息子でしたが、やはり「自分で作った」という経験は、食べてみたい・おいしいという気持ちに繋がりやすいですね。
実際に絵本と同じようにサンドイッチを作ると、「絵本で見た→実際にやってみた」という体験がつながって、最高の知育活動になります。食育にもぴったりの一冊です。
第6位:くだもの(福音館書店)

メーカー小売価格:990円(税込)
出版社:福音館書店
平山和子さんが描く、本物そっくりのくだものの絵本。すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなど、みずみずしく美しいくだものたちが次々と登場します。「さあ どうぞ」の優しい言葉とともに、切り分けられたくだものが差し出される構成が素敵です。
保育園でも大人気のこの絵本。「はい、どうぞ」「いただきます」「おいしいね」と、自然にやりとり遊びが始まります。1歳のお子さんが、絵本のくだものを食べる真似をする姿は本当にかわいらしいんですよ。
モンテッソーリ教育が大切にする「現実」を、美しく温かく描いた名作です。実物のくだものを用意して、絵本と見比べながら楽しむのもおすすめですよ。「絵本と同じだね!」という発見が、お子さんの観察力を育てます。

人気のモンテッソーリ系1歳向け絵本一覧と価格(2025年11月時点)
| 絵本タイトル | 出版社 | 特徴 | メーカー小売価格(税込) |
|---|---|---|---|
| じゃあじゃあびりびり | 偕成社 | 音や色が楽しい、現実的な生活音がテーマ | 660円 |
| おててがでたよ | 福音館書店 | 日常生活・自立を促すテーマ | 990円 |
| うんちがぽとん | アリス館 | 日常生活・自立を促すテーマ | 1,100円 |
| どうぶつのおかあさん | 福音館書店 | リアルな動物・親子で楽しめる | 990円 |
| サンドイッチサンドイッチ | 福音館書店 | 日常生活・食育・親子でのクッキングのきっかけに | 990円 |
| くだもの | 福音館書店 | 本物のような美しい絵・食育・親子で楽しめる | 990円 |

モンテッソーリ教育の絵本選びで迷ったら、まずは「じゃあじゃあびりびり」から

今回ご紹介した6冊は、どれも保育士として自信を持っておすすめできる絵本ばかり。でも「どれから始めたらいいの?」と迷ったら、まずは1位の「じゃあじゃあびりびり」から始めてみてください。
シンプルで、現実の音を扱っていて、お子さんが自分でめくれる。まさにモンテッソーリ教育の理想を体現した絵本です。この1冊から始めて、お子さんの反応を見ながら、少しずつ他の絵本も増やしてみてくださいね。
そして、この絵本選びにおけるモンテッソーリの考え方は、絵本だけでなくおもちゃ選びにも活かせます。でも、発達に合った知育玩具を選ぶのは意外と難しいですよね。
そんな時におすすめなのが、おもちゃのサブスクリプションサービス「トイサブ!」。
プロが選んだ知育玩具が定期的に届くので、「今の時期に何を与えたらいいの?」という悩みから解放されますよ。
【1歳のお子さん向け】 つかむ・押す・引っ張るなど、手指を使った遊びが中心。五感を刺激するおもちゃが最適です。 → 1歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
【2歳に向けて】 言葉が増え、ごっこ遊びや見立て遊びが始まる時期。創造力を育むおもちゃがおすすめです。 → 2歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
トイサブ!なら、お子さんの成長段階に合わせて最適なおもちゃをプロが選んでお届けします。

