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保育士が解説!3歳児の手作り知育おもちゃ15選!

保育士が解説!3歳児の手作り知育おもちゃ15選!

2025/09/03

「うちの子、最近ハサミに興味があるみたい」「お友だちとごっこ遊びが大好きになってきた」そんな成長を感じているママも多いのではないでしょうか。

3歳は手先が器用になり、想像力がぐんと豊かになる時期です。保育士として日々3歳児と接する中で、この時期の子どもたちは身近なものを使った手作りおもちゃに夢中になることを実感しています。

今回は、おうちにある紙コップや牛乳パックなどを使って簡単に作れる知育おもちゃを、保育現場での人気ランキングとともにご紹介します。作る過程も楽しみながら、お子さんの「できた!」という達成感を一緒に味わってみませんか。

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この記事を書いた人
 ライター名:Hana先生
保有資格:保育士、幼稚園教諭、小学校教諭
経歴:公立幼稚園や保育所、子育て支援センター、障害児施設など勤務経験あり
メッセージ:物心ついた時からの夢が「子どもに携わる仕事に就くこと」でした。その夢を追い続け、現在は、子どもに関する専門ライターして活動しております。親子で一緒に楽しめて、子どもの個性や好奇心を伸ばすおもちゃ選びをお手伝いできたら嬉しいです。

3歳児の発達の特徴とは?

3歳頃の子どもは、できることがぐんと増え、自分でできることが増えてくる時期。

特に「手先の器用さが急速に発達」し、ハサミを使ったり、シールを貼ったりといった細かい動作が少しずつできるようになります。また、言葉が急速に増え、家族や「お友だちとのやりとり」が楽しくなり、人と関わることへの興味や楽しさを感じられるようになる時期です。

さらに、想像力も豊かになってくるので、「ごっこ遊びやなりきり遊び」が盛んになるのもこの時期の特徴です。遊びの中で社会性や役割意識が芽生えくる姿が見られるようになります。

手作りおもちゃで育つ「5つの力」

おうちにある身近な素材を使った“手作りおもちゃ”は、3歳児の発達をサポートするのにぴったりのアイテムです。既存の玩具と違って、遊び方や完成形に自由度があるため、3歳児なりの「やりたい!」気持ちを引き出せることが魅力です。

具体的に、手作りおもちゃを通じて以下のような力が育まれます。

  • 手先の器用さ・巧緻性:切る、貼る、はめるなどの動作が自然と手先を使う練習に。
  • 創造力・想像力:材料の使い方や遊び方を自分で工夫する中で育まれます。
  • 集中力・根気:一つの作業に集中して取り組む経験は後々忍耐力にもつながります。
  • 社会性・コミュニケーション力:自分なりの言葉で伝える・相手の話を聞く中で、社会性や協調性が育まれます。

【材料別】保育園で人気の手作り知育おもちゃ15選

紙コップ・紙皿で作る知育おもちゃ

■ 紙コップロケット

【特徴】輪ゴムと紙コップを使ったジャンプ遊び。3歳児の力でもコップと飛ばすことが出来るので、保育現場でも繰り返し遊ぶ姿が見られます。

【注意点】輪ゴムを口に含まないことを事前にしっかり伝えましょう!使わない分は子どもの手の届かないところに置いておくことが誤飲防止につながります。

【ワンポイント】ビニールテープや画用紙を使って仕上げると見た目も本物により近づきますが、子供と一緒にペンで絵を描くだけでもOK!飛ばすことの楽しさを味わってから装飾をしてみるのもいいですよ♪慣れてきたら飛距離を競ったり、的を狙ったりすることで、長く遊ぶことができます。

参考:https://youtu.be/kNAyCefQlAQ?si=X7ZW6lffol2YNfFV

■ 紙皿コマ

【特徴】色を塗った紙皿を回すと、色が混ざって不思議な模様に!紙皿の上の装飾は子どものしたいようにできるため、「自分で作った!」という満足感も味わいやすい手作りおもちゃです。手先を使ってペットボトルのふたの部分をつまんで回すので、自然と手先の動きの練習にもつながります。

【注意点】ペットボトルのふたは3歳児の口にすっぽり収まるサイズなので、事前に「口には含まないこと」や、作成する直前にママやパパが扱うようにしましょう。

【ワンポイント】ペットボトルのふたのギザギザ部分が気になる場合は、シールやビニールテープで覆うと触り心地や良くなりますよ♪

参考:https://youtu.be/XmTFEl9THyY?si=V7Cuf3omsXgjojF9

■ くるくるレインボー

【特徴】何度も回したくなる遠心力の面白さを感じられる手作りおもちゃです。子どもが自分の好きな色を選べる環境をつくることで、より愛着の湧くおもちゃに!

