「小学校でプログラミング教育が必修化されたって聞いたけど、3歳から始めるのは早すぎるのかな?」「プログラミングって難しそうだけど、うちの子にもできるの?」「パソコンやタブレットを使わせるのはまだ心配…」そんな悩みを抱えているママ・パパは多いのではないでしょうか。
実は、3歳から楽しく始められるプログラミング知育玩具がたくさんあります。パソコンやタブレットを使わずに、ボタンを押したりカードを並べたりするだけで、遊びながら自然と論理的思考が身につきますよ。
この記事では、3歳から始められるプログラミング知育玩具・ロボットおもちゃについて、保育士監修のもと、選び方からおすすめ商品まで詳しくご紹介します。実際の価格情報や、現場で子どもたちを見てきた保育士の視点も交えながら、ママ・パパが安心して選べる情報をお届けします。
ライター名:仲村あや
保有資格:幼稚園教諭2種免許・保育士資格
メッセージ:保育現場で多くの親子と関わってきた経験と、現在進行形の子育て体験から、パパとママがもっと子育てを楽しめるような情報をお届けします。
大変な毎日だからこそ、ちょっとした工夫やサービスの活用で心に余裕を作り、お子さんとの時間をより豊かに過ごしていただけるよう応援しています!
3歳からプログラミングを始める意義とは

プログラミング的思考が育つ大切な時期
3歳という年齢は、言葉の理解が進み、自分で考えて行動することが増えてくる大切な時期です。この時期に「プログラミング的思考」の基礎を育むことは、将来どんな道に進んでも役立つ力を身につけることにつながります。
プログラミング的思考とは、パソコンでコードを書くことではありません。物事を順序立てて考える力、問題を小さく分けて解決する力、試行錯誤しながら答えを見つける力のことを指します。保育園でも、子どもたちが「次はどうしよう?」「こうしたらうまくいくかな?」と自分で考えながら遊ぶ姿をよく見かけます。
3歳児は、まだ文字が読めなくても、絵や色、形を見て理解する力が育っています。だからこそ、視覚的にわかりやすいプログラミング知育玩具が効果的です。ボタンを押したり、カードを並べたりするだけで、「順番に考える」という体験ができますよ。
2020年からの小学校必修化に向けて
2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されました。でも実際には、まだ学校現場での指導体制が整っていないのが現状です。そのため、おうちで楽しくプログラミングに触れておくことで、お子さんが小学校での学習にスムーズに入っていけるんです。
3歳から遊べるプログラミングおもちゃは、パソコンやタブレットを使いません。ボタンを押したりカードを並べたりするだけで操作できるので、文字が読めなくても、直感的に理解できる工夫がいっぱいです。小さなお子さんでも安心して遊べますよ。
STEM教育の観点から見た効果
プログラミング知育玩具は、STEM教育(Science・Technology・Engineering・Mathematics)の観点からも注目されています。ロボットを動かすことで、科学的な考え方や問題解決の力が育ち、さらに創造力や空間を認識する力も高まります。
保育士として日々子どもたちを見ていて感じるのは、プログラミングの要素があるおもちゃが好きな子は、失敗を恐れずに何度もチャレンジする姿勢が身についていると感じます。「うまくいかなかった」を「次はこうしてみよう」に変える力は、これからの時代を生きる子どもたちにとって、本当に大切なスキルですね。
3歳の時期は「できた!」という達成感が自信につながる大切な時期です。最初は簡単な課題から始めて、少しずつステップアップしていくことで、お子さんの「自分でできる」という気持ちを育てていきましょう。