トイサブ!で絵本もレンタル|月額250円から始められる絵本オプション

「トイサブ!っておもちゃだけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は絵本のレンタルオプションも取り扱っています。
✅トイサブ!の絵本オプションって何?
トイサブ!の絵本オプションは、月額たったの250円(税込)で、しかけ絵本がレンタルできるサービスです。
しかけ絵本とは、ページに穴が開いていたり、めくる窓があったり、引っ張ると動く仕組みがあったりと普通の絵本とは違う特別な絵本のこと。
1歳のお子さんの「さわりたい!」「動かしたい!」という好奇心をくすぐる、まさに知育にぴったりの絵本なんです。
✅なぜしかけ絵本のレンタルが嬉しいの?
実は、しかけ絵本には「買うのをためらう」理由があります…。
- 値段が高い(1冊2,000円〜3,000円することも)
- 図書館では借りにくい(破損しやすいので貸出していないことが多い)
- 子どもが気に入るか分からない(高いのに興味を示さなかったら…)
でも、トイサブ!なら月額250円で試せるから、気軽にチャレンジできますよね。
✅トイサブ!絵本オプションの使い方(超カンタン3ステップ)
【ステップ1】申し込みタイミングを確認
おもちゃの交換申請をする前日まで、または交換申請と同じ日に申し込みます。
【ステップ2】3冊の中から1冊選ぶ
お子さんの月齢に合った3冊の候補が提示されるので、その中から1冊を選びます。プロが選んでくれるから、「どれも良さそう!」と迷っちゃいますね。
【ステップ3】おもちゃと一緒に届く
選んだ絵本は、次回のおもちゃと一緒に届きます。返却もおもちゃと一緒でOK!
トイサブ!絵本オプションの安心ポイント
✅破損・汚損しても原則弁償不要!
保育士ママ目線で言うと、弁償不要なのは本当に助かるんです…!
1歳のお子さんって、まだ力の加減が思うようにいかないので、しかけで遊んでいる最中に破いてしまうことがとても多いんですよね…。
もちろん、それも大切な探索活動なんですが、高価なしかけ絵本だと親の方が破れてしまうことに敏感になってしまい、思いっきり遊ばせてあげられないということも。
トイサブ!なら、おもちゃと同じように原則弁償不要だから、お子さんに思い切り楽しんでもらえます。
✅気に入ったら買取もOK
「この絵本、すごく気に入ってる!」という時は、そのまま買い取ることも可能。レンタルで試してから購入できるので、無駄な買い物がなくなりますね。
保育士がトイサブ!絵本オプションをおすすめする理由
保育園でもしかけ絵本はもちろん大人気ですが、すぐにボロボロになってしまうのが悩みの種。でも、子どもたちの食いつきは普通の絵本の比ではないですね。
特に1歳は「自分で動かせる」ことが嬉しい時期。しかけ絵本なら、まだ物語を理解できなくても、自分で楽しめるのが最大の魅力です。
月額250円で、図書館では借りられない特別な絵本体験ができるなんて、本当にお得だと思います!
おもちゃだけでなく、絵本も一緒にレンタルして、お子さんの「できた!」「楽しい!」を増やしてあげてくださいね。

知育おもちゃのサブスクなら「トイサブ!」

絵本と合わせて知育におすすめなのが、累計5万世帯が利用している、知育玩具のサブスクリプションサービス「トイサブ!」です。
トイサブ!は、おもちゃのプロがお子さまの年齢に応じたぴったりなおもちゃを厳選してご自宅にお届けします。また、オプションで絵本のレンタルをつけることもできますのでぜひ検討してみてください。
「トイサブ!」が選ばれる理由3選!
1.知育のプロであるおもちゃプランナーがおもちゃを厳選
お子様の発達・興味関心に合わせ、最適な知育おもちゃを個別に選定してお届けします。おもちゃは2ヶ月に1回交換できる、成長に応じたおもちゃが届くことで継続的な知育できます。
2.国内外の1,800種類以上の中からおもちゃが選ばれる
取り扱っているおもちゃは「安全性」「知育性」「デザイン性」を重視しており、日本だけでなく海外の製品も多数取り揃えています。
3.レンタルなのでおもちゃが増えない
子どもの成長過程とともに、使わなくなったおもちゃは返却できるため、おもちゃが家に溜まることはありません。収納問題も解決し、お部屋もスッキリします。
【1歳のお子さん向け】 つかむ・押す・引っ張るなど、手指を使った遊びが中心。五感を刺激するおもちゃが最適です。 → 1歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
【2歳に向けて】 言葉が増え、ごっこ遊びや見立て遊びが始まる時期。創造力を育むおもちゃがおすすめです。 → 2歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
詳しくはこちら→ トイサブ!公式サイト
