2歳という時期は、心身ともに発達が目覚ましく、毎日が新しい発見の連続です。そんな大切な時期だからこそ、お子さんの成長を最大限に引き出してあげられるおもちゃを選びたいと考えるのは、ママとして当然の思いですよね。
特に木製の知育玩具は、その温もりある質感と安全性、そして長く使える耐久性から、多くのママたちに選ばれています。
この記事では、保育士の視点から、2歳児の発達段階に合わせた木製知育玩具の選び方から、実際におすすめできる商品、そして長く清潔に使うためのお手入れ方法まで、徹底的にご紹介します。
さらに、「成長に合わせたおもちゃを選んでくれるサービスがあったら便利なのに…」と思っているママに向けて、トイサブ！のおもちゃのサブスクサービスについても詳しく解説しますね。
ライター名：仲村あや
保有資格：保幼稚園教諭2種免許・保育士資格
メッセージ：保育現場で多くの親子と関わってきた経験と、現在進行形の子育て体験から、パパとママがもっと子育てを楽しめるような情報をお届けします。
大変な毎日だからこそ、ちょっとした工夫やサービスの活用で心に余裕を作り、お子さんとの時間をより豊かに過ごしていただけるよう応援しています！
目次
2歳児の発達と木のおもちゃが選ばれる理由
2歳はどんな時期？心と体の成長を知ろう
2歳になると、お子さんは赤ちゃんから幼児へと大きく変化していきます。歩く・走るといった身体能力が飛躍的に発達して、手先も驚くほど器用になっていきます。保育園でも、1歳の頃には難しかった細かい動作が、2歳になるとスムーズにできるようになるお子さんの姿を日々目の当たりにしていますよ。
言葉の面でも大きな成長が見られます。二語文や三語文を話し始めて、「これなあに？」と質問攻めにされることも増えてきますよね。
自己主張が強くなって、いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる時期でもありますが、これは自我の芽生えという大切な発達の証なのです。
この時期のお子さんは、見たもの、触れたものすべてから学んでいます。特に手先を使った遊びは、脳の発達に直結する重要な活動です。積み木を積む、物を並べる、形を合わせるといった動作は、空間認識能力や集中力、創造力を育む絶好の機会となります。
【2歳のお子さん向け】
言葉が増え、ごっこ遊びや見立て遊びが始まる時期。創造力を育むおもちゃがおすすめです。
→ 2歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
【3歳に向けて】
3歳になると社会性が芽生え、ルールのある遊びが楽しめるように。想像力と論理的思考を育むおもちゃが最適です。 → 3歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
木製知育玩具が2歳児にもたらす5つの効果
木製の知育玩具には、プラスチック製にはない特別な魅力があります。保育園でも積極的に木のおもちゃを取り入れていますが、その理由は子どもたちの反応を見れば一目瞭然なのです。
①五感を刺激する自然の力
木のおもちゃは、視覚・触覚・聴覚・嗅覚と、お子さんの五感すべてに働きかけます。自然な木目と優しい色合いは色彩感覚を養い、手になじむ温もりは触覚を刺激します。
積み木が「カチカチ」とぶつかる音は心地よく、ほのかに香る木の匂いは自然への興味を育てます。「いい匂いするよ」と教えてくれる子もいますよ。
プラスチックのおもちゃは冷たく感じることがありますが、木は人肌に近い温度を保つ性質があるため、お子さんが安心して遊べます。
②想像力と創造性を引き出すシンプルさ
木のおもちゃの多くはシンプルなデザインです。派手な色や音が出る仕掛けがない分、お子さんたちは自分の想像力を最大限に働かせて遊びます。
保育園でも、シンプルな木の積み木がお城にも、車にも、動物にもなる様子を見ていると、子どもの想像力の豊かさに驚かされます。
筆者の息子も積み木を「これママ、こっちパパね」と見立て遊びし始めたときは、驚きました。ぬいぐるみや人形では見せなかった反応です。シンプルだからこそ、想像の余白が生まれるのだなと体感した出来事でした。
③安全性と耐久性
保育士の視点から見ても、木製のおもちゃは丈夫で、落としても割れにくい特性があります。角が丸く面取りされているものが多く、安全面でも優れています。また、無塗装や自然由来の塗料を使用しているものが多いため、2歳児がまだ口に入れてしまっても安心なんです。
④長く使えてコスパ抜群