3歳向けプログラミング知育玩具の選び方

操作が簡単でパソコン不要のものを選ぶ
3歳児向けのプログラミングおもちゃを選ぶとき、何より大切なのは操作の簡単さです。パソコンやタブレットを使わずに、ロボット本体のボタンを押したり、命令カードをかざしたりするだけで遊べるものがおすすめです。
具体的には、「前に進む」「右に曲がる」「左に曲がる」といった矢印のボタンや、絵が描かれたカードを使って命令を入力するタイプが3歳児には最適です。文字が読めなくても、見ただけでわかる設計になっているので、お子さん一人でも遊びやすいんです。
保育園でも、こうしたシンプルな操作のおもちゃは子どもたちに大人気です。ボタンを押すだけでロボットが動く様子に、目をキラキラさせながら夢中になっている姿をよく見かけます。
音や光で反応があるものが興味を引く
3歳の子どもにとって、音や光といった感覚的な反応はとても大切です。命令を入力したときに「ピッ」と音が鳴ったり、正しくゴールに着いたときに「やったね!」と声が聞こえたりすると、お子さんのやる気がグンと高まります。
「成功したらほめてくれる」「楽しい音が聞こえる」という体験は、お子さんの「もう一回やりたい!」という気持ちにつながります。これが学びへの意欲を育てる第一歩です。
成長に合わせて長く遊べる工夫があるか
3歳から遊び始めても、すぐに飽きてしまうのではもったいないですよね。難易度を調整できる機能や、問題集が充実している商品を選ぶと、お子さんの成長に合わせて長く楽しめます。
保育士として大切にしているのは、子どもの「できた!」という達成感です。最初は簡単な課題から始めて、少しずつ難しくしていくことで、自然に自信をつけながら学んでいけますよ。
【3歳のお子さん向け】
言葉が増え、ごっこ遊びや見立て遊びが始まる時期。創造力と論理的思考を育むプログラミング知育玩具がおすすめです。
→3歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
【4歳に向けて】
手先が器用になってくる4歳では、もう少し複雑な組み立てやパズルにも挑戦できるようになります。集中力と創造性を伸ばすおもちゃで、さらなる成長をサポートしましょう。
→ 4歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら

3歳から楽しめるプログラミング知育玩具・ロボットおすすめ6選
1.カードでピピッと はじめてのプログラミングカー(学研ステイフル)

メーカー: 株式会社学研ステイフル
メーカー希望小売価格: ¥6,578(税込)
2018年日本おもちゃ大賞エデュケーショナル・トイ部門で大賞を受賞した、3歳から遊べるプログラミングカーです。パソコンもスマホも一切不要で、命令タグをカードリーダーにかざすだけの簡単操作が魅力です。付属の冒険マップの上で、スタートからゴールまでのルートを考え、「前進」「後退」「右折」「左折」などの命令カードを順番にかざしていきます。
車体はスケルトンで未来的なデザインになっていて、男の子だけでなく女の子にも人気です。命令を実行するとヘッドライトが光ったり、クラクション音が鳴ったりと、本物の車みたいな演出も楽しめます。さらに、「ループ機能」や「動きを半分にする機能」も付いていて、もっと高度なプログラミングにも挑戦できます。公式サイトからは新しいマップや問題をダウンロードできるので、長く遊べる工夫がいっぱいです。
こんなお子さんにおすすめ
車や乗り物が好きなお子さん、ストーリーを作りながら遊ぶのが好きなお子さん、初めてプログラミングに触れるお子さんに最適です。
2.プログラミング ビー(BRIO)

メーカー: BRIO AB(スウェーデン)
メーカー希望小売価格: ¥5,500(税込)
かわいいハチ型ロボットの背中にある矢印ボタンを押すだけで、プログラミングできる知育玩具です。対象年齢は2歳以上と、今回ご紹介する中でも最も早い年齢から遊べるのが特徴です。操作はとてもシンプルで、「前進」「右折」「左折」の3つのボタンを最大3個まで押すことで、27種類の動きのパターンをプログラムできます。
ボタンを押すと音楽が流れて、プログラムが自動で実行されるので、小さなお子さんでも達成感を味わいやすい設計です。前進×3で約2.6m進むので、ある程度の広いスペースが必要です。
トイサブでもレンタルできる商品として人気があり、「動くときに流れる歌が楽しくて、子どもがハマった」という声も多く寄せられています。保育園でも、このシンプルな操作性が子どもたちの「自分でできた!」という自信につながっています。
こんなお子さんにおすすめ
初めてのプログラミングおもちゃを探している方、シンプルな操作で遊びたいお子さん、かわいいキャラクターが好きなお子さんに最適です。
3.テイルボット プロセット(くもん出版)

メーカー: くもん出版
メーカー希望小売価格: ¥19,800(税込)
ロボット(テイルボット)のボタンを押すだけで、いろいろな動きをさせることができるプログラミングおもちゃです。パソコンやタブレット、アプリのダウンロードも必要なく、3歳でも楽しく遊べる設計です。音声ガイド機能があり、テイルボットが「おしゃべり」をしながら遊びをガイドしてくれます。途中で間違えても、テイルボットが音声でサポートしてくれるので、お子さん一人でも安心して遊べます。
付属の10種類のマップは難易度が分かれていて、数字、形、色、音楽など、さまざまな遊びが楽しめます。さらに、ブランクマップ(2種)と付属のシールを使えば、オリジナルのマップを作ることもでき、お話作りも楽しめます。テイルボットにペンを持たせて線が引ける組み換えパーツや、デコレーションできるお面なども付いていて、遊び方の幅が広いのが魅力です。
「BabyTech® Awards 2022」子どもの学びと遊び部門で優秀賞を受賞していて、「対象年齢にとって親しみやすく、使いやすく、シンプルでよい」と評価されています。
こんなお子さんにおすすめ
充実した内容でじっくり遊びたいお子さん、音声ガイドでサポートが欲しいお子さん、創作活動が好きなお子さんに最適です。
4.WhalesBot A1 プログラミングロボット キット

