4歳になると、手先が一段と器用になり、ハサミで紙を切ったり、テープを貼ったりといった道具の使い方が上達してきますね。「自分で作りたい!」というお子さんの意欲も高まり、親子で一緒におもちゃを手作りする絶好の時期です。
この記事は保育士監修のもと、「4歳児に最適な手作り知育玩具」を徹底解説します。100均の材料で簡単に作れるアイデアから、段ボールや牛乳パックなどの廃材を活用した製作方法まで、すぐに実践できる情報が満載です。
手作りおもちゃは、お子さんの創造力や集中力を育むだけでなく、親子のコミュニケーションを深める貴重な時間にもなりますよ。
さらに、手作りおもちゃで遊んだ後に、成長に合わせてプロが選ぶ知育玩具を届けてくれる「トイサブ!」の活用方法もご紹介します。
ライター名:仲村あや
保有資格:幼稚園教諭2種免許・保育士資格
メッセージ:保育現場で多くの親子と関わってきた経験と、現在進行形の子育て体験から、パパとママがもっと子育てを楽しめるような情報をお届けします。
大変な毎日だからこそ、ちょっとした工夫やサービスの活用で心に余裕を作り、お子さんとの時間をより豊かに過ごしていただけるよう応援しています!
4歳児の発達段階とは?手作り知育玩具が効果的な理由

4歳頃になると、お子さんの心身の発達は目覚ましい変化を遂げます。手先が器用になり、ハサミやのりなどの道具を自分で扱えるようになる時期です。
手先の器用さが向上し、ハサミで円形を切り出したり、ひもを結んだりする動作ができるようになります。保育園でも、4歳児クラスでは細かい作業への興味と集中力の向上が顕著に見られます。
小さなパーツを扱うことへの関心が高まり、ビーズ遊びなどに夢中になるお子さんも多い時期です。このような発達段階にある4歳児にとって、手作り知育玩具は最適な遊びの一つと言えます。
手作り知育玩具が4歳児に効果的な理由は、指先の巧緻性を育てることができる点にあります。巧緻性とは、手先や指先を上手に使う能力のことで、手指の神経は脳と密接につながっているため、手先を動かすと脳が刺激されます。つまり、巧緻性を鍛えることはお子さんの発達にプラスの影響を与えます。
さらに、自分で作ったおもちゃは愛着が湧き、大切に遊んでくれます。
製作の過程では、「どうやったらうまくできるかな?」と考える力や、完成させるまでの根気強さも育まれます。保育士として感じるのは、手作りおもちゃを通して、お子さんたちが「自分でできた!」という達成感を得られることの大切さです。

手作り知育玩具を作る3つのメリット

経済的で気軽に始められる
手作り知育玩具の最大のメリットは、コストを抑えながらお子さんの成長に合わせたおもちゃを用意できることです。100均のアイテムや、牛乳パック、段ボール、ペットボトルなどの廃材を活用すれば、ほとんど費用をかけずに多様なおもちゃを作ることができます。
保育園でも、100均の材料を使った手作りおもちゃは人気です。失敗しても材料費の負担が少ないため、お子さんと一緒に何度でもチャレンジできますね。
100均では、ビーズやモール、ストロー、フェルトなどバリエーション豊かに取り扱われているので、お子さんの好きなものや気になるものに合わせて製作を始められますよ。
お子さんの発達に合わせてカスタマイズできる
市販のおもちゃと違い、手作りおもちゃはお子さんの発達段階や興味に合わせて自由にアレンジできます。4歳児は発達が著しく個人差も大きい時期なので、その子に合わせて難易度を調整しながら作れるのが手作りおもちゃの強みです。
例えば、パズルのピース数を増やしたり減らしたり、色の種類を変えたりと、お子さんの反応を見ながら柔軟に対応できます。保育園では、お子さんたちの「できた!」という瞬間を大切にしているので、その子のペースに合わせて遊べる手作りおもちゃは、とても有効なツールです。
親子のコミュニケーションが深まる
手作りおもちゃの製作は、親子で一緒に楽しめる貴重な時間です。材料選びから製作、そして実際に遊ぶまでの一連の過程を通して、親子の絆が深まります。
お子さんと一緒にお店に行き、「どの色がいいかな?」「これを使ったら面白そうだね」と話し合いながら材料を選ぶ時間は、お子さんにとって貴重な体験になります。また、製作中に「ママ、手伝って!」「パパ、見て見て!」とコミュニケーションを取りながら進めることで、お子さんは家族の愛情を感じることができます。
保育士として保護者の方々にお伝えしたいのは、完璧に作ることよりも、一緒に楽しむ過程を大切にしてほしいということです。失敗しても「次はこうしてみようか」と前向きに捉えることで、お子さんの挑戦する心が育ちます。
【4歳のお子さん向け】 手先が器用になり、複雑な組み立てやパズルに挑戦できる時期。集中力と創造性を伸ばすおもちゃがおすすめです。 → 4歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
【5歳に向けて】 文字や数字への興味が高まり、論理的思考が発達。学びにつながる知育玩具が効果的です。 → 5歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら

簡単に作れる!4歳児向け手作り知育玩具ランキングBEST10
保育士の視点から、4歳児が特に夢中になる手作り知育玩具をランキング形式でご紹介します。すべて身近な材料で簡単に作れるものばかりです。
第1位:牛乳パックの立体パズル
特徴: 牛乳パック4個を使って作る立体パズルは、4歳児の空間認識力を育てるのにぴったりなおもちゃです。正方形を4つ作ってつなげるだけなので、作り方もシンプル。各面に好きな絵を描いたり、フリーイラストを印刷して貼ったりすることで、オリジナルのパズルが完成します。
育つ力: 完成させるまで取り組む集中力、ピースをはめる動作による手指の巧緻性、ピースの形や大きさから学ぶ空間認識力、完成させるための論理的思考。
作り方のポイント: 牛乳パックを立方体に成形し、2個ずつセロハンテープでつなげて2組作ります。さらに2組を1辺でつなげ、正方形が4つ並んだ形にします。各面に4等分したイラストを貼り付ければ完成です。保育園でも人気の高い手作りおもちゃで、絵を変えることで難易度を調整できます。
第2位:紙コップジャンプ人形
特徴: 紙コップと輪ゴムを使い、紙コップがジャンプするおもちゃです。仕組みがシンプルで、4歳児でも作りやすいのが魅力。押すとぴょーんと飛び跳ねる様子が楽しく、何度も繰り返し遊びたくなります。
育つ力: 指先の力加減を調整する能力、因果関係の理解(押すと飛ぶという関係性)、集中力。
作り方のポイント: 紙コップの4カ所に5mm程度の切り込みを入れ、輪ゴムを2本つなげて切り込みにかけます。紙コップにうさぎやカエルなどの絵を描いて、キャラクターを作るとより楽しめますよ。
第3位:ダンボール迷路
特徴: 段ボール箱の中にストローや厚紙で壁を作り、ビー玉を転がして遊ぶ迷路です。自分で迷路のコースを考えて作ることで、創造力や問題解決力が育ちます。
育つ力: 空間把握能力、ボールを投げる力、論理的思考力、手先の器用さ。
作り方のポイント: 段ボール箱の蓋を開け、内側にストローや厚紙を貼り付けて壁を作ります。スタートとゴールを決めて、ビー玉が転がる道を作りましょう。
第4位:ペットボトルのビーズ落とし
特徴: ペットボトルとビーズを使った手作りおもちゃで、ビーズをつまんでペットボトルの口に入れる遊びです。指先の巧緻性を育てるのに効果的で、集中力も養われます。
育つ力: 指先の巧緻性、目と手の協調運動、集中力、根気強さ。
作り方のポイント: ペットボトルをカットして飾り付けし、カラフルなビーズを用意するだけで完成。ビーズの代わりにストローを切ったものを使うと、さらに難易度を調整できます。
第5位:紙コップのけん玉
特徴: 紙コップを重ねて作るビッグサイズのけん玉で、4歳児にもピッタリです。集中力や達成感、バランス感覚などが養えます。
育つ力: バランス感覚、集中力、達成感、手先の器用さ。
作り方のポイント: 紙コップを重ねて作り、たこ糸で玉(ペットボトルキャップや丸めた新聞紙など)をつなぎます。マーカーで好きな絵が描けるので、オリジナリティー豊かなけん玉が作れますよ。
第6位:牛乳パックのコマ
特徴: 牛乳パックにクレヨンで好きな絵を描き、ペットボトルのキャップを貼り合わせるだけで完成する簡単コマです。誰が一番よく回るかを競い合うのも楽しい遊びです。
育つ力: 手首の使い方、力加減の調整、競争心、社会性。
作り方のポイント: 紙皿にクレヨンで好きな絵を描き、上下両方の真ん中にペットボトルのキャップをテープで貼り合わせます。キャップの付ける場所を調整したり、形を手直ししたりと、自分たちなりの工夫を楽しめます。
第7位:ペットボトルのボウリング
特徴: ペットボトルの中に重しを入れて立ちやすくし、色紙やシールで飾り付けたボーリングピンです。全身を使った運動遊びにもなります。
育つ力: 全身のバランス感覚、力加減の調整、数の概念、達成感。
作り方のポイント: ペットボトルに少し水を入れて立ちやすくし、両面テープで色紙を貼り付けます。デコレーションをお子さんと一緒に楽しむのがポイントです。
第8位:紙コップのパクパク人形
特徴: 紙コップをカットして口が開く仕組みを作り、動物の顔をつけたパクパク動くおもちゃです。ごっこ遊びにも使えます。
育つ力: 想像力、コミュニケーション能力、指先の器用さ。
作り方のポイント: 紙コップの底の周りをカッターで切り開き、口がパカパカと開くようにします。画用紙で動物の顔などを作りデコレーションします。
第9位:段ボールスタンプ
特徴: 段ボールを土台にして、毛糸やモールで模様を作るオリジナルスタンプです。繰り返し使えてエコな工作としてもおすすめです。
育つ力: 創造力、手先の器用さ、色彩感覚、デザイン力。
作り方のポイント: 段ボールを小さな四角形や円形にカットし、毛糸やモールを好きな形にして接着剤で貼り付けます。スタンプ用インクや絵の具をつけて紙に押すだけで、オリジナルデザインが楽しめます。
第10位:ペットボトルの水鉄砲
特徴: ペットボトルとストローで作る簡単な水鉄砲で、夏の水遊びに最適です。お風呂の中でも遊べます。簡単につくれますが、完成後はとても盛り上がりますよ!
育つ力: 手先の器用さ、力加減の調整、科学的な興味(水が飛ぶ仕組み)。
作り方のポイント: ペットボトルのフタにストローが通る穴を開け、ストローを通します。ビニールテープでデコレーションして完成です。