高品質な木製玩具は、第2子、第3子へと受け継ぐことができます。使い込むほどに味わいが増して、家族の思い出とともに成長していくのも木のおもちゃの魅力ですね。
⑤集中力と探究心の育成
木のおもちゃは電池で自動的に動くことがないため、お子さん自身が能動的に遊ぶ必要があります。この「自分で考えて動かす」という経験が、集中力や探究心を育てます。
2歳児向け木製知育玩具の選び方｜失敗しないための5つのポイント
安全性を最優先に｜誤飲リスクのないサイズ選び
2歳児はまだ何でも口に入れてしまう可能性があるため、誤飲の心配がない大きさのおもちゃを選ぶことが最も重要です。日本玩具協会が定めるSTマークやヨーロッパ基準のCEマークを取得した商品は、安全基準をクリアしている証拠なので、購入時の目安になりますよ。
基本的に、積み木であれば一辺が4cm以上のものを選ぶと安全です。保育園でも、2歳児クラスでは誤飲の危険がない大きめのパーツを使用しています。
手に馴染む適切なサイズと重さ
2歳の小さな手でもしっかり握れて、持ちやすい大きさであることも重要です。あまりに大きすぎると扱いにくくて、遊びが続かなくなってしまいます。実際に店頭で手に取れる場合は、お子さんに握らせてみるのがおすすめですよ。
成長に合わせて遊び方が広がるデザイン
2歳から長く使えるおもちゃは、成長に応じて遊び方が変化していくものです。例えば、最初は積むだけだった積み木が、やがてごっこ遊びの道具になって、さらには数の概念を学ぶ教材になる、というように発展性があると理想的ですね。
インテリアに馴染む美しいデザイン
お子さんのおもちゃとはいえ、リビングに出しっぱなしになることも多いですよね。木のおもちゃはナチュラルで落ち着いた雰囲気があって、インテリアを邪魔しないというメリットがあります。「長く出しておきたい」と思えるデザイン性も、実は重要な選択基準になります。
お手入れのしやすさ
2歳児はまだよだれや食べこぼしが多い時期です。アルコール除菌に対応している製品や、水拭きで簡単にお手入れできるものを選ぶと、清潔に保ちやすくて安心ですよ。
保育士がおすすめする2歳向け木製知育玩具ランキング
ここでは、2歳児の発達段階に最適で、実際の購入者からも高評価を得ている木製知育玩具を厳選してご紹介します。保育士の視点からも、お子さんの成長をサポートする優れた商品ばかりです。
第1位：ファーストリトルシェフ（エドインター）
メーカー： エドインター
メーカー希望小売価格： 5,500円（税込）
はじめてのおままごと遊びに最適な、充実の基本セットです。包丁が2本付いているので、親子で一緒に「切る」動作を真似しながら遊べます。まだごっこ遊びができない2歳前半のお子さんでも、ママやパパの真似をして遊べる工夫が詰まっています。
食材は9種類（にんじん、だいこん、じゃがいも、りんご、洋なし、さかな、ステーキ、たまご、パン）と、まな板、包丁2本、そして木箱がセットになっています。すべての食材は、通常のままごと単品より大きめサイズで設計されており、2歳児の小さな手でもしっかり押さえて切りやすい大きさです。
面ファスナーで「ザクッ」と切れる感触が達成感につながって、何度も繰り返し遊びたくなります。木箱はトレーとしてお店屋さんごっこに使ったり、ひっくり返してテーブルにしたりと、遊びの幅が広がる多機能設計です。
アルコール除菌に対応した特別な塗料を使用しているため、清潔に保ちやすく、キッズスペースや保育園など複数のお子さんが使う場所でも安心です。
こんなお子さんにおすすめ： ママやパパの料理姿に興味を持ち始めたお子さん、はじめてのままごと遊びをスタートさせたいお子さん
第2位：木のアバカス（ボーネルンド ）
メーカー： ボーネルンド（BorneLund）
メーカー希望小売価格： 7,150円（税込）
1から100までの数の認識を促す、大きなサイズの横向きアバカスです。（アバカスとは主に知育玩具として使われるそろばんの一種です。）
ビーズは5つずつ4色に色分けされているため、「5のかたまり」を目で見ながら確認できて、視覚的に数の概念を理解しやすくなっています。最初は1から10まで、慣れてきたら50まで、と難易度を調整しながら長く使えます。
保育園でも数遊びの教材として活用されることが多く、小学校に上がってからも足し算・引き算の計算遊びに使えるため、非常に長く活躍するおもちゃです。
こんなお子さんにおすすめ： 数字に興味を持ち始めたお子さん、視覚的に学ぶのが得意なお子さん
第3位：RING10（リングテン）つみきの王国（ウッディプッディ）
メーカー： ウッディプッディ（Woodypuddy）
メーカー希望小売価格： 5,280円（税込）
