1歳を迎えたお子さんの成長を見守るなかで、「まわりの子よりも歩くのが遅いかも」「言葉がなかなか出てこない」と心配になる瞬間は、多くのママ・パパが経験するものです。
発達には大きな個人差があると頭では分かっていても、わが子のペースが「ゆっくり」に見えると、どうしても不安になってしまいますよね。
本記事では、保育現場での経験をもとに、1歳児の発達の特徴と個人差、「発達がゆっくり」と感じたときの具体的な向き合い方をお伝えします。
家庭でできるサポート方法や、専門家への相談を検討すべきタイミングも含め、ママ・パパが安心してお子さんの成長を見守れるような情報をまとめました。
ライター名:仲村あや
保有資格:幼稚園教諭2種免許・保育士資格
メッセージ:保育現場で多くの親子と関わってきた経験と、現在進行形の子育て体験から、パパとママがもっと子育てを楽しめるような情報をお届けします。
大変な毎日だからこそ、ちょっとした工夫やサービスの活用で心に余裕を作り、お子さんとの時間をより豊かに過ごしていただけるよう応援しています!
目次
1歳児の発達の特徴と目安

1歳という時期は、赤ちゃんから幼児への移行期にあたり、心身ともに目覚ましい成長を遂げます。
ここでは、運動・言語・社会性の3つの領域に分けて、発達の目安を見ていきましょう。ただし、これらはあくまで「一般的な目安」です。すべての子どもが同じペースで進むわけではありません。
運動発達:つかまり立ちから一人歩きへ
1歳前後では、多くの子どもがつかまり立ちや伝い歩きをマスターします。1歳半頃までに一人で数歩歩けるようになるのが一般的な目安です。しかし、実際には生後10か月頃に歩き始める子もいれば、1歳半を過ぎてからゆっくりと歩行を獲得する子もいます。
運動発達の特徴として、手指の動きも格段に器用になります。親指と人差し指で小さなものをつまむ「ピンサーグラスプ」ができるようになり、ブロックを積んだり、クレヨンを握って紙に描いたりする動作も見られ始めます。食事の場面では、手づかみ食べが上手になり、スプーンやフォークを自分で持ちたがる姿も出てきます。
歩行の獲得時期には幅があり、1歳3か月頃に歩き始める子もいれば、1歳6か月を過ぎてから歩く子もいます。大切なのは、「つかまり立ち→伝い歩き→一人歩き」というステップを踏んでいることです。そして子ども自身が動こうとする意欲を持っているかどうかがポイントになります。
言語発達:喃語から意味のある言葉へ
1歳前後の言語発達は、個人差が非常に大きい領域です。「ママ」「パパ」「ワンワン」といった意味のある単語(初語)を話す子もいれば、「あーあー」「ばぶばぶ」といった喃語を中心にコミュニケーションをとる子もいます。
1歳半健診の目安としては、「意味のある単語を3語程度話す」とされています。しかし、実際には単語がまだ出ていない子も一定数います。重要なのは、言葉そのものよりも、大人の言っていることを理解しているか、身振りや指差しでコミュニケーションをとろうとしているかという点です。
たとえば、「おいで」と言うと近づいてくる、「ちょうだい」で物を渡そうとする、興味のあるものを指差して「あ!」と声を出すといった行動が見られれば、言語理解は進んでいると考えられます。発語が遅くても、大人の言葉に反応し、自分なりの方法で伝えようとする姿勢があれば焦る必要はありません。
社会性・情緒の発達:自我の芽生え
1歳を過ぎると、自我が芽生え始め、「自分でやりたい」という意欲が強くなります。これに伴い、思い通りにならないときには癇癪を起こしたり、「イヤイヤ」と拒否したりする姿も見られるようになります。
大人の真似をする模倣行動も盛んになり、電話の真似をしたり、掃除機をかける真似をしたりと、日常生活で見た行動を再現しようとします。また、特定の大人(主に母親)への愛着が深まる一方で、人見知りや後追いが強くなる時期でもあります。
感情表現も豊かになり、嬉しいときには全身で喜びを表現します。悲しいときには大泣きするなど、喜怒哀楽がはっきりとしてきます。この時期の情緒の発達は、周囲の大人との安定した関係性の中で育まれていきます。

「発達がゆっくり」と感じるのはどんなとき?

