「リビングがおもちゃだらけで足の踏み場もない…」「収納場所がなくて困ってる」
そんなお悩みを抱えている2歳児ママ・パパ、多いですよね。
2歳はイヤイヤ期真っ只中で、「自分でやりたい!」気持ちが強くなる時期。おもちゃもどんどん増えていくのに、お片付けはなかなか進まず、リビングが散らかりがちです。
でも収納の工夫次第で、お子さんが自分で片付けられるようになり、ママ・パパの負担を減らすことができるのです。
この記事では、保育士の知見を交えながら、狭いリビングや場所がない状況でも実践できる2歳のおもちゃ収納術を徹底解説します。収納のコツから具体的なアイデア、おすすめ商品まで、今日からすぐに試せる情報が満載です。
ライター名:仲村あや
保有資格:保幼稚園教諭2種免許・保育士資格
メッセージ:保育現場で多くの親子と関わってきた経験と、現在進行形の子育て体験から、パパとママがもっと子育てを楽しめるような情報をお届けします。
大変な毎日だからこそ、ちょっとした工夫やサービスの活用で心に余裕を作り、お子さんとの時間をより豊かに過ごしていただけるよう応援しています!
目次
2歳のおもちゃ収納が難しい3つの理由

① イヤイヤ期で片付けを嫌がる
2歳になると、自我がはっきりしてきて「イヤイヤ期」と呼ばれる時期に入りますよね。「自分でやりたい!」気持ちが強い反面、思い通りにならないとすぐに怒ってしまう傾向があります。片付けを促しても「イヤ!」と拒否されるのは保育園であっても日常茶飯事です。
そんなとき、保育園の2歳児クラスでは子どもたちが「自分で片付けたくなる」環境づくりを大切にしています。無理に片付けさせるのではなく、「片付け=楽しい」と感じられる仕組みを重視しています。
② おもちゃの種類と量が急激に増える
2歳になると、手先が器用になって、遊びの幅もぐんと広がります。ブロックやパズル、ぬいぐるみ、ミニカー、おままごとセットなど、いろんな種類のおもちゃが増えていきますよね。
誕生日やクリスマス、親戚からのプレゼントなど、気づけばおもちゃが溢れかえっている…というご家庭も多いはず。おもちゃの量が多すぎると、子どもも「どこに片付けたらいいの?」と迷ってしまい、結局散らかったままになってしまいます。
③ リビングに収納スペースがない
多くのご家庭では、お子さんがリビングで遊ぶことが多いと思います。ママ・パパの目が届きやすくて、家事をしながら見守れるのがメリットですよね。
でも、リビングには家族みんなのものも多くて、おもちゃ専用の収納スペースを確保するのが難しい…という問題が。特に狭いリビングでは、収納棚を置くスペースすらないこともありますよね。

【保育士監修】2歳のおもちゃ収納で押さえるべき5つの基本ルール

ルール① 子どもの目線に合わせた高さに収納する
2歳の子どもの身長は、だいたい80〜90cm。収納棚は高さ80cm以下に設定すると、子どもが自分で出し入れしやすくなります。
保育園でも、棚の高さを低くして「自分で片付ける経験」を大切にしているんです。子どもの目線に合わせることで、「自分でできた!」という達成感を味わえて、自立心の形成にもつながります。
ルール② 「見える収納」で何がどこにあるかわかりやすく
おもちゃを透明のケースやオープンラックに入れて、「どこに何があるか見える」ようにしましょう。視覚的に理解できると、自然にお片付けの動作が習慣になっていきます。
フタつき収納は整頓しやすい反面、2歳児にはちょっと難しく感じるようです。フタなしや浅型ボックスの方が扱いやすいですよ。
ルール③ ワンアクションで片付けられる仕組みを作る
「フタを開けて→入れて→フタを閉める」という3アクションより、「ポイっと入れるだけ」の1アクションの方が、子どもの負担は確実に減ります。
ワンアクション収納の例
- フタなしのオープンボックス
- 投げ入れ式の大きなカゴ
- 引き出しを引くだけの収納
とにかくシンプルにすることで、親子ともども片づけに取り組みやすくなりますよ。
ルール④ ラベリングで視覚的にわかりやすくする
文字がまだ読めない2歳でも、写真やイラストでラベリングすれば「ミニカーはここ」「ブロックはあそこ」と子どもが自分で判断できるようになります。
保育園でも、0歳〜3歳児のクラスでは写真を貼るのが効果的とされています。写真は長く使うことを考えて、ラミネートしておくのがおすすめです。
ルール⑤ おもちゃの量を適正に保つ
お片付けが楽になる最大のコツは、実は「おもちゃの量を減らすこと」なんです。
保育園では、意外とおもちゃの数は少なめ。「全部出しておくより、少しだけ選んで出す」ことで、子どもが遊びやすく、片付けやすい環境になるからです。