メーカー: WhalesBot
メーカー希望小売価格: ¥9,000(税込)
大きなブロックでロボットを作って、磁石式の命令ブロックをくっつけてロボットをプログラミングするおもちゃです。パソコンやタブレットは一切不要で、3歳から遊べる設計になっています。ブロックは大きく、角が丸いので、小さなお子さんでも安全に遊べます。
命令ブロックは「モーター」「ブザー」「ボタン」の3種類で、これらを磁石で簡単につなげてプログラムを作ります。力の弱い小さなお子さんでも簡単に取り外しできるのが良い点です。付属のストーリーブック(8問)と作例集(8例)があり、写真が大きく説明されているので、小さなお子さんでもわかりやすいです。
充電はUSB-TypeCケーブル(付属)を使って、一般的なスマホの充電器で充電できます。
こんなお子さんにおすすめ
ブロック遊びが好きなお子さん、ロボット作りに興味があるお子さん、磁石を使った遊びが好きなお子さんに最適です。
5.NEWくみくみスロープ(くもん出版)

メーカー: くもん出版
メーカー希望小売価格: ¥5,500(税込)
赤と緑のゴールにボールが入るようにコースを組み立てるからくり装置タイプのおもちゃです。色々な形をしたパーツを組み合わせることで、ボールが転がるコースを作ります。どのように組み立てたらゴールにたどり着くか考えながらコースを作ることで、プログラミング的思考力を養います。
説明書には作例が載っているので、それを真似するだけでも楽しめますよ。パーツをはめるのに多少は力が必要ですが、大人がサポートしながら一緒に遊ぶことで、親子のコミュニケーションも深まります。
保育園でも、ボール転がし系のおもちゃは子どもたちに大人気です。「もう一回やりたい!」と何度もチャレンジする姿は、まさに試行錯誤の繰り返しですね。
こんなお子さんにおすすめ
ボールを転がす遊びが好きなお子さん、からくり装置に興味があるお子さん、空間認識能力を育てたいお子さんに最適です。
育脳タワー

メーカー: GENI(ジェニ)
メーカー希望小売価格: ¥3,630(税込)
タワーにぴったりおさまるよう、カラフルなブロックを積み上げる立体パズルです。幼児教室と共同開発された「知の贈り物シリーズ」の一つで、問題は74問、レベルは初級・中級・上級の3段階に分かれています。テキストブックのヒントをもとに、どの順番でどのブロックを積めばタワーが完成するかを考えます。
上級レベルは大人でも頭を抱えるほど難易度が高く、夢中で遊ぶうちに脳が活性化されます。図形の認識力・思考力を育み、立方体が完成したときの満足感が繰り返し遊ぶ意欲を引き出し、忍耐力と集中力を養います。ヨーロッパ安全基準CEに合格した木製おもちゃで、安全な素材・染料を使用しているので安心です。
保育園でも、こうした立体パズルは子どもたちの空間認識能力を育てるのに効果的です。「できた!」という達成感が次へのチャレンジ意欲につながり、プログラミング的思考の基礎となる「順序立てて考える力」が自然と身につきますよ。
こんなお子さんにおすすめ
パズルが好きなお子さん、じっくり考えるのが好きなお子さん、立体図形に興味があるお子さん、親子で一緒に楽しみたいご家庭に最適です。

3歳向けプログラミング知育玩具 比較表
| 商品名 | メーカー | メーカー希望小売価格(税込) | 対象年齢 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| カードでピピッと はじめてのプログラミングカー | 学研ステイフル | ¥6,578 | 3歳以上 | 命令カード、冒険マップ付き、日本おもちゃ大賞受賞 |
| プログラミング ビー | BRIO | ¥5,500 | 2歳以上 | ハチ型、ボタン操作、27パターンの動き |
| テイルボット プロセット | くもん出版 | ¥19,800 | 3歳以上 | 音声ガイド、10種類のマップ、充実内容 |
| WhalesBot A1 | WhalesBot | ¥9,000 | 3歳以上 | 磁石式命令ブロック、ロボット作り、バッテリー内蔵 |
| NEWくみくみスロープ | くもん出版 | ¥5,500 | 3歳以上 | ボール転がし、作例付き、空間認識力向上 |
| 育脳タワー | GENI(ジェニ) | ¥3,630 | 3歳以上 | 立体パズル、74問、3段階レベル、親子で楽しめる |