多くのママ・パパが「うちの子、発達がゆっくりかも?」と感じるきっかけは、身近な子どもとの比較や、1歳半健診での指摘です。ここでは、よくある心配事と、その背景にある発達の個人差について整理していきます。
よくある心配事
「まだ歩かない」という悩みは、1歳前後のママ・パパから最もよく聞かれる相談です。厚生労働省の乳幼児身体発育調査によれば、1歳3か月で約75%の子どもが一人歩きをするとされています。裏を返せば25%の子どもはまだ歩いていないということです。多くの小児科医は、1歳半までに歩き始めれば心配ないと考えています。
「言葉が出ない」という心配も非常に多く見られます。1歳で意味のある単語を話す子は全体の半数程度です。残りの半数は喃語中心のコミュニケーションです。1歳半健診で「単語が3つ」という目安がありますが、これも達成できない子が一定数いるのが実情です。
「指差しをしない」「目が合いにくい」といった社会性に関する心配は、1歳半健診で指摘されることが多い項目です。ただし、これらも月齢や環境、子どもの性格によって個人差が大きく、1回の健診だけで判断されるものではありません。
1歳半健診での指摘と「経過観察」の意味
1歳半健診は、子どもの発達を確認する重要な節目です。しかし、ここで「経過観察」と言われると、親としては不安になってしまうものですよね。
ただ、「経過観察」は「異常がある」という意味ではありません。「今の時点では判断しきれないので、もう少し様子を見ましょう」という意味合いが強いのです。
健診で指摘される主な項目は、歩行の遅れ、言葉の遅れ、指差しや目線が合わないといった社会性の発達です。これらの項目について「経過観察」と言われた場合でも、その後の数か月で大きく成長するケースもとても多くあります。
2歳頃には他の子どもと変わらない発達を見せることも少なくありません。
保育現場でも、1歳半の時点では発達がゆっくりに見えた子が、2歳を過ぎてから急激に言葉が増えたり、運動能力が伸びたりする姿をたくさん見てきました。
大切なのは、健診の結果に一喜一憂しすぎず、日々のお子さんの成長を丁寧に見守ることです。

発達の個人差を理解する

子どもの発達には、想像以上に大きな個人差があります。これは、遺伝的要因、環境要因、そして子ども一人ひとりの気質が複雑に絡み合っているためです。
発達のペースには「早い・遅い」という評価軸だけでなく、「じっくり型」と「積極型」といった子どもの気質による違いも大きく影響します。
慎重な性格の子は、歩行や言葉の獲得がゆっくりでも、一度できるようになると確実にこなすようになります。一方、好奇心旺盛な子は、多少転んでも果敢に挑戦し、早い時期から活発に動き回る傾向があります。
さらに、兄弟構成や家庭環境も発達に影響を与えます。
保育園に通っている子は集団生活の中で社会性が育ちやすく、家庭で過ごす時間が長い子は大人との丁寧な関わりの中で言語理解が深まりやすいといった違いもあります。
大切なのは、「他の子と比べてどうか」ではなく、「その子なりの成長の流れがあるか」という視点です。先月できなかったことが今月できるようになった、興味の対象が広がってきた、といった小さな変化を見逃さず、お子さん自身の成長を認めてあげることが何よりも重要ですよ。
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家庭でできる発達サポート

「発達がゆっくりかも」と感じたとき、家庭でできることはたくさんあります。
特別な訓練や教材は必要ありません。日々の生活の中で、少しだけ意識を変えることで、お子さんの発達を自然に促すことができますよ。
運動面のサポート
歩行がゆっくりな場合、無理に歩かせようとするのではなく、体を動かす楽しさを感じられる環境を整えることが大切です。
つかまり立ちができる家具の配置を工夫したり、安全な範囲で段差のある場所で遊ばせたりすることで、自然と足腰の筋力が育ちます。
手押し車やカタカタなど、支えになるおもちゃは歩行練習に効果的です。ただ、歩行器については、正しい歩行の習得を妨げる可能性があるため、長時間の使用は避けたほうがよいでしょう。
公園や広場で、他の子どもたちが遊ぶ様子を見せることも良い刺激になります。「歩いてみたい」という意欲が湧くような環境づくりを意識してみてくださいね。
言語面のサポート
言葉の発達を促すには、大人からの豊かな言葉かけが何よりも大切です。日常生活の中で、「今からご飯を食べようね」「お風呂に入ろうか」といったように、これから起こることを言葉で伝えることで、子どもは言葉と状況を結びつけて理解していきます。
絵本の読み聞かせも言語発達に効果的です。この時期の絵本は、文字を正確に読むよりも、絵を指差しながら「これはリンゴだね」「ワンワンがいるね」と語りかけるほうが、子どもの理解を促しますよ。
また、子どもが何かを指差したときには、「そうだね、お花だね」「大きい車だね」と、その子が見ているものを言葉にして返してあげることが重要です。この「応答的な関わり」の積み重ねが、言語発達の基礎を築きます。
歌や手遊びも効果的です。「いないいないばあ」「おつむてんてん」といった簡単な遊びを繰り返すことで、言葉のリズムや音の楽しさを体験できますよ。
遊びを通じた働きかけ
1歳児の発達を促すには、適切なおもちゃや遊びが大きな役割を果たします。この時期におすすめなのは、積み木、型はめパズル、音の出るおもちゃ、押したり引いたりできる乗り物などです。
積み木は、手指の巧緻性、空間認識能力、集中力を育てます。最初は1つ2つ積むだけでも、繰り返すうちに高く積めるようになり、達成感を味わえます。型はめパズルは、形の認識と手指の協応動作を促し、試行錯誤する力を養います。
音の出るおもちゃは、因果関係の理解(叩くと音が出る)を促し、聴覚と運動を結びつけます。押し車や乗り物は、全身運動を促し、バランス感覚を養います。
大切なのは、おもちゃをただ与えるのではなく、大人が一緒に遊ぶことです。「すごいね、積めたね」「丸い形だね」と声をかけながら遊ぶことで、言葉の理解も同時に促されます。
1歳児におすすめの室内遊び24選では、準備なしでできる遊びも多数掲載されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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発達の相談先と受診のタイミング