狭いリビングでおもちゃ収納を実現する7つのアイデア

アイデア① リビングの一箇所にまとめて収納する
おもちゃの収納場所が複数に分かれていると、「どこに何を収納すればいいの?」とお子さんが迷ってしまい、片付けを嫌がる原因になります。
壁面本棚の下段など、お片付けの「目的地」を一箇所に決めて、「お片付けはあそこにしようね」とお子さんに伝えてみましょう。そうすることで、子どもが自分で片付ける力が養われて、ママ・パパの負担も軽減されますよ。
アイデア② デッドスペースを有効活用する
リビングにおもちゃを収納するのが難しい場合は、デッドスペースを活用しましょう。
特にテレビボードの下は、おもちゃ収納に適した場所。リビングで過ごすときにおもちゃで遊びたい場合もすぐに取り出せて、お片付けも簡単です。引き出し式の収納ボックスを使えば、遊ばないときはボード下にすっきり収まって、生活感も抑えられます。
ソファ下も活用できるデッドスペースのひとつ。おもちゃの出し入れがしやすいように、キャスター付きの収納ケースを使うのがおすすめです。
アイデア③ 壁面収納で床面スペースを確保
床面に収納スペースを確保できない場合は、壁面を活用しましょう。
ウォールラックや壁掛けシェルフ、壁面本棚などを壁に設置することで、床面のスペースを取らずに収納量を増やせます。壁面収納は「見せる収納」にもなるので、リビングの印象も変わりますよ!
アイデア④ キャスター付きラックで移動を楽に
キャスター付きのラックもおもちゃ収納に大活躍!
キャスター付きラックの最大のメリットは、移動がしやすい点です。「今日はリビング以外の場所で遊びたい!」とお子さんが言ったときに、キャスター付きラックなら簡単に移動できちゃいます。
アイデア⑤ 隠す収納と見せる収納を組み合わせる
リビングでのおもちゃ収納は、「隠す収納」と「見せる収納」をバランスよく取り入れるのがポイント。
細かいブロックやパーツの多いおもちゃは、フタ付きの収納ボックスがおすすめ。デザイン性の高いおもちゃは、オープンラックやウォールシェルフに飾って「見せる収納」にすると、インテリアの一部になりますよ。
アイデア⑥ カラーボックスにインボックスを組み合わせる
カラーボックスは、色展開も豊富でインテリアにもぴったり合うものを探しやすいです。
段の高さ設定を自由にできるので、おもちゃのサイズに合わせてセット可能。また、お子さんが小さいうちは、身長に合わせて棚の位置を全体的に低めにすることもできます。
アイデア⑦ おもちゃのローテーション制を導入する
全部のおもちゃを出しっぱなしにしていると、お子さんが迷ってしまいます。
保育園では、「今、よく遊ぶおもちゃ」「今の発達に合っているもの」だけを出して、他はしまっておくようにしています。おうちでも、3〜5種類くらいのおもちゃだけを目につく場所に置くだけでOK!
週に1回くらい入れ替えると、お子さんも新鮮な気持ちで遊べますよ。