よくある質問(FAQ)

Q1. 3歳からプログラミング教育は早すぎませんか?
3歳からのプログラミング教育は決して早すぎることはありません。この時期に育むべきは、パソコンでコードを書く技術ではなく、「物事を順序立てて考える力」「試行錯誤する力」「問題を小さく分けて解決する力」といったプログラミング的思考です。
3歳児向けのプログラミングおもちゃは、ボタンを押したりカードをかざしたりするだけの簡単な操作で、遊びながら自然とこうした思考力が身につく設計になっています。
保育園でも、子どもたちが「次はこうしてみよう」と自分で考えながら遊ぶ姿をよく見かけます。むしろこの時期に遊びを通じて論理的思考の基礎を作っておくことで、将来の学習がスムーズになります。
Q2. パソコンやタブレットは必要ですか?
今回ご紹介した6つの商品は、すべてパソコンやタブレット不要で遊べます。3歳という年齢を考えると、まずは画面を見ずに、実際に手を動かして遊べるアンプラグドプログラミングの方が適しています。
学研のプログラミングカーは命令タグをかざすだけ、BRIOのプログラミングビーはボタンを押すだけ、WhalesBot A1は磁石式の命令ブロックをつなげるだけと、どれも直感的に遊べる工夫がされています。電池を入れればすぐに遊べるので、準備も簡単です。
Q3. どのくらいの期間遊べますか?飽きませんか?
商品によって違いますが、多くのプログラミング知育玩具は3歳から小学校低学年まで長く遊べる設計になっています。
たとえば、学研のプログラミングカーは公式サイトから新しいマップや問題をダウンロードできるので、遊びを広げることができます。くもんのテイルボットプロセットは10種類のマップがあり、難易度が段階的に上がっていくので、成長に合わせて長く楽しめます。
保育士として感じるのは、子どもは同じおもちゃでも、自分で新しいルールを作ったり、オリジナルのストーリーを考えたりして遊ぶ創造力があるということです。大人が「もう飽きたかな?」と思っても、子どもは新しい遊び方を見つけて楽しんでいることが多いですよ。
Q4. 保管場所や片付けは大変ですか?
プログラミング知育玩具は、パーツが多いものもありますが、多くの商品には収納袋やケースが付いています。
保育園では、片付けも遊びの一部として楽しむ工夫をしています。たとえば「どの命令カードが一番好きだった?」と声をかけながら一緒に片付けると、お子さんも楽しく整理整頓の習慣が身につきます。大きめの収納ボックスを用意して、お子さんが自分で出し入れできる高さに置いておくと、自主性も育ちますよ。

トイサブ!で成長に合わせたおもちゃ選びを

ここまで3歳から始められるプログラミング知育玩具・ロボットおもちゃをご紹介してきましたが、「どれを選べばいいか迷う」「買っても飽きてしまったらもったいない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、プログラミング知育玩具は5,000円から20,000円程度と幅があり、購入するにはそれなりの決断が必要ですよね。さらに、お子さんの成長は早く、今は興味を持っていても数ヶ月後には違うものに興味が移ることもよくあります。
トイサブ!は、0歳3ヶ月から満6歳までのお子さまを対象に、1,800種類以上の世界中から集められた知育おもちゃの中から、プロのおもちゃプランナーが発達段階や興味関心に合わせて完全個別にプランニングしてくれるサービスです。
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- 2ヶ月ごとに交換可能で、成長段階にぴったり対応:成長に合わせて定期的に新しいおもちゃが届くので、常に最適な知育玩具で遊べます。
- 総額17,000円相当のおもちゃが月額3,980円(税込):購入するよりもお得に、さまざまな種類のおもちゃで遊べます。
- 返却・交換手続きはカンタン:おもちゃの収納や処分に困ることもありません。
- 保護者の時間・手間が大幅削減:おもちゃ選びや買い物の手間が省けます。
保育士として感じるのは、月齢に合ったおもちゃで遊ぶことの大切さ。保育園では、子どもたちの発達段階に応じておもちゃを選び、定期的に入れ替えることで、常に子どもたちの興味を引き、成長を促すようにしています。
「毎月このおもちゃで遊びながら、子どもの成長を感じられる」という体験は、子育ての充実感を大きく変えてくれますよ。
初月特典として、通常料金3,980円のところ、初月900円(税込・77%OFF)で試してみることができます。ぜひ、お子さんの成長段階に最適なおもちゃ体験をスタートさせてみてくださいね。
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