「どの絵本を選んであげたらいいんだろう…」
1歳のお誕生日を迎えたお子さんに、初めての絵本をプレゼントしたいと考えているママは多いのではないでしょうか。
書店に行くと数え切れないほどの絵本が並んでいて、迷ってしまいますよね。
この記事では、保育士の視点から、1歳児に本当に「買ってよかった!」と評判のロングセラー絵本を、実際の口コミとともにランキング形式でご紹介します。
読み聞かせの効果や選び方のコツ、そして成長に合わせた絵本とおもちゃの選び方まで、子育てをもっと楽しくするヒントが満載です。
ライター名:仲村あや
保有資格:保幼稚園教諭2種免許・保育士資格
メッセージ:保育現場で多くの親子と関わってきた経験と、現在進行形の子育て体験から、パパとママがもっと子育てを楽しめるような情報をお届けします。
大変な毎日だからこそ、ちょっとした工夫やサービスの活用で心に余裕を作り、お子さんとの時間をより豊かに過ごしていただけるよう応援しています!
目次
【保育士が教える】1歳児の絵本選びで押さえるべき3つのポイント

1歳児の絵本選びには、発達段階に合わせたポイントがあります。
保育園で毎日子どもたちと絵本を楽しんでいる保育士の視点から、選び方のコツを3つご紹介しますね。
はっきりした色彩と分かりやすい絵を選ぼう
1歳児の視覚はまだ発達の途中です。赤・青・黄色などの原色を使った、コントラストのはっきりした絵本を選んであげましょう。
まる・さんかく・しかくといった単純な形や、輪郭が太線で描かれた絵は、小さなお子さんの目にも止まりやすく、集中して見てくれますよ。
保育園でも、色がはっきりしている絵本は子どもたちの食いつきが全然違うんです。「あか!」「あお!」と指をさしながら、色の名前を覚えていく姿はとっても微笑ましいですよ。
リズム感のある言葉と繰り返しが大切
「がたんごとん」「もこもこもこ」「じゃあじゃあ」といった擬音語や擬態語は、1歳児が大好きな音の響きです。耳に心地よいリズムで繰り返される言葉は、記憶に残りやすく、自然と真似をして言葉の練習にもなります。
言葉のリズムが楽しい絵本は、読んでいるママも楽しくなってきます。抑揚をつけて読んであげることで、お子さんとのコミュニケーションがより豊かになりますよ。
丈夫なボードブックがおすすめ
1歳頃は、絵本を口に入れたり、ページをめくる力加減がまだ難しい時期ですよね。保育園では、厚紙でできたボードブックを選ぶことが多いです。破れにくく丈夫で、紙で手やお顔を傷つける心配もありません。
お子さんが自分でページをめくる喜びを感じられるのも、ボードブックの魅力なんです。「自分でできた!」という達成感が、絵本への興味をさらに育んでくれますよ。

【保育士監修】買ってよかった!1歳児におすすめロングセラー絵本ランキングTOP7
実際に「買ってよかった!」という口コミが多い、1歳児に人気のロングセラー絵本をランキング形式でご紹介します。すべて実売商品で、価格はメーカー公式サイトまたはAmazonで確認した情報です(2025年11月時点)。
第1位:だるまさんシリーズ(かがくいひろし)

出版社:ブロンズ新社
メーカー小売価格価格:¥935(税込・単品)/ ¥2,805(税込・3冊セット)
「だ・る・ま・さ・ん・が」のリズムに合わせて左右に揺れるだるまさん。ページをめくると「どてっ」と転んだり、「ぷしゅー」としぼんだり、変幻自在に変化します。
シンプルながら愛嬌たっぷりの表情に、赤ちゃんもママも思わず笑顔になる、累計376万部を超える大人気シリーズです。
『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』の3冊セットは、お祝いやプレゼントにも最適。
保育園でも「読んで!」と持ってくる子が多く、何度読んでも飽きない魅力があります。体を揺らしながら一緒に楽しむことで、親子のスキンシップにもつながりますよ。
こんなお子さんにおすすめ:リズム遊びが好きな子、笑うのが大好きな子
第2位:きんぎょがにげた(五味太郎)

出版社:福音館書店
メーカー小売価格価格:¥1,100(税込)
金魚鉢から逃げ出した赤いきんぎょを、ページをめくるたびに探す絵探し絵本。
カーテンの水玉模様の中、お花の中、キャンディの瓶の中…。五味太郎さんの美しい色彩とシンプルな絵が、お子さんの観察力を育みます。1982年の初版から40年以上愛され続けるロングセラーです。
「きんぎょさん、どこ?」「ここ!!」と指さしながら親子で楽しめるのが魅力。見つけたときの「あった!」という喜びが、達成感につながります。保育園では、1歳児さんから指さしを楽しむ姿が見られますよ。
こんなお子さんにおすすめ:指さしが始まった子、探し遊びが好きな子
第3位:しましまぐるぐる(かしわらあきお)