2歳におすすめのおもちゃ収納グッズ5選
おすすめ① IKEA「TROFAST(トロファスト)」

メーカー: IKEA
価格: ¥15,390
IKEAのTROFASTは、丈夫な木製フレームと軽くて扱いやすいプラスチック製ボックスの組み合わせが特徴です。
ボックスは軽量で子どもでも簡単に出し入れでき、カラーバリエーションも豊富なので、おもちゃの種類ごとに色分けして収納することができます。フレームとボックスを自由に組み合わせられるため、成長に合わせてカスタマイズ可能です。
おすすめ② ニトリ 連結できるNカラボレギュラー2段ホワイトウォッシュ 引き出し3点付き

ニトリのカラーボックスは、簡単に組み立てられ、リーズナブルな価格が魅力です。
メーカー: ニトリ
価格: ¥3,334
カラーボックスとインボックスを組み合わせることで、引き出し式のおもちゃ収納が完成します。プラスドライバーがあれば初心者の方でも簡単に組み立て、組み換えができるのが特徴です。
小さなお子さんがいるご家庭でも隙間時間で組み立て可能ですよ。また、専用の引出しレールを使えば、よりスムーズな出し入れができます。
コストを抑えつつ、しっかりとした収納を確保したいご家庭にぴったりです。
おすすめ③ 無印良品「やわらかポリエチレンケース」

メーカー: 良品計画(無印良品)
価格: 中サイズ ¥690、大サイズ ¥890、深サイズ ¥1,090(税込)
やわらかな素材のポリエチレンケースなので、赤ちゃんや子どもがぶつかっても安心です。水洗いもできたり、ホコリが入るのが気になる場合には別売のフタと合わせて使うことができたりと、使い勝手がよい商品です。
筆者の家でも大活躍の商品で、おもちゃの収納はこのケースに揃えています。フタをするとスタッキングできるのが便利です。
ハマっているおもちゃはケースごとリビングに、飽きてきたらそのまま押し入れにいれて、ほかのおもちゃと簡単に交換できます。
転勤族の筆者ですが、普段も引っ越しの時もいつでもケースごと持ち運ぶだけなので、本当に助かっています。
おすすめ④ アイリスオーヤマ「天板付キッズトイハウスラック」

メーカー: アイリスオーヤマ
価格: ¥7,680(税込)
3つの大きなボックスと6つの小さなボックスで構成されたトイハウスラックです。
中身を分類しながら収納でき、天板には小物を飾ったりランドセルを置いたりとさまざまな用途で使えます。
倒防止の脚パーツ付きで安全性に配慮されているのもうれしいポイントです。カラフルなボックスで色分け収納ができ、子どもが楽しくお片付けできます。
おもちゃの種類が多く、分類して収納したいご家庭にぴったりです。
おすすめ⑤ オリエンタル・スタンダード・ジャパン おもちゃ収納ラック

メーカー: オリエンタル・スタンダード・ジャパン
価格: ¥8,891(税込)
天然木のあたたかみあふれるナチュラルデザイン。
大中小のボックスで種類ごとにサッと分けられます。角が丸くてぶつかっても安心です。
保育士も推奨する自立を促す高さ設計で、子どもが「自分でできた!」と喜ぶ瞬間を引き出します。長く愛用できる耐久性も◎。

2歳の子どもが自分で片付けられるようになるコツ

片付けのタイミングを決めて習慣化する
片付けの時間を決めておくと、子どもも「この時間になったら片付ける」という習慣が身につきます。
保育園では、給食の前、お昼寝の前、帰りの会の前など、決まったタイミングで片付けタイムを設けています。ご家庭でも、「ごはんの前」「お風呂の前」など、生活のリズムに合わせて片付けタイムを決めてみましょう。
片付けを遊びの延長として楽しむ
保育園では、片付けを遊びの延長として楽しむ工夫をしています。
「おもちゃをおうちに帰してあげよう」「どっちが早く片付けられるかな?」など、ゲーム感覚で片付けを促すと、子どもも楽しく取り組めます。
お片付けソングを活用する
「お片付けソング」を流すことで、楽しい雰囲気の中で片付けができます。
音楽が流れている間に片付けるというルールを作ると、子どもも「音楽が終わるまでに片付けよう!」と意欲的に取り組みやすくなります。
できたらたくさん褒める
片付けができたら、大げさなくらいに褒めてあげましょう。
「すごいね!」「上手に片付けられたね!」と声をかけることで、子どもは「片付け=嬉しいこと」と認識し、次も自分から片付けようとするようになります。