【注意点】棒の長さを長くしすぎてしまうと、子どもが自分で回しずらくなってしまうため注意が必要です。

【ワンポイント】手のひらを使って回す動作が難しそうと感じた場合、「手を洗うみたいにしてごらん」と子どもが想像しやすい声かけをしてあげると◎

参考:https://youtu.be/o93mcDGGTvk?si=Ffx837sZptZjjVW1

牛乳パック・段ボールで作る知育おもちゃ

■ ぴょんぴょんカエル

【特徴】牛乳パックと輪ゴムを使ってぴょーんとジャンプするカエルが作れます。ダイナミックに飛び上がる魅力があるので、保育現場でも大人気の手作りおもちゃです。好きな顔を描いたり、目のシールを貼って仕上げたり…。自分だけのオリジナルなカエルを作ることが出来ることが魅力です。

【注意点】牛乳パックは事前にしっかりと洗い、乾かしてから使用して下さい。

【ワンポイント】カエルが跳びあがるように押さえる向きはママやパパがそっとサポートしてあげると◎

参考:https://youtu.be/34GeQ93jC_o?si=HubDCntTm6agmJ2P

■ 段ボールジグソーパズル

【特徴】ダンボールを使って、自分の好きなイラストを描いて切り分ければ、オリジナルのパズルに大変身!子どもの発達に合わせてパーツ数を決められるのも嬉しいポイント。

【注意点】ダンボールを切る工程は、初めてのはさみの場合力加減など難しいことが想定されるため、ママやパパの役割と決めて伝えておくといいですね!

【ワンポイント】段ボールに貼るイラストは、大きめの紙に必要な枠だけ描いておき、「はみ出してもいいよ」という空間を作っておいてあげることで、3歳児らしいダイナミックな絵や伸び伸びとした絵を描くことに繋がります。ママやパパが子どもの好きなモチーフを描き、ぬりえ方式で一緒に作っていくもの◎

参考:https://youtu.be/ZuG6SzOdX1M?si=25qGx_ciRhS8XLI_

■ カスタネット

【特徴】段ボールの土台にペットボトルキャップを貼りつけた簡単楽器。歌や音楽に合わせて音を鳴らす遊びはリズム感や音への興味を引き出します。

【注意点】ダンボールや台紙など、硬いものはママやパパが事前に切っておくとスムーズに作成することができます。

【ワンポイント】ママやパパの分も合わせ作ると、一緒に鳴らす楽しさや子どもが見てまねやすくなるので、自然と鳴らし方を覚えることにつながりますよ。

参考:https://youtu.be/8BxfaP4KVQM?si=T_3JCO1Zc-n5Iwvu

ペットボトル・ビニール袋で作る知育おもちゃ

■ 音の出るマラカス

音の出るマラカス

【特徴】保育現場でも必ずと言っていいほど作られている定番手作りおもちゃです。小さめのペットボトルの中にビーズやどんぐりを入れることで、音の違いも楽しめます。

【注意点】キャップをしっかり閉め、更に子どもが空けて中のモノを取り出さないようビニールテープでしっかりとキャップと本体をつなげてくださいね。

【ワンポイント】アレンジで子どもが好きなシールや顔に見立てると3歳児の心をさらにくすぐるアイテムになりますよ!

参考:https://hoiclue.jp/1784.html

■ ゆらゆらおばけ

【特徴】ビニール袋に顔を描き、糸でつるしてふわふわ動く様子が楽しいおばけの手作りおもちゃ。お化けモチーフは3歳ごろの子どもに大人気!

