4歳になると「今、何時?」「あと何分で行くの?」と、時計を指差しながら聞いてくることが増えてきますよね。お子さんの時間への興味が芽生え始めたこの時期こそ、時計の読み方を教えてあげる絶好のチャンスです。
この記事では、保育士の視点から4歳のお子さんにぴったりの時計知育玩具を厳選してご紹介します。選び方のポイント、楽しく学べる教え方のコツ、さらに実際におすすめの商品まで、時計学習に必要な情報をすべてまとめました。
時計が読めるようになると、お子さんは時間を意識して行動できるようになり、生活リズムも自然と整いやすくなります。小学校入学前の準備としても、とても役立ちますよ。ぜひこの記事を参考に、お子さんにぴったりの時計知育玩具を見つけてくださいね。
ライター名:仲村あや
保有資格:幼稚園教諭2種免許・保育士資格
メッセージ:保育現場で多くの親子と関わってきた経験と、現在進行形の子育て体験から、パパとママがもっと子育てを楽しめるような情報をお届けします。
大変な毎日だからこそ、ちょっとした工夫やサービスの活用で心に余裕を作り、お子さんとの時間をより豊かに過ごしていただけるよう応援しています!
目次
4歳から始める時計学習|なぜこの時期が大切なのか

4歳は、時計の概念をしっかり理解できるようになる大切な時期です。この年齢になると、数字を10くらいまで読めるようになり、時間の流れに対する認識も少しずつ育ち始めます。
保育士として多くのお子さんを見てきましたが、4歳前後から時計への興味を示す子が本当に多いんですよ。
時計が読めるとこんなメリットがある
時計の読み方を身につけると、お子さんの毎日に嬉しい変化が訪れます。
まず、時間を意識した行動ができるようになります。「8時になったら保育園に行く」「3時はおやつの時間」といった生活リズムが自然と身につき、朝の準備もスムーズになることが多いんです。保育園でも、時計を見ながら次の活動を意識できるお子さんは、切り替えが上手で落ち着いて行動できる傾向があります。
また、小学校に入学すると時間割に沿って行動することが求められるので、幼児期から時計に親しんでおくことは大きなアドバンテージになります。「あと5分で次の授業だ」と自分で判断できるようになると、学校生活への適応もスムーズですよ。
4歳が時計学習にぴったりな理由
4歳前後になると、数字への興味がぐっと高まる子が多く、10くらいまでの数字を認識できるようになります。さらに、時間の経過を感覚的に理解し始める時期でもあります。
小学1年生や2年生の算数で時計の読み方を学習しますが、入学前に基礎を身につけておくと、授業の理解がとてもスムーズになります。保育士として実感するのは、幼児期から時計に親しんでいるお子さんは、小学校生活への適応が早く、自分で考えて行動する力も育ちやすいということです。
この時期を逃さず、楽しく時計に触れる機会を作ってあげましょう。