出版社:Gakken
メーカー小売価格価格:¥1,100(税込)
赤ちゃんが注目する黒を中心に、コントラストの強い配色でデザインされたベイビーブック。赤ちゃんが生まれながらに反応する「かお」や、反応のいいとされる「しましま」柄と「ぐるぐる」柄がいっぱい。シリーズ累計310万部を突破する大人気シリーズです。
視力が未発達の赤ちゃんでも見やすいように工夫されており、0歳から楽しめます。「赤ちゃん認識絵本」部門では2016年〜2021年の6年連続、売上ランキング1位を獲得しています。
こんなお子さんにおすすめ:カラフルな色が好きな子、視覚的な刺激を好む子
第4位:いないいないばあ(松谷みよ子)

出版社:童心社
メーカー小売価格価格:¥880(税込)
1967年の刊行から半世紀以上、日本で一番売れている絵本として757万部を超えるロングセラー。「いないいない…ばあ」で、にゃあにゃやくまちゃんが笑顔を見せてくれます。赤ちゃんとのスキンシップを楽しみながら読める、まさに「人生で初めて出会う一冊」です。
保育園でも、0歳クラスから大人気。松谷みよ子さんが子育ての中で実際にわが子に語りかけていた言葉がもとになっており、温かみのある文章が魅力です。
こんなお子さんにおすすめ:いないいないばあ遊びが好きな子、動物が好きな子
第5位:じゃあじゃあびりびり(まついのりこ)

出版社:偕成社
メーカー小売価格価格:¥660(税込)
「じどうしゃ ぶーぶーぶー」「みず じゃあじゃあ」など、身の回りの音を楽しく表現。厚紙製で角も丸く、赤ちゃんが自分でめくっても安全です。
保育園では必ず置いている定番中の定番。14cm×14cmの小さめサイズは、1歳のお子さんの小さな手にもぴったり。お出かけにも持っていきやすいので、電車やバスでぐずった時の救世主にもなりますよ。
この絵本のすごいところは、同じ音を何度も繰り返すことで、自然に言葉への興味を引き出すこと。「じゃあじゃあ」と一緒に声を出すお子さんの姿は、本当にかわいらしいんです。
筆者の息子も大好きすぎて、何度も何度も繰り返し読んであげた思い出の本です。まだ踏切を見たことのない息子でしたが、一生懸命「カンカンカン!!」と叫んでいました(笑)
こんなお子さんにおすすめ:音やリズムが好きな子、言葉に興味を持ち始めた子
第6位:はらぺこあおむし(エリック・カール)

出版社: 偕成社
メーカー小売価格価格: ¥1,320(税込)
世界中で5,500万部以上売れている世界的ベストセラー。小さなあおむしが、色々な食べ物を食べながら成長し、最後は美しい蝶に変身するストーリーです。
エリック・カールの色彩は圧巻!何度見ても飽きない美しさですよ。
穴あきのしかけが特徴で、1歳の指がちょうど入る大きさになっており、「つんつん」と指を入れて遊べますよ。曜日や数字も繰り返し登場し、さりげない知育要素も豊富です。
ストーリーが少し長いので、1歳後半からがおすすめですが、読むかわりにうたをうたいながらページをめくると大盛り上がりします。保育現場では、発表会のお遊戯に使われることも多いです。
こんなお子さんにおすすめ:色彩豊かな絵が好きな子、しかけ絵本が好きな子
第7位:がたんごとんがたんごとん(安西水丸)

出版社:福音館書店
メーカー小売価格価格:¥990(税込)
「がたんごとん がたんごとん」と走る汽車に、コップやスプーン、哺乳瓶、りんご、バナナが「のせてくださーい」と乗り込んでいきます。赤ちゃんになじみのあるものばかりで、シンプルながら温かみのある絵が魅力。1987年の初版から愛されるロングセラーです。
リズム感のある言葉と繰り返しの展開が、赤ちゃんを安心させてくれます。保育園でも、0歳クラスから大人気の一冊です。
こんなお子さんにおすすめ:乗り物が好きな子、リズム遊びが好きな子