手作り知育玩具を作る際の安全注意点

手作りおもちゃは楽しい反面、安全面への配慮が欠かせません。保育園でも、以下のポイントを必ず確認しています。
切り口や角の処理
段ボールやペットボトルをカットした際の切り口は、非常に鋭利になることがあります。必ずビニールテープやマスキングテープで保護し、お子さんが怪我をしないように処理しましょう。
プラスチックダンボールの場合は、切り口でケガをする可能性があるので、マスキングテープを貼り安全面に気をつけます。ペットボトルのカット部分は、アイロンで軽く温めて丸めると安全です。
材質の安全性確認
塗料や接着剤は、お子さん向けの安全基準を満たしたものを選んでください。
保育園では、おもちゃの切り口や角でケガをしないよう、丸く加工したりテープで保護することを徹底しています。また、使用する材料は必ず事前に確認し、安全性を第一に考えています。
道具の使用時の注意
ハサミやカッターを使う際は、必ず大人が付き添い、正しい使い方を教えましょう。保育園では、ハサミを使う時は必ず座って使うよう声をかけています。立ったままハサミを持って移動すると、転倒時に大きなケガにつながる可能性があるからです。
お子さんにはさみを渡すときも、座った状態で保育士がお子さんにはさみを渡すようにしています。また、使用中は他のお子さんがぶつからないよう、十分なスペースを確保することも大切です。
定期的なメンテナンス
手作りおもちゃは使っているうちに劣化します。定期的にパーツが外れていないか、破損していないかをチェックし、必要に応じて修理や交換をしましょう。