時計知育玩具の選び方|保育士が教える5つのポイント

時計知育玩具を選ぶとき、「どれを選んだらいいの?」と迷ってしまいますよね。お子さんが楽しく学べて、長く使える商品を見つけるために、保育士の視点から5つの大切なポイントをお伝えします。
ポイント1:タイプで選ぶ
時計知育玩具には、主に「壁掛けタイプ」「置き時計タイプ」「学習時計タイプ」の3種類があります。お子さんの生活スタイルや学習目的に合わせて選びましょう。
壁掛けタイプ
リビングや子ども部屋に設置することで、毎日の生活の中で自然と時計を見る習慣がつきます。「もう6時だから夕飯の準備をしようか」「8時になったらお風呂に入ろうね」といった声かけをすることで、時間と生活行動を結びつけることができます。
保育園でも、子どもたちが自分で時計を見て次の活動を意識できるよう、壁掛け時計を子どもの目線の高さに設置しています。壁掛けタイプを選ぶときは、文字盤が大きくて、少し離れた場所からでも見やすいものを選ぶのがポイントですよ。
置き時計タイプ
お子さんの机やベッドサイドに置けるコンパクトなタイプです。目覚まし機能がついているものも多く、「自分で起きる練習」にも活用できます。
置き時計タイプは、手元で時計を見ながら学習できるので、親子で一緒に時計の読み方を勉強するときにもとても便利です。
学習時計タイプ
針を自分で動かして学べるタイプで、時計の読み方を本格的に勉強したいときに最適です。針が勝手に進まないので、お子さんのペースでじっくり学習できます。
小学校入学前の準備として、また、時計の問題を解くときの補助教材としても活躍します。
ポイント2:長針と短針の色分け
時計を読む上で一番難しいのが、長針と短針の区別です。4歳のお子さんにとって、「短い針が時間」「長い針が分」という概念を理解するのは簡単ではありません。
長針と短針が異なる色で表示されている時計なら、「赤い針が指している数字が分」「青い針が指している数字が時間」といったように、色で区別できるので理解がとてもスムーズになります。
保育士として時計の読み方を教えるとき、色分けされた時計は圧倒的に教えやすく、子どもたちの理解も驚くほど早いと実感しています。
ポイント3:分数表示の見やすさ
時計の読み方で最も難しいのが「分」の読み方です。5分刻み、1分刻みの目盛りがはっきり表示されている時計を選ぶと、お子さんの理解が深まります。
特に、「5、10、15、20…」といった5分刻みの数字が大きく表示されているものは、初めて時計を学ぶお子さんに最適です。
1分刻みの細かい目盛りまで表示されている時計は、時計の読み方に慣れてきたお子さんや、より正確に時間を読む練習をしたいお子さん向けです。
ポイント4:24時間表記の有無
午後の時間を「13時、14時…」と表現する24時間表記に対応した時計もあります。デジタル時計で時間を確認する機会が増えている今の時代では、24時間表記も理解できると便利です。
ただし、初めて時計を学ぶお子さんには情報量が多すぎる場合もあるので、お子さんの理解度に合わせて選びましょう。まずは12時間表記でしっかり基礎を固めてから、24時間表記に進むのもおすすめです。
ポイント5:デザインとインテリア性
リビングに設置する場合は、インテリアになじむシンプルなデザインを選ぶのもおすすめです。ママ・パパが毎日見るものだからこそ、お部屋の雰囲気に合ったものを選びたいですよね。
一方で、お子さんの興味を引くカラフルなデザインは、時計への関心を高める効果があります。お子さんが「この時計で勉強したい!」と思えるデザインを選ぶことも大切です。
木製のナチュラルなデザインは、温かみがあり、プレゼントにも喜ばれますよ。
【4歳のお子さん向け】
手先が器用になり、複雑な組み立てやパズルに挑戦できる時期。集中力と創造性を伸ばすおもちゃがおすすめです。

4歳におすすめの時計知育玩具ランキングTOP5
保育士の視点から厳選した、4歳のお子さんにおすすめの時計知育玩具をご紹介します。
1位:PLANTOYS アクティビティクロック

メーカー:PLANTOYS(プラントイ)
メーカー希望小売価格: 5,280円(税込)
PLANTOYS(プラントイ)のアクティビティクロックは、タイの老舗木製玩具メーカーが手がける、遊びながら時計を学べる知育玩具です。
最大の特徴は、一日の活動が描かれた「アクティビティーカード」が付いていること。ご飯を食べる、お風呂に入る、寝るなどのイラストカードを時計にセットして、針を合わせることで、「この時間には何をする」という時間と行動の結びつきを視覚的に理解できます。
長針と短針が連動して動く本格的な仕組みで、本物の時計と同じように長針を動かすと短針も一緒に回ります。これにより、時計の仕組みを正確に学べます。
化学物質を含まない安全な塗料を使用し、ゴムの木を使った温かみのあるデザインは、インテリアとしても美しく、保育園や幼稚園でも活用されています。真っ白なカードもあるので、オリジナルの活動を書き込むこともでき、お子さんの生活スタイルに合わせてカスタマイズできますよ。
こんなお子さんにおすすめ
- 時間と生活行動を結びつけて学びたいお子さん
- 視覚的な情報が理解しやすいお子さん
- 木製の温かみのあるおもちゃが好きなお子さん
2位:セイコークロック 知育掛時計 KX617W

メーカー:セイコークロック株式会社
メーカー希望小売価格: 4,950円(税込)
セイコークロックの知育掛時計KX617Wは、日本の時計メーカーとして信頼性の高いセイコーが手がける壁掛けタイプの知育時計です。
最大の特徴は、短針が青色、長針が赤色と色分けされており、さらに文字盤も針の色と連動して色分けされている点です。短針(青)が指す内側の青い数字が「時間」、長針(赤)が指す外側の赤い数字が「分」となっており、色を合わせて数字を読むだけで時刻がわかる仕組みになっています。
直径25.4cmの大きな文字盤で、離れた場所からでも見やすく、リビングや子ども部屋に最適です。1分刻みの目盛りが表示されているため、細かい時間まで正確に読む練習ができます。
カラフルなデザインながら、シンプルで見やすい文字盤は、初めて時計を学ぶお子さんにぴったりです。
こんなお子さんにおすすめ
- リビングで日常的に時計を見る習慣をつけたいお子さん
- 色分けで直感的に時計を読みたいお子さん
- 信頼性の高いメーカーの時計を求める保護者の方
3位:くもん出版 NEWくるくるレッスン

