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【専門家監修】1歳の赤ちゃんの特徴やお世話のポイント、注意点やおすすめのおもちゃを解説

【専門家監修】1歳の赤ちゃんの特徴やお世話のポイント、注意点やおすすめのおもちゃを解説

2023/07/14

1歳を迎えた赤ちゃんは、赤ちゃんからだんだん幼児になっていきます。少しずつ歩けるようになったり、意味のある言葉を発するようになったりと、できることが増えていきますが、それに伴って危険な場面も増え、注意しないといけない時期でもあります。

本記事では、1歳~1歳3か月未満の赤ちゃんの特徴やお世話のポイント、そして注意点について、発達の専門家であるADDS監修のもと解説します。

PROFILE

特定非営利活動法人 ADDS

「発達的な凸凹は誰もがもっている」ということを前提に、子育てに困り感のある親子向けに、研究成果に基づくサポートプログラムを展開するNPO法人。お子様の発達で気になることがあれば、ぜひ気軽に相談を。
【HP】https://adds.or.jp/
【LINEで発達相談kikotto(きこっと)】https://adds.or.jp/sodan/

1.1歳の赤ちゃんの特徴

1歳~1歳3か月未満の赤ちゃんの平均的な身長と体重は以下の通りです。

  • 男の子の場合
    身長70.3~81.7cm
    体重7.7~11.5kg
  • 女の子の場合
    身長68.3~79.9cm
    体重7.2~10.9kg

厚生労働省/平成22年乳幼児身体発育調査報告書より
※「平均的」とは、全体の94%の赤ちゃんが上記の範囲内に位置することを本記事では意味しています。

また、1歳の赤ちゃんの発達の特徴は以下の通りです。

  • ひとり歩きができるようになる
  • 意味のある言葉を話し始める
  • 自己主張がはっきりしてくる
  • 体の成長スピードがゆるやかになる

ひとり歩きができるようになる

1歳の赤ちゃんは、つたい歩きから少しずつ手を離して歩けるようになってきます。歩き始めは、両手を上げてバランスを取りながらよちよちと歩きます。転びやすいので、ママやパパは近くでサポートしましょう。下半身の力がついてくると、しゃがんで立ち上がる動作もスムーズになってきます。
1歳3か月ごろまでには約8割の赤ちゃんが歩けるようになると言われていますが、歩ける条件が整っていても、性格が慎重な子は歩き始めがゆっくりになることがあります。その子なりの成長スピードを見守りましょう。

意味のある言葉を話し始める

1歳になると、「ママ」や「パパ」、「ワンワン」など意味のある言葉を少しずつ言えるようになってきます。ただ一気に増える訳ではなく、まだ言葉をため込んでいる時期です。2歳前後に来る「語彙爆発」の時期に向けて、たくさん話しかけてあげましょう。
言葉の発達は個人差が大きく、1歳前に意味のある言葉を話せる子もいれば、2歳を過ぎてから話し出す子もいます。まだ言葉が出ていなくても、ママやパパの言っていることを理解している様であれば心配いりません。

自己主張がはっきりしてくる

1歳の赤ちゃんは、だんだん自分という存在を理解し始め、自我が芽生えてきます。してほしいこと、してほしくないこともはっきりしてきますが、まだ言葉が未熟でうまく伝えることができないため、癇癪を起こすこともあります。大変なときもありますが、できるだけ赤ちゃんのやりたいようにさせてあげましょう。やりきった、できた、という経験が、赤ちゃんの自信を育みます。

体の成長スピードがゆるやかになる

産まれてからの1年は、体重は約3倍にも増え、身長も1.5倍ほどになりましたが、1歳を過ぎると、体の成長スピードがゆるやかになってきます。2歳ごろまでに増える体重は3キロ前後、身長は10センチ前後です。歩き始めることで運動量が増え、体が引き締まります。赤ちゃんの体型から、どんどん「幼児」らしくなっていきます。

2.1歳の赤ちゃんのお世話のポイント

1歳の赤ちゃんに対するお世話のポイントは以下の通りです。

  • 予防接種を受ける
  • 離乳食が完了期に入る
  • 積極的に言葉を話しかける
  • 1歳検診を受ける

予防接種を受ける

生後2か月頃から受けてきた予防接種ですが、1歳代はこれまでに受けてきたワクチンによる免疫を高めるための追加接種が推奨されています。またMRや水痘、おたふくかぜといった、病気を起こさずに免疫だけをつけるように作られた「生ワクチン」の接種もこの時期から開始されます。