よくある質問

Q1:手作りおもちゃはどのくらいの時間で作れますか?
簡単なものなら10〜15分程度で作れます。例えば、ペットボトルのマラカスやストロー落としなどは、材料を揃えればすぐに完成します。複雑なものでも、30分〜1時間あれば十分です。週末の親子時間に、ゆっくり作るのがおすすめですよ。
保育園では、製作活動の時間を30分程度に設定することが多いです。集中力が持続する時間を考慮し、お子さんが飽きずに楽しめる範囲で製作を進めています。
Q2:不器用でも作れますか?
もちろん大丈夫です!手作りおもちゃは、完璧に作ることよりも「一緒に楽しむこと」が大切です。多少いびつでも、お子さんは自分が作ったおもちゃを喜んで遊んでくれます。むしろ、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢をお子さんに見せることが、良い教育になります。
保育士として感じるのは、「手作りの温かみ」こそがお子さんの心に響くということです。市販のおもちゃにはない、家族の愛情がこもった手作りおもちゃは、お子さんにとってかけがえのない宝物になります。
Q3:お子さんがすぐに飽きてしまったらどうすればいいですか?
お子さんの興味は移り変わるものなので、飽きることは自然なことです。飽きたら別のおもちゃを作るか、少しアレンジを加えて新しい遊び方を提案してみましょう。例えば、パズルの絵を変えたり、色を塗り直したりするだけでも、新鮮な気持ちで遊べます。
また、手作りおもちゃは使わなくなったら処分しやすいのもメリットです。次の新しいおもちゃを作る楽しみがあるので、お子さんも「次は何を作ろうかな?」とワクワクします。
Q4:材料はどこで揃えればいいですか?
100均(ダイソー、セリアなど)や、お家にある廃材で十分です。牛乳パック、段ボール、ペットボトル、紙コップなどは、日常生活で出るものなので、捨てずに取っておくと便利です。
保育園でも、保護者の方に協力をお願いして、廃材を集めることがあります。環境にも優しく、コストも抑えられるので、積極的に活用しています。

トイサブ!で成長に合わせたおもちゃ選びを

手作りおもちゃで親子の時間を楽しんだ後は、プロが選ぶ知育玩具でお子さんの成長をさらにサポートしませんか?保育園でも、お子さんたちが「成長に合わせたおもちゃ」で遊ぶことの大切さを日々感じています。
4歳児は発達が著しく、毎月のように「できること」が増えていきます。そんな時期だからこそ、月齢や発達段階にぴったり合ったおもちゃを選ぶことが重要です。しかし、おもちゃ屋さんに行っても、「どれが今の我が子に合っているのか?」と悩むママ・パパも多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが「トイサブ!」です。
トイサブ!のメリット
- 保育士・児童発達支援の専門家が月齢・発達に合わせて厳選:お子さんに最適なおもちゃを、専門家が選んでくれるので安心です。
- 2ヶ月ごとに交換可能で、成長段階にぴったり対応:成長に合わせて定期的に新しいおもちゃが届くので、常に最適な知育玩具で遊べます。
- 総額17,000円相当のおもちゃが月額3,980円(税込):購入するよりもお得に、さまざまな種類のおもちゃで遊べます。
- 返却・交換手続きはカンタン:おもちゃの収納や処分に困ることもありません。
- 保護者の時間・手間が大幅削減:おもちゃ選びや買い物の手間が省けます。
保育士として感じるのは、月齢に合ったおもちゃで遊ぶことの大切さ。保育園では、子どもたちの発達段階に応じておもちゃを選び、定期的に入れ替えることで、常に子どもたちの興味を引き、成長を促すようにしています。
「毎月このおもちゃで遊びながら、子どもの成長を感じられる」という体験は、子育ての充実感を大きく変えてくれますよ。
初月特典として、通常料金3,980円のところ、初月900円(税込・77%OFF)で試してみることができます。ぜひ、お子さんの成長段階に最適なおもちゃ体験をスタートさせてみてくださいね。
詳しくはこちら→ トイサブ!公式サイト
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