メーカー:くもん出版
メーカー希望小売価格: ¥1,980程度(税込)
くもん出版のNEWくるくるレッスンは、学習教材のノウハウを活かした学習時計タイプの知育玩具です。
針を自分で回して時計の読み方を練習する「時計のおもちゃ」で、針と同じ色の数字を読むだけで正しい時刻がわかります。針と連動する「デジタル表示」がついており、正しい時刻を確認できます。
文字盤の一部を隠して練習できる「ステップアップカバー」が付属しており、オリジナル文字盤で読めるようになったら、通常の時計に近い文字盤で練習できます。
本体は、子どもの机や棚に置きやすいコンパクトなサイズです。価格も手頃で、初めての時計知育玩具として多くのご家庭で選ばれている人気商品です。
こんなお子さんにおすすめ
- 自分で針を動かしながら学びたいお子さん
- デジタル表示で答え合わせをしながら楽しく学習したいお子さん
- 段階的にステップアップしながら学びたいお子さん
- コストパフォーマンスを重視する保護者の方
4位:Hape(ハペ)時計パズル E1622A

メーカー:Hape
メーカー希望小売価格 :2,750円(税込)
世界60か国以上で愛されるドイツの知育玩具ブランドHape(ハペ)の時計パズルは、かわいい虫のイラストが特徴的な木製の知育玩具です。
数字の描かれたカラフルなピースを正しい位置にはめることで、虫さんたちの体が完成する仕組みになっており、パズル遊びと時計学習を同時に楽しめます。
時計に興味を持つ前は型はめパズルとして、時計の読み方を学ぶ段階になったら時計学習のツールとして、成長に合わせて長く使えます。木の温かみのある触り心地と、優しいデザインがお子さんの感性を刺激します。
こんなお子さんにおすすめ
- パズル遊びが好きなお子さん
- 木製のおもちゃが好きなお子さん
- かわいいデザインに興味を持ちやすいお子さん
5位:MAG(マグ)知育時計 よーめる

メーカー:ノア精密株式会社
メーカー希望小売価格: ¥4,400程度(税込)
ノア精密のMAG知育時計「よーめる」は、シンプルなデザインと見やすさを両立した壁掛けタイプの知育時計です。
短針が赤色、長針が青色と色分けされており、1分刻みの目盛りが表示されているため、細かい時間まで正確に読む練習ができます。
カラフルすぎないシンプルな配色は、リビングのインテリアにもなじみやすく、保護者の方からも高い評価を得ています。大きな数字と見やすい文字盤は、幼稚園・保育園のお子さんから小学校低学年まで長く使えます。
製品には「時計の読み方・教え方 おうちのかたへのアドバイス」というシートが同梱されており、保護者の方が時計の教え方に迷ったときに参考にできます。ノア精密のパパママスタッフが実体験に基づいて作成したアドバイスで、つまずきやすいポイントなども掲載されているので安心ですよ。
こんなお子さんにおすすめ
- シンプルで見やすい時計を求めるお子さん
- リビングのインテリアになじむデザインを重視する保護者の方
- 教え方のサポートが欲しい保護者の方
【5歳のお子さん向け】
文字や数字への興味が高まり、論理的思考が発達。学びにつながる知育玩具が効果的です。→ 5歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら

時計知育玩具の比較表|一目でわかる特徴と価格
ご紹介した5つの時計知育玩具を比較表にまとめました。お子さんの学習スタイルや生活環境に合わせて、最適なものを選んでくださいね。
| 商品名 | メーカー | タイプ | 価格(税込) | 長針・短針の色分け | 分表示 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アクティビティクロック | PLANTOYS | 学習時計 | ¥5,280 | あり | 1分刻み | アクティビティカード付き、長針と短針が連動、木製 |
| 知育掛時計 KX617W | セイコークロック | 壁掛け時計 | ¥4,950 | あり(短針:青、長針:赤) | 1分刻み | 色分けされた文字盤、直径25.4cm |
| NEWくるくるレッスン | くもん出版 | 学習時計 | ¥1,980 | あり | 1分刻み | デジタル表示連動、ステップアップカバー付属 |
| 時計パズル E1622A | Hape | 学習時計 | ¥2,750 | あり | 1分刻み | パズル遊びと時計学習を両立、木製 |
| 知育時計 よーめる | MAG(ノア精密) | 壁掛け時計 | ¥4,400 | あり(短針:赤、長針:青) | 1分刻み | シンプルデザイン、教え方アドバイスシート付き |