リング遊び、積み上げ、ひも通し、おままごと、色遊び、サイコロゲーム、バランスゲーム、数の概念学習と、1つで8通り以上の遊び方ができる優れものです。
50個のカラフルなリング（ピンク・グリーン・パープル・イエロー・ブルー各10個）、顔パーツ5種類、帽子パーツ5種類、サイコロ2個、ひも2本、スタンド、おかたづけトレイ、遊び方紹介シートがセットになっています。
1.5歳から使い始められて、成長に合わせて遊び方が進化していくため、非常に長く楽しめます。最初はリングを重ねるだけだった遊びが、やがて顔と帽子で人形を作るようになって、さらには数を数えたり色分けしたりと、お子さんの発達に寄り添って活躍します。
無垢の木でできているため、木のぬくもりを肌で感じられて、親子遊びもしやすいと評判です。
こんなお子さんにおすすめ： 色や形に興味を持ち始めたお子さん、数の概念を楽しく学ばせたいママ
第4位：音いっぱいつみき（エドインター）
メーカー： エドインター
メーカー希望小売価格： 5,500円（税込）
すべての積み木に音の仕掛けがある、ユニークな木製積み木セットです。振ったり、積んだり、転がしたり、いろいろな音遊びが楽しめます。
丸・三角・四角それぞれに異なる音が入っており、大小の木玉、鈴、ビーズなど、音の種類も多彩です。形ごとに違う音が鳴るため、お子さんは自然と「どの形がどんな音か」を認識するようになって、形の理解が深まります。
四角、円柱、三角、半円、おうぎ型、八角形など、色も形も豊富な25ピースのセットで、音入りつみき11個と木箱が付属しています。積み木のサイズが大きめのつくりなので、2歳児でも掴みやすくて積みやすいのが特徴です。
保育園でも、音が鳴る積み木は子どもたちの興味を引きやすく、集中して遊ぶ姿が見られますよ。
こんなお子さんにおすすめ： 音に敏感なお子さん、聴覚を刺激する遊びが好きなお子さん
第5位：NEWひらがなつみき（くもん出版）
メーカー： くもん出版
メーカー希望小売価格： 8,800円（税込）
角をすべて面取りした安全な日本製の積み木で、遊びながら自然にひらがな46字を覚えられます。
ひらがな46枚、すうじ10枚、色4枚の合計60ピースと、もじのひょう（ひらがな）、木製ケースがセットになっています。積み木遊びをしたり、文字をつなげてことばを作ったり、遊び方はいろいろです。
STマークを取得しており、安全性が保証されています。ブナ材を使用した丈夫な作りで、長く使えます。2歳から始めて、ひらがなを読めるようになる5～6歳まで、成長に合わせて活躍します。
保育園でも、文字に興味を持ち始めたお子さんたちが、積み木を並べて自分の名前を作ろうとする姿をよく見かけますよ。
こんなお子さんにおすすめ： 文字に興味を持ち始めたお子さん、言葉の発達が早いお子さん
第6位：BRIO つみき50ピース
メーカー：BRIO（ブリオ）
メーカー希望小売価格：¥3,850（税込）
スウェーデンの老舗玩具メーカーBRIOの積み木は、自然素材でコスパが良いのが特徴。50ピースが約4,000円ほどで買えるので、他の積み木と比べてもお得感があります。
ピースは7種類の形状があり、全部で50個入り。小さいものだと3～4cm、一番大きなもので10cm程度と小さめサイズなので、50ピースでもコンパクトに収納できます。ブナ材を使用していて強度があるので、お子さんが元気いっぱい遊んでも安心です。
保育園でも、積み木は定番の知育玩具として大活躍。子どもたちが高く積み上げたり、お城や電車を作ったり、想像力を働かせて遊んでいます。シンプルだからこそ、遊び方は無限大です。
こんなお子さんにおすすめ
積み木遊びが好きな子、創造力を伸ばしたい子
商品比較表
| 商品名 | メーカー | メーカー希望小売価格（税込） | 対象年齢 | 主な学習効果 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ファーストリトルシェフ | エドインター | 5,500円 | 2歳～ | 想像力・社会性 | ままごとの基本セット、アルコール除菌対応 |
| 木のアバカス | ボーネルンド | 7,150円 | 2歳～ | 数の概念・計算力 | 1～100まで学べる、視覚的に理解しやすい |
| RING10 | ウッディプッディ | 5,280円 | 1.5歳～ | 色・形・数の認識 | 8通り以上の遊び方、長く使える |
| 音いっぱいつみき | エドインター | 5,500円 | 1歳～ | 聴覚・形の認識 | すべての積み木が音入り、25ピース |