【注意点】持ち手に割りばしを使う際は、その場で揺らすなどの決まりを作っておくと安心です。

【ワンポイント】持ちながら歩くことが想定される場合は新聞紙やチラシを細く丸めて、転倒した際に目や体に刺さりにくい素材で作ってあげると◎ビニールにペンで顔を描くことが難しい場合は、シールなどで顔を表現するのも◎

参考:https://www.hoikushibank-column.com/column/movie-0930

■ キラキラボトル

【特徴】水と洗濯のりを混ぜて好きなパーツを入れて作る癒し系ボトルおもちゃ。中には絵の具や切ったストロー、ティッシュペーパーなどお家にあるものを使ってアレンジも可能です。

【注意点】中に入れた水や小物がこぼれださないようキャップと本体をビニールテープでしっかり止めてあげると安心してお使いいただけます。

【ワンポイント】100円ショップなどで販売しているラメや絵の具を入れるとさらにきれいな仕上がりになりますよ♪

参考:https://hoiclue.jp/800013397.html

身近な材料で作る知育おもちゃ

■ ぶんぶんゴマ

ぶんぶんゴマ

【特徴】牛乳パックの底の部分や厚紙などに紐を通して回す、昔ながらの手作りこまです。回すコツをつかむのに夢中になり、自然と繰り返し取り組む姿や指先の動きも自分なりに工夫する成長を見ることができます。

【注意点と】穴をあける際はママやパパも安全な場所で行ってくださいね!

【ワンポイント】紐の長さは子どもの肩幅程度が目安です。先に紐を短くしすぎてしまうと調整が難しいため、少し長めに切って、子どもが実際に触りながら調整するのがオススメです。

参考:https://hoiclue.jp/500122013.html

■ ストロー落とし

ストロー落とし

【特徴】穴のあいた容器にストローを入れる手作りおもちゃ。繰り返し「ポトン」と入れる気持ちよさが子どもにハマるようです。穴をねらってストローを入れるので、自然と指先のコントロールと集中力が自然と育まれます。

【注意点】ストローの長さは子どもが口に入れても飲み込まない長さに調整してあげると安心して遊ぶことができます。

【ワンポイント】慣れてきたら穴の数を増やしてみたり、容器を変えてみたりすることでアレンジも楽しむことができますよ。

参考:https://love-spo.com/article/home-montessori011/

■ ボタンつなぎ

【特徴】フェルトや厚紙にボタンをつけ、ボタンホールでつなぐおもちゃ。アイスクリームの他にも、汽車や魚など子どもの好きなモチーフで作ることができます。遊びの中でボタンを触る経験ができるので、自然と着替え練習にも役立ちます。

【注意点】繰り返し遊んでいるとボタンが緩んでくることもあるので、定期的にチェックしてあげてくださいね♪

【ワンポイント】ボタンのサイズはなるべく大きめのものを使うと初めての子どもでもやりやすくなります。

参考:https://www.hoikushibank-column.com/column/movie-0808

100均材料で作るモンテッソーリ風知育おもちゃ

■ ひも通しボード

ひも通しボード

【特徴】穴から毛糸や紐などを通すおもちゃです。集中力と指先の巧緻性が高まります。

【注意点】木製ボードの角が気になる場合はボンド等で角をなくしてあげると◎

【ワンポイント】初めから形を作らせようとせず、紐を穴に通す楽しさを味わえるだけでOK!慣れてきたらママやパパが「お家の形作ってみようかな」「電車みたいにできそうだな」などとイメージを伝えたり、実際に作ってあげると遊びの幅が広がります。

参考:https://ouchiasobiyori.com/design-board4/

■ カラーポンポン分け

カラーポンポン分け

【特徴】トングを使って、色ごとにポンポンを分ける遊び。容器を変えたり、色分けできるように容器にシールを貼ってあげることで色に親しみをもてたり知るきっかけに繋がります。トングでつかむことで遊びの中で手先の運動にも◎

【注意点】ポンポンのサイズは子どもの口に入る大きさのため、事前に使い方のルールを決めてあげましょう。

【ワンポイント】何度も使っているとポンポンがけば立ってきたり、掴みにくくなることもあるのでその際は新しいポンポンと入れ替えてあげると遊びやすくなります。

参考:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e479c7cb34c71d8e0f56cec7defa16c0d12dd909