お子さんの発達について「大丈夫かな?」と感じたとき、まず気軽に相談できるのが、お住まいの市区町村の保健センターや子育て支援センターです。
保健師や心理士が常駐していて、発達に関する相談に丁寧に応じてくれます。電話相談や定期的な発達相談会も開催されているので、思い立ったときにすぐ利用できますよ。
お住まいの地域によっては、以下のような相談先もあります。
- 市区町村の発達支援センター:より専門的な相談や発達評価を受けられます
- 児童発達支援事業所:療育や専門的なサポートを提供しています
- 地域の子育て世代包括支援センター:妊娠期から子育て期まで切れ目なく相談できます
- 発達障害者支援センター:発達障がいに関する専門的な相談に対応しています
小児科や発達外来では、医師による診察や発達検査を受けることができます。まずはかかりつけの小児科医に相談して、必要に応じて専門機関を紹介してもらうのもよい方法です。
早めに相談することで、ママの不安が軽くなり、必要なサポートにもスムーズにつながります。「様子を見ましょう」と言われることも多いですが、それだけでもママの心が楽になりますよね。万が一サポートが必要な場合でも、早期からの支援はお子さんの成長を大きく後押ししてくれます。
「こんなことで相談してもいいのかな」と遠慮する必要はまったくありません。専門家は、ママの不安に寄り添いながら、一緒にお子さんの成長を見守ってくれるパートナーです。気になることがあれば、いつでも気軽に相談してみてくださいね。

よくある質問

Q1. 1歳で歩かないのは発達が遅れていますか?
A. いいえ、1歳で歩かなくても多くの場合は心配ありません。厚生労働省の調査では、1歳3か月で約75%の子どもが一人歩きをしますが、1歳半頃までに歩き始める子も多くいます。
歩行開始の時期には9か月から1歳8か月まで大きな個人差があります。つかまり立ちや伝い歩きができていて、本人が動こうとする意欲があれば焦らず見守ってあげましょう。
Q2. 1歳半で言葉が出ないのですが大丈夫でしょうか?
A. 1歳半で意味のある単語が出ていない子も一定数いるため、それだけで心配しすぎる必要はありません。大切なのは、大人の言葉を理解しているか、身振りや指差しでコミュニケーションをとろうとしているかです。
「おいで」で近づいてくる、「ちょうだい」で物を渡そうとする、といった行動が見られれば言語理解は進んでいます。2歳頃から急に言葉が増える子も多いので、日々の語りかけを続けながら様子を見てあげてください。
Q3. 発達を促すために特別な習い事は必要ですか?
A. 1歳の時期に特別な習い事は必須ではありません。最も大切なのは、日常生活の中での豊かな関わりです。語りかけ、一緒に遊ぶ、絵本を読む、外遊びをするといった基本的な関わりが、発達の土台を作ります。
習い事を検討する場合は、親子で楽しめるもの、子どもが興味を示すものを選ぶことが大切です。
Q4. 1歳半健診で「経過観察」と言われました。どうすればいいですか?
A. 「経過観察」は「異常がある」という意味ではなく、「今の時点では判断しきれないので様子を見ましょう」という意味です。
数か月後に再度確認することで、発達の様子がより明確になります。この期間は、家庭での語りかけや遊びを大切にしながら、お子さんの成長を見守ってください。不安な場合は、保健センターや小児科で相談することもできます。
Q5. 発達の個人差と発達障害の違いはどう見分けるのですか?
A. 1歳の時点では、発達の個人差と発達障害を明確に区別することは難しいとされています。多くの場合、3歳頃までの成長を継続的に観察することで、より正確な判断ができるようになります。
現時点で大切なのは、お子さんなりの成長の流れがあるか、新しいことに興味を示しているか、といった点を見守ることです。心配な様子があれば専門家に相談し、継続的にサポートを受けることをおすすめします。

トイサブ!で成長に合わせたおもちゃ選びを

1歳は、つかまり立ちから一人歩きへ、喃語から単語へと目まぐるしく成長する時期です。
この大切な時期に、お子さんの発達段階にぴったり合ったおもちゃを与えることが、心身の成長を最大限に促すことにつながります。
しかし、「どんなおもちゃを選べばいいの?」「買ってもすぐ飽きてしまったらもったいない…」
そんな悩みを持つママ・パパも多いのではないでしょうか。
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