| NEWひらがなつみき | くもん出版 | 8,800円 | 2歳～ | 文字・言葉の学習 | 日本製、STマーク取得 |
| BRIO つみき50ピース | BRIO | 3,850円 | 2歳～ | 手先の巧緻性 | 自然素材でコスパが良い（ブナ材） |
よくある質問
Q1. 木のおもちゃのお手入れ方法は？水洗いできますか？
木製のおもちゃは水気に弱いため、水洗いは避けましょう。基本的なお手入れは、柔らかい布で乾拭きするだけで十分です。
よだれや汚れが気になる場合は、水で濡らして固く絞った布で優しく拭き取って、その後しっかりと陰干しで乾燥させてください。天日干しは木材のひび割れの原因になるため、必ず日陰で干すことが重要なんです。
最近では、アルコール除菌に対応した木製おもちゃも増えています。商品によっては除菌スプレーが使えるものもあるので、購入時に確認しておくと便利ですよ。
保育園では、赤ちゃんが舐めるおもちゃは特に、使用後に毎回軽く拭いて自然乾燥させるようにしています。日々のこまめなお手入れが、長く清潔に使うコツです。
Q2. 木のおもちゃとプラスチックのおもちゃ、どちらがいいですか？
どちらにもメリットがあって、一概にどちらが良いとは言えません。両方を上手に使い分けるのが理想的です。
木のおもちゃのメリット
- 温かみのある質感で五感を刺激
- シンプルなデザインで想像力を育む
- 丈夫で長持ち、世代を超えて使える
- 自然素材で安全性が高い
プラスチックのおもちゃのメリット
- 軽くて扱いやすい
- カラフルで視覚を刺激
- 音や光などの仕掛けが豊富
- 価格が比較的手頃
- 水洗いしやすく衛生的
Q3. 2歳児に積み木は早すぎませんか？
いいえ、2歳は積み木遊びを本格的に始めるのにぴったりの時期です。
1歳頃は積み木を積むよりも崩すことが中心ですが、2歳になると手先が器用になって、バランスを考えながら積み上げることができるようになります。最初は2～3個積むところから始まって、徐々にピース数が増えていきます。
保育園でも、2歳児クラスでは積み木遊びが大人気です。「どうすれば高く積めるか」「どの形を組み合わせればいいか」と、お子さんたちは試行錯誤しながら集中して遊んでいます。
ただし、誤飲防止のため、2歳までは必ず基尺4cm以上の大きめの積み木を選んでくださいね。
【2歳のお子さん向け】
言葉が増え、ごっこ遊びや見立て遊びが始まる時期。創造力を育むおもちゃがおすすめです。
→ 2歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
【3歳に向けて】
3歳になると社会性が芽生え、ルールのある遊びが楽しめるように。想像力と論理的思考を育むおもちゃが最適です。 → 3歳ごろの知育玩具・おもちゃ一覧はこちら
Q4. 木のおもちゃは高価ですが、その価値はありますか？
木製の知育玩具は確かに高価なものが多いですが、長い目で見ると十分に価値があります。
まず、耐久性が非常に高くて、丁寧に使えば何年も、場合によっては何十年も使い続けられます。第2子、第3子へと受け継いだり、孫の代まで使えることもありますよ。
また、シンプルな設計のため飽きにくく、成長に合わせて遊び方が変化していきます。2歳で買った積み木が、5歳になっても別の遊び方で活躍する、というのはよくあることなのです。
さらに、木のおもちゃは知育効果が高く、お子さんの発達を多面的にサポートします。この「お子さんの成長への投資」という視点で考えると、決して高い買い物ではないと考えられますね。
トイサブ！で成長に合わせたおもちゃ選びを
ここまでおすすめの木製知育玩具をご紹介してきましたが、「どれを選べばいいか迷う」「たくさん買うのは予算的に厳しい」「成長に合わせて定期的におもちゃを変えたい」と感じるママも多いのではないでしょうか。
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- 総額17,000円相当のおもちゃが月額3,980円（税込）：購入するよりもお得に、さまざまな種類のおもちゃで遊べます。
- 返却・交換手続きはカンタン：おもちゃの収納や処分に困ることもありません。
- 保護者の時間・手間が大幅削減：おもちゃ選びや買い物の手間が省けます。
保育士として感じるのは、月齢に合ったおもちゃで遊ぶことの大切さ。保育園では、子どもたちの発達段階に応じておもちゃを選び、定期的に入れ替えることで、常に子どもたちの興味を引き、成長を促すようにしています。
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