おもちゃの仕分けと整理の具体的な手順

STEP1:おもちゃを全部出して仕分ける
まずはおもちゃをすべて出して、仕分けることから始めましょう。
「子どものお気に入り」「迷うもの」「捨てるもの」の3グループに仕分けます。この作業は面倒に感じるかもしれませんが、一度しっかりやっておけば、その後の片付けがグンと楽になります。
STEP2:使用頻度でカテゴリー分けする
必要なおもちゃが決まったら、次は分類です。
カテゴリー分けをすることで、「どこに何があるか」が明確になり、子どもも片付けやすくなります。ブロック、ぬいぐるみ、ミニカー、おままごとセットなど、種類ごとに分けましょう。
STEP3:収納場所を決めて配置する
「子どものお気に入り」のおもちゃだけを元の場所に戻しましょう。
このときはきれいに収納しなくてもOK。とにかく戻すだけで大丈夫です。よく遊ぶおもちゃは手の届きやすい場所、たまにしか遊ばないおもちゃは少し高い場所や奥の方に収納します。
STEP4:ラベリングと写真で視覚化する
収納ボックスやケースには、写真やイラストのラベルを貼りましょう。
2歳はまだ文字が読めないので、実際のおもちゃの写真を撮って貼るのが効果的です。「ブロックはこの箱」「ぬいぐるみはあの箱」と視覚的にわかることで、子どもが自分で判断できるようになります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 片付けを全然してくれません。おもちゃ収納をどう始めればいい?
2歳児は「自分でできた!」という達成感が大事です。最初は片付けそのものを遊びのように捉え、親子で一緒に「おもちゃをおうちに帰そうね」と声かけするのがおすすめです。
保育園でも片付けタイムは“ゲーム”に変え、お片付けソングで楽しく促しています。まずは一緒にやってみてください。
Q2. リビングが狭くて収納家具が置けません、どうしたら良い?
狭いリビングではデッドスペース(テレビ下・ソファ下・壁面など)を上手に活用すると収納力がUPします。
キャスター付きボックスや引き出し型で“ワンアクション”収納を徹底すると、子どもも片付けやすいですよ。家具に頼らず空間活用するアイデアはおすすめです。
Q3. おもちゃを整理したいが量が多すぎます。どうすればいい?
一度すべてのおもちゃを出して「よく遊ぶ」「あまり使わない」「壊れている」などのグループに分けるのがコツです。
保育園でも季節ごとにおもちゃを整理し、今の年齢・成長に合ったもの以外は一時的にしまいます。残す量を絞るほど、日々の片付けが“ぐっと楽”になります。
Q4. 収納ボックスや家具はどれを選べばいい?
おすすめは子どもの目線で出し入れしやすい高さ80cm以下、ラベリングや色分けなど“視覚的に分かる”タイプです。IKEA「TROFAST」、ニトリ「カラーボックス」、無印「やわらかポリエチレンケース」などは、保育士としてもママとしても実際に使いやすいと感じています。
それぞれの特徴や価格もチェックしてみてくださいね。
Q5. 成長につれておもちゃも増えるのが心配です。対策はありますか?
おもちゃのローテーション制(出す種類を週ごとに入れ替える)やサブスクサービスの活用がおすすめです。
保育の現場でも成長に合わせて新しいおもちゃを用意し、必要に応じて保管や交換をしています。収納スペースを圧迫しない取り組みは、ご家庭にも十分参考になります。

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トイサブ!は、2ヶ月ごとに新しいおもちゃと交換。成長に合わせて交換できるので、月齢に合わせたおもちゃで遊ぶことができ、年齢ごとに買い替えたりする必要がありません。
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