1歳児におすすめ絵本の比較表
| 絵本タイトル | 出版社 | メーカー小売価格価格(税込) | 特徴 | 推奨年齢 |
|---|---|---|---|---|
| だるまさんシリーズ | ブロンズ新社 | ¥935/冊 | リズム遊び、スキンシップ | 0歳〜 |
| きんぎょがにげた | 福音館書店 | ¥1,100 | 絵探し、指さし遊び | 1歳〜 |
| しましまぐるぐる | Gakken | ¥1,100 | 視覚刺激、配色 | 0歳〜 |
| いないいないばあ | 童心社 | ¥880 | スキンシップ、情緒 | 0歳〜 |
| じゃあじゃあびりびり | 偕成社 | ¥660 | 擬音語、言葉の練習 | 0歳〜 |
| はらぺこあおむし | 偕成社 | ¥1,320 | 数・曜日認識、食育 | 1歳〜 |
| がたんごとん | 福音館書店 | ¥990 | リズム、乗り物 | 0歳〜 |

【保育士が解説】絵本の読み聞かせで得られる5つの効果

絵本の読み聞かせは、お子さんの成長にさまざまな効果をもたらします。読み聞かせがもたらす5つの効果をご紹介しますね。
1. 語彙が増え、言語能力が発達する
絵本を通じて、お子さんはそれまで知らなかった言葉に触れることができます。ママやパパがそばにいるので、分からない言葉についてその場で質問することも可能です。
語彙や文法に関する知識が増えると、コミュニケーション能力が向上し、良好な人間関係を築く力も育まれます。
2. 想像力が豊かになる
物語の世界やキャラクターは、お子さんの想像力を育みます。文字が読めないお子さんでも、読み聞かせであれば物語を楽しみ、世界を広げることができます。
想像力が豊かになると、アイデアを生み出したり、問題を解決したりする力も身につきます。
3. 集中力が高まる
お子さんは集中できる時間が短いとされていますが、読み聞かせを通じて、ひとつのことに集中して取り組む力を養うことができます。
読み聞かせを習慣にすることで、集中力が身につき、人の話をしっかり聞く姿勢が育まれます。
4. 感情表現が豊かになる
絵本の読み聞かせは、感情の表現や「共感力」の育成にも大きな効果があります。物語の登場人物の感情や行動を通じて、お子さんは自分の気持ちを言葉にする方法を学びます。
5. 親子のコミュニケーションが深まる
絵本の読み聞かせは、ママとお子さんがコミュニケーションを取る大切な機会です。絵本を通じて、普段あまり使わない言葉や表現を用いて会話できることも大きな利点です。
保育園でも、読み聞かせの時間は子どもたちが安心して集中できる特別な時間。お膝の上で一緒に絵本を読む時間は、親子の絆を深める大切なひとときになりますよ。

よくある質問

Q1. 1歳児にはどのくらいの頻度で読み聞かせをすればいいですか?
A. 毎日少しずつでも大丈夫です。1日に1〜2冊、短い時間でも習慣化することが大切です。お子さんが「読んで!」と持ってきたタイミングで読んであげるのが一番。無理に読ませようとせず、お子さんのペースに合わせることで、絵本の時間が楽しいものになります。
保育園では、お昼寝前や活動の切り替えのタイミングで読み聞かせをしています。落ち着いた雰囲気の中で読むことで、子どもたちも集中して聞いてくれますよ。
Q2. 絵本を破いてしまうのですが、どうすればいいですか?
A. 1歳頃は、まだページをめくる力加減が難しい時期ですよね。厚紙でできたボードブックを選ぶことで、破れにくく安心です。また、絵本を大切にする姿勢を見せることで、お子さんも真似をして丁寧に扱うようになります。
破いてしまっても叱らず、「そっとめくろうね」と優しく声をかけながら、一緒にページをめくる練習をしましょう。
Q3. 同じ絵本ばかり読みたがるのですが、大丈夫ですか?
A. 全く問題ありません。お子さんは繰り返しが大好きで、同じ絵本を何度も読むことで、言葉や内容をしっかりと理解していきます。お気に入りの一冊があることは、むしろ喜ばしいことです。飽きずに読んであげましょう。
保育園でも、「これ読んで!」と同じ絵本を何度も持ってくる子は多いです。繰り返し読むことで、次のページの展開を覚えて、一緒に声に出して読む姿も見られるようになりますよ。
Q4. 1歳児が絵本に興味を示さないのですが、どうすればいいですか?
A. まずは簡単な絵本から始めましょう。2〜3ページでも興味を持ってくれればOK。お子さんがめくるのに合わせて読んだり、ママも絵本を楽しむ姿を見せることで、自然と興味を持つようになります。お子さんの手が届くところに絵本を置いておくのも効果的です。
興味を持つ内容はお子さんによって異なりますので、色々な本を読んでいく中で、お子さんが好きそうなテーマを見つけていくと良いですね。

1歳の成長に合わせたおもちゃや絵本選びをプロにおまかせ!