1歳から接種が開始されるワクチンは以下の通りです。

  • MR(麻しん風しん混合)
  • 水痘(水ぼうそう)
  • おたふくかぜ

ワクチンは任意接種から定期接種になったり、自治体の助成制度が変わったりするため、自治体のホームページを確認してください。

離乳食が完了期に入る

1歳を過ぎ、バナナくらいの固さの食べ物を前歯でかじり取ることができたり、奥の歯ぐきですりつぶして食べれるようになってきたら、「完了期」にステップアップしましょう。
授乳やミルクを卒業している場合は、100%離乳食から栄養を摂ります。3回の食事にプラスして、おやつを1~2回用意しましょう。おやつといっても甘いお菓子を食べるのではなく、離乳食では足りない栄養や水分を補完するための食事です。おにぎりやビスケット、さつまいもやバナナなど、炭水化物を中心に、野菜類・果物・乳製品などと組み合わせるのがおすすめです。
1歳を過ぎたら飲料としての牛乳や、はちみつも解禁になります。

積極的に言葉を話しかける

1歳の赤ちゃんは、言葉をため込む時期です。積極的に話しかけ、発語を促しましょう。ママやパパのいうことも理解し始めているので、「ご飯食べようね」「お昼寝しよう」「お風呂入ろうね」といったように、日常生活の中で繰り返しする行動を言葉にして話しかけましょう。道具の使い方もまねできるようになってくるため、スマートフォンのおもちゃを使いながら「もしもし」と親子で電話遊びをするのもおすすめです。

1歳検診を受ける

1歳を過ぎると、1歳検診を受けることが推奨されています。自治体によっては1歳検診がないところもありますので、かかりつけ医などで受診を検討しましょう。
検診では、歯の生え具合やつかまり立ちやつたい歩きの様子、言葉の理解や大人のまねをするかなどをチェックします。もしその場でできなくても、普段の様子を伝えれば問題ありません。育児の不安や疑問なども相談してみると良いでしょう。

3.1歳の赤ちゃんの注意点

1歳の赤ちゃんに接する上での注意点は以下の通りです。

  • 危険なことを教え始める
  • 発育・発達の遅れを気にしすぎない

危険なことを教え始める

好奇心旺盛な1歳の赤ちゃんが歩けるようになると、あちこちを動き回るようになります。キッチンや階段などの危険な場所にはゲートを置き、安全な行動スペースを確保することはもちろんですが、少しずつ大人のいうことを理解し始めているので、同時に危険であることを教えるようにしましょう。とはいえまだ理解力は未熟なので、危険なときは真剣な表情で「危ない」と短い言葉で静かに伝え、代わりに「こうしようね」と、OKなやり方を伝えてあげるとよいでしょう。なかなか赤ちゃんが言うことを聞いてくれない場合ももちろんありますが、根気よく伝えることや、OKなやり方ができている時にしっかり褒めることで、少しずつ理解していきます。

発育・発達の遅れを気にしすぎない

1歳になってくると発育や発達の個人差が大きくなってきます。言葉の発語や歩ける歩数も赤ちゃんによって全然違いますので、周りの同月齢の子と比べて発育や発達が遅かったとしても、あまり気にしすぎず、「もうじきできるようになるかな」という気持ちで見守っていきましょう。
赤ちゃんの発育や発達で不安なことがあるようなら、1歳検診やこの後の1歳6か月検診で医師や専門家に相談してみましょう。

4.1歳の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ

1歳の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ・知育玩具を、知育のプロであるトイサブ!おもちゃプランナーが3つ選んで紹介します。

くるくるチャイム

ボールを頭から入れると、くるくる回って、チーンと音を鳴らして出てきます。単純な遊びでも、ボールを握る・はなす・じっと追視する。これらの動作をくり返すことで手先の器用さと集中力、知的好奇心を養います。夢中になっている時は声をかけずにそっと見守り、集中力を途切れさせないようにしましょう。

 

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Scout’s Learning Lights Remote

可愛い犬のスカウト君と一緒にお勉強!小さなお子様の大好きなリモコン型のこのおもちゃは、ピカピカと光りながら、一緒に数を数える遊びや、天気遊びなどを英語で楽しむことができます。65種類以上の歌と会話が入っており、帰省時や移動時の車の中などでも活躍します!

 

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“小さな太陽シリーズ” もっきん

8音階が正確に奏でられるベビー向け本格木琴。叩きやすいように音板を広くとり、小さな手でも掴みやすいように設計されたマレットは、安全に遊べる紐付きと、自由に叩ける紐なしの2種類をご用意しました。小さな太陽を沢山弾かせて親子で楽しく音楽体験を共有してほしい、そんな思いで開発しました。

 

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まとめ

1歳の赤ちゃんは言葉を理解し始め、大人とのコミュニケーションがどんどん楽しくなる時期です。自己主張も強くなってくるので、出来るだけ受け止めるようにしましょう。指先もますます器用になるので、型はめやルーピングなどのおもちゃを使った知育遊びもぜひ取り入れてみてください。

1歳3か月の子どもの成長発達については以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ合わせてお読みください。

イラストレーション:秋永悠(@uyaganika

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