いろいろなことができるようになる3歳の誕生日には、こどもにどんなプレゼントをあげるべきか悩みますよね。イヤイヤ期に困らされる「魔の2歳」を乗り越え、心も体もぐんと成長するこの時期。せっかくならこどもの「好き!」という気持ちに寄り添い、喜んでくれるおもちゃを選びたいですね。
でも「種類が多すぎて選べない」「すぐ飽きないか心配…」というママ・パパの声もよく聞きます。そこでこの記事では、3歳のこどものおもちゃ選びで後悔しないための大切なポイントを、先輩ママ・パパの視点からたっぷりご紹介します。
目次
なぜ3歳のおもちゃ選びは重要?

2歳までのこどもは、身の回りのものを吸収するスポンジのような存在でしたが、3歳になると蓄えた知識や経験を「自分なりに表現する」ステージにステップアップしていきます。この大切な時期に、こどもの「やってみたい!」という気持ちをうまく引き出してあげるおもちゃと出会えるかどうかが、その後の成長に大きく関わってくるのです。
3歳は「できること」が爆発的に増える黄金期
3歳のこどもは心も体も大きく成長し、これまでできなかったことが次々とできるようになる「黄金期」です。昨日までおぼつかなかった手つきでクレヨンを上手に持って円を描けるようになったり、単語の組み合わせだったおしゃべりから「ママ、あのね…」とちゃんとした文章になっていたりと、さまざまなシーンで成長を実感できるでしょう。
この時期のこどもは、好奇心の塊です。「なんで?」「どうして?」という質問が増えるのも、世界への探求心がぐんぐん育っている証拠。この知的な好奇心を遊びにつなげてあげることが、学ぶことの楽しさを知る第一歩になります。
身体能力の著しい発達
公園を走り回ったり、ジャングルジムに登りたがったり、3歳児の有り余るエネルギーには目を見張るものがありますよね。この時期はバランス感覚が大きく向上し、三輪車のペダルを上手にこげるようになることも。
また、手先の器用さも格段にアップします。指先を使う遊びは脳に良い刺激を与えると言われているため、この時期の成長をサポートするおもちゃ選びはとても重要なんですよ。
言語・認知能力の飛躍的成長
3歳になると、使える言葉の数が爆発的に増え、複雑な会話も楽しめるようになってきます。色の名前を覚えたり、大きさの違いを理解したり、簡単な数なら数えられるようになったりと、物事を認識する力も大きく成長します。
特にこの時期に豊かになるのが「ごっこ遊び」です。お人形相手にお母さんになりきったり、積み木を車に見立てて走らせたり。豊かな想像力を発揮して、こどもは社会のルールや人との関わり方を学んでいくのです。
社会性・情緒の基礎が形成される時期
これまでは「ママと一緒」であることが当たり前だったこどもも、3歳になると少しずつお友達に関心を向け始めます。「他の子とも遊びたい」という気持ちが芽生える一方で、その思いを上手く伝えられずにおもちゃの取り合いでケンカになってしまうこともあるでしょう。
「かして」「いいよ」「ありがとう」「ごめんね」。そんな気持ちのやり取りを経験しながら、順番を守ったり、相手のことを考えたりといった社会性の基礎を学んでいきます。
【2025年最新】3歳向けおもちゃ人気ランキングTOP15
1位:マグブロック くるまセット

特徴:瞬時にカチっとつながるスピード感が子供たちを夢中にさせる、人気の磁石ブロック。このセットはタイヤのパーツ入りで、様々な形の車をつくることができます。2次元・3次元を行き来する立体造形を通して、空間認識力や色彩感覚だけでなく、小学校で学ぶ「図形、角度」の概念を、遊びの中で体感できます。
値段:7,590円
2位:バランスストーン

特徴:川の中の石や岩を飛び移っていく飛び石が遊具になったバランスストーン。遊びながら自然とバランス感覚が身についていきます。高さや大きさの異なる5個のストーンの上をバランスをとりながら歩いたり、ジグザグに並べて歩いたり、お家の中でも楽しく体を動かすことができます。バランス感覚や体幹が鍛えられると怪我をしにくくなったり、姿勢が良くなる効果も期待できます。また、足の裏が刺激され運動能力の向上にも繋がりますので、裸足で遊ぶことをおすすめいたします。
値段:-
3位:カタミノ(20ピース)