よくある質問|時計学習の悩みを解決

時計の読み方を教えるとき、多くの保護者の方が同じような悩みを抱えています。保育士としてよくいただく質問と、その答えをまとめました。
Q1:時計の読み方を教える順番は?
時計の読み方を教えるときは、段階的に進めることが大切です。
まず、短針だけに注目して「○時ちょうど」を教えます。「短い針が3にあるから3時だよ」というように、短針と時間を結びつけます。
次に、長針が12にあるときの「ちょうど」の時間と、長針が6にあるときの「30分」を教えます。その後、5分刻みで60分まで教え、最後に1分単位まで細分化していきます。
保育園では、子どもたちの理解度を見ながら、焦らずに一つずつステップを進めることを大切にしています。クイズ形式で「今何時かな?」と問いかけると、子どもたちも楽しみながら学べますよ。
Q2:4歳でまだ時計が読めないのは遅い?
まったく遅くありませんので、安心してください。時計の読み方を理解できる時期には個人差があります。4歳はまだ時計学習の入り口に立ったばかりの時期です。
小学1年生や2年生で時計の読み方を学習するため、入学前に必ず習得する必要はありません。お子さんが数字に興味を持ち、時間の流れを感覚的に理解し始めたタイミングで、楽しく学べる環境を整えてあげることが大切です。
焦らずに、お子さんのペースに合わせて進めましょう。保育士として実感するのは、無理に教え込もうとするよりも、日常生活の中で自然に時計に触れる機会を増やすことが、最も効果的だということです。
Q3:デジタル時計とアナログ時計、どちらを先に教えるべき?
時計の読み方を学ぶときは、アナログ時計から始めることをおすすめします。
アナログ時計は針の動きで時間の経過を視覚的に理解でき、時間の概念を学ぶのに適しています。デジタル時計は数字を読むだけなので簡単に見えますが、時間の流れや長さを感覚的に理解するには、アナログ時計の方が優れています。
アナログ時計が読めるようになってから、デジタル時計の見方を教えると、スムーズに理解できます。現代の子どもたちは、スマートフォンやテレビなどでデジタル時計を見る機会が多いため、意識的にアナログ時計に触れる環境を作ることが大切ですよ。
Q4:時計の読み方を楽しく教えるコツは?
時計の読み方を楽しく教えるには、毎日の生活と結びつけることが最も効果的です。
「おやつは3時だよ」「お風呂は7時ね」といったように、お子さんが好きな活動と時間を結びつけると、自然と時計に興味を持ちます。
ゲームやクイズ形式で「今何時かな?」と問いかけたり、「長い針が6になったらおもちゃを片付けようね」と声をかけたりすることで、時計を見る習慣がつきます。
保育園では、時計が読めたときにたくさん褒めることを大切にしています。間違えても叱らず、「もう少しだったね!」「次は読めるよ!」とポジティブな言葉で励ますと、お子さんが自信を持って学習できますよ。
PLANTOYSのアクティビティクロックのように、アクティビティカードを使って遊びながら学べる時計知育玩具も、楽しく学ぶのに最適です。

トイサブ!で成長に合わせたおもちゃ選びを

このように「成長に合わせた時計知育玩具選び」は、お子さんの学びを支える大切なステップですが、実は思った以上に時間も手間もかかりますよね。
4歳という時期は時計だけでなく、パズル、ブロック、ごっこ遊びなど、さまざまな知育玩具に触れることで、多面的に能力を伸ばせる大切な時期でもあります。
そこでおすすめなのがトイサブ!です。
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知育玩具をはじめ、お子さんの成長に最適なおもちゃが2ヶ月ごとに交換できるため、常に新鮮な学びの機会を提供できます。
保育士として実感するのは、子どもの成長は本当に早く、「先月まで夢中で遊んでいたおもちゃが、今月はもう簡単すぎる」ということがよくあります。トイサブ!なら、成長段階にぴったり対応したおもちゃが届くため、お子さんが常にぴったりなレベルで遊べます。
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- 総額17,000円相当のおもちゃが月額3,980円(税込):購入するよりもお得に、さまざまな種類のおもちゃで遊べます。
- 返却・交換手続きはカンタン:おもちゃの収納や処分に困ることもありません。
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保育士として感じるのは、月齢に合ったおもちゃで遊ぶことの大切さ。保育園では、子どもたちの発達段階に応じておもちゃを選び、定期的に入れ替えることで、常に子どもたちの興味を引き、成長を促すようにしています。
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