■ ボタンかけ知育玩具

@nobinobikids1

フェルトの端切れと100均のボタンで、お着換え練習になる指先知育おもちゃを作りました! お花をボタンで留める遊びで、ボタンのつけ外しを練習できます🌸 手指を動かすおもちゃは、小さな筋肉の発達や脳の発達を促進します! お着換えにもつながる動きで、楽しく指先知育してくださいね✨ 今回は緑と黄色のフェルトだったのでお花畑を作りましたが、青系ならお魚にしてもかわいいですよ♪ 作ってみたくなったら「🙌」とコメントください☺ ストーリーズや投稿でのつくれぽもお待ちしています♡ #おうちモンテ #モンテッソーリ教育 #手作りおもちゃ #知育おもちゃ #ゆる知育 #1歳知育 #0歳知育 #おうちモンテ

♬ アドベンチャー – YOASOBI

【特徴】フェルトを使って、ボタンのつけ外しを練習できる手作りおもちゃ。平面なので場所を取らず収納も楽々♩モチーフを変えればレパートリーは無限大です。

【注意点】繰り返し遊んでいるとボタンが緩んできたり、取れてしまったりすることがあるため、定期的なメンテナンスを行ってくださいね。

【ワンポイント】100均にあるチャックのついたファイルに入れれば、持ち運びも可能な手帳型に大変身!バスや電車の中など移動中でも遊ぶことができます。

参考:https://vt.tiktok.com/ZSHsDEs9K5kty-DMikY/

3歳児と一緒に作るときのポイント【保育士からのアドバイス】

■ 作る前の準備と約束事

【ハサミなど道具を使うときの約束】

ハサミを渡す前に危険性と安全に扱うための約束を伝えましょう!保育現場でも特に気を付けて伝えていることは以下です。

✓正しい持ち方や座って使用すること
✓ハサミのどこが危ないのか(刃の部分)
✓間違った使い方をするとどうなるのか 

お家でも約束事を決めて事前に伝えておくと大きなケガの防止につながります◎

【厚紙など切りにくいものは事前準備】

牛乳パックやダンボールなど力が必要な作業はあらかじめママやパパが切っておいたり、「これはすごく硬いからママが切るね!」事前に伝えて用意をしておくとスムーズです。

■ 保育士が実践する援助のコツ

できることは任せる

お子さまの「やってみたい!」気持ちを受け止め、「色塗りをする」「一緒に切ってみる」などを出来ることは任せてみましょう。子どもの「できた!」という体験や気持ちは、自信自己肯定感につながるとても大切な経験です。

過程を楽しむ声かけ

「上手だね!」「すごいね!」よりも「素敵な色を選んだね」「今よく見ていたね」など子どもがしていることをしっかり見ていることが伝わる声かけをすることで、子どもの満足感充実感を満たすことにつながります。

手作りおもちゃQ&A

Q1. 3歳児が一人でも作れる簡単なおもちゃは?

→上記で紹介した手作りおもちゃはどれもどこかに3歳児が一人で取り組める行程が入っています♩特に最初は、子どもが好きなこと(色塗りやシール貼り)から手作りおもちゃを作る楽しさを味わえたらいいですね。

Q2. 兄弟で長く使える手作りおもちゃは?

→魚釣りゲームやジグソーパズルは年齢差があっても一緒に楽しめる遊びです。ルールを決めてアレンジすることで楽しく使い続けられます。

Q3. 収納しやすい手作りおもちゃは?

→紙皿コマやボタンつなぎなど、平らに収納できるものがおすすめ。「散らかりそう」と感じる場合は、ジップ袋や100均のケースでまとめておくと便利です。

3歳の知育おもちゃは手作り&「トイサブ!」がおすすめ

手作りおもちゃは、家庭にあるもので気軽に作れ子どもとの時間を楽しめる知育アイテムです。一方で「準備する時間がない…」「一から作るのはちょっとハードルが高い」などと不安を感じる方もいるかもしれません。

そんなときにおすすめなのが、定額制おもちゃレンタルサービス【トイサブ!

3歳児の発達段階に合わせて、プロが選定した知育おもちゃを毎月ご家庭に届けてくれます。

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手作りおもちゃとレンタルおもちゃ、それぞれの良さを上手に組み合わせながら、3歳児の発達を楽しくサポートできる環境を一緒に作っていきましょう♩

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