1歳のお子さんにぴったりな動物絵本を見つけるまでの過程は、試行錯誤の連続ですよね。
月齢に合わせて買い揃えたのに、その子が興味を示さないこともあります。図書館で試し読みをしても、家に持ち帰ると反応が違うこともありますよね。
そんな時におすすめなのが、おもちゃのサブスクリプションサービス「トイサブ!」。
プロが選んだ知育玩具が定期的に届くので、「今の時期に何を与えたらいいの?」という悩みから解放されますよ。
トイサブ!で絵本もレンタル|月額250円から始められる絵本オプション
「トイサブ!っておもちゃだけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は絵本のレンタルオプションも取り扱っています。
✅トイサブ!の絵本オプションって何?
トイサブ!の絵本オプションは、月額たったの250円(税込)で、しかけ絵本がレンタルできるサービスです。
しかけ絵本とは、ページに穴が開いていたり、めくる窓があったり、引っ張ると動く仕組みがあったりと普通の絵本とは違う特別な絵本のこと。
1歳のお子さんの「さわりたい!」「動かしたい!」という好奇心をくすぐる、まさに知育にぴったりの絵本なんです。
✅なぜしかけ絵本のレンタルが嬉しいの?
実は、しかけ絵本には「買うのをためらう」理由があります…。
- 値段が高い(1冊2,000円〜3,000円することも)
- 図書館では借りにくい(破損しやすいので貸出していないことが多い)
- 子どもが気に入るか分からない(高いのに興味を示さなかったら…)
でも、トイサブ!なら月額250円で試せるから、気軽にチャレンジできますよね。
✅トイサブ!絵本オプションの使い方(超カンタン3ステップ)
【ステップ1】申し込みタイミングを確認
おもちゃの交換申請をする前日まで、または交換申請と同じ日に申し込みます。
【ステップ2】3冊の中から1冊選ぶ
お子さんの月齢に合った3冊の候補が提示されるので、その中から1冊を選びます。プロが選んでくれるから、「どれも良さそう!」と迷っちゃいますね。
【ステップ3】おもちゃと一緒に届く
選んだ絵本は、次回のおもちゃと一緒に届きます。返却もおもちゃと一緒でOK!
トイサブ!絵本オプションの安心ポイント
✅破損・汚損しても原則弁償不要!
保育士ママ目線で言うと、弁償不要なのは本当に助かるんです…!
1歳のお子さんって、まだ力の加減が思うようにいかないので、しかけで遊んでいる最中に破いてしまうことがとても多いんですよね…。
もちろん、それも大切な探索活動なんですが、高価なしかけ絵本だと親の方が破れてしまうことに敏感になってしまい、思いっきり遊ばせてあげられないということも。
トイサブ!なら、おもちゃと同じように原則弁償不要だから、お子さんに思い切り楽しんでもらえます。
✅気に入ったら買取もOK
「この絵本、すごく気に入ってる!」という時は、そのまま買い取ることも可能。レンタルで試してから購入できるので、無駄な買い物がなくなりますね。
保育士がトイサブ!絵本オプションをおすすめする理由
保育園でもしかけ絵本はもちろん大人気ですが、すぐにボロボロになってしまうのが悩みの種。でも、子どもたちの食いつきは普通の絵本の比ではないですね。
特に1歳は「自分で動かせる」ことが嬉しい時期。しかけ絵本なら、まだ物語を理解できなくても、自分で楽しめるのが最大の魅力です。
月額250円で、図書館では借りられない特別な絵本体験ができるなんて、本当にお得だと思います!
おもちゃだけでなく、絵本も一緒にレンタルして、お子さんの「できた!」「楽しい!」を増やしてあげてくださいね。

知育おもちゃのサブスクなら「トイサブ!」

絵本と合わせて知育におすすめなのが、累計5万世帯が利用している、知育玩具のサブスクリプションサービス「トイサブ!」です。
トイサブ!は、おもちゃのプロがお子さまの年齢に応じたぴったりなおもちゃを厳選してご自宅にお届けします。また、オプションで絵本のレンタルをつけることもできますのでぜひ検討してみてください。
「トイサブ!」が選ばれる理由3選!
1.知育のプロであるおもちゃプランナーがおもちゃを厳選
お子様の発達・興味関心に合わせ、最適な知育おもちゃを個別に選定してお届けします。おもちゃは2ヶ月に1回交換できる、成長に応じたおもちゃが届くことで継続的な知育できます。
2.国内外の1,800種類以上の中からおもちゃが選ばれる
取り扱っているおもちゃは「安全性」「知育性」「デザイン性」を重視しており、日本だけでなく海外の製品も多数取り揃えています。
3.レンタルなのでおもちゃが増えない
子どもの成長過程とともに、使わなくなったおもちゃは返却できるため、おもちゃが家に溜まることはありません。収納問題も解決し、お部屋もスッキリします。
詳しくはこちら→ トイサブ!公式サイト
。