特徴:様々な形をしたブロックを組み合わせ、指定されたマス目を埋めていくフランス生まれの思考型ゲーム。必要なのは、与えられたペンタミノの形をきちんと認識し、空間にきちんと組み合わせてゆくための発想力と認識力。また完成を目指す過程で集中力や根気力といったものも養われていきます。
値段:6,160円
4位:NEW くみくみスロープ

特徴:ブロックのようにパーツを使ってコースを組み立て、ボールを転がすおもちゃです。ボールが下まで落ちるようにコースを考えて作る遊びをとおして、作り上げる達成感を味わい、集中力や創造性を育てます。様々なパーツによって転がるスピードなども変わるので、想像力も自然と育まれていきます。
値段:6,600円
5位:たのしいケーキ職人

特徴:お子様が大好きなお誕生日ケーキを何度も楽しめるおもちゃ。マグネット製のフルーツや生クリームなどのトッピングをのせる楽しみや、ろうそくを消すごっこ遊び、ケーキを切って取り分ける遊びがお子様を夢中にさせます。おままごと遊びを通じてお子様の想像力や社会性などを育みます。
値段:4,950円
6位:mokuTRAIN 木製レールセット

特徴:国産メーカーによる、木のぬくもりが優しいシンプルなレールセットです。お子さまの手でも組みやすいレールで、人気の日本の新幹線、はやぶさ・こまちの連結をお楽しみください!踏切が付いているので、手持ちのミニカーと組み合わせて遊んでいただいても。2021グッドトイ賞を受賞しています。
値段:7,546円
7位:図形キューブつみき

特徴:カードに描かれている立体を見本に、ブロックを使って絵と同じ立体をつくるパズルゲーム。発想力や集中力を刺激しながら、2次元から3次元への転換、色や数の組み合わせはもちろん、論理性、整理力を養います。 ブロックは握りやすい大きさなので、ものの数を体感しながら覚えることができます。
値段:4,180円
8位:さわって!バイリンガルずかん

特徴:タッチペン不要の、指だけで楽しめるベビー用図鑑。お子さまに身近なもののイラストやことばが、日本語と英語それぞれ230種類以上収録されています。ネイティブ英語に触れて「英語耳」も育みましょう!また、たんご・おしゃべり・サウンド3つのモードに切り替えて遊んでいただけます。
値段:6,578円
9位:フレッシュサラダセット

特徴:たくさんの種類の野菜が入ったフレッシュサラダのおままごとセットです。サラダボウルからお椀に取り分けて、おままごとを楽しみましょう。彩りを考えたり、好き嫌いなく取り分けできるかな?ごっこ遊びは想像力を豊かにし、社会性を高めると言われています。
値段:6,578円
10位:コロンブスのつみき ハンマーセット

特徴:つみき遊びのほかに、ハンマーとくぎパーツを使って、トントンたたく大工さん遊びができます。くぎパーツを軸に動きのある作品や、タイヤパーツをつかって車を作ることもできます。つみきをつなぎ合わせることで、積む、並べるという従来のつみきの枠を超えて遊びが発展します。
値段:4,950円
11位:クムタス 葉っぱのおうちセット

特徴:柔らかく大きなパズルのようなパーツを、縦にも横にも自由に組み立てて遊ぶことのできるおもちゃです。1枚が大・中・小の3パーツに分かれるようにデザインされており、合計24パーツを使って床に敷いたり立体的に組み上げたり、子供たちが想像力を働かせながら全身を使って遊ぶことができます。横につなげてけんけんぱ、組み立ててトンネルやドーム作りなど、是非大人の方もご一緒に室内でも楽しい時間をお過ごしください。
値段:3,960円
12位:てんびんモンスター

特徴:かわいいモンスターを使って重さの勉強をしましょう!10種類の異なる重さのミニモンスターがいます。どちらが重いかな?と予想を立て、実際に手にとって重みを感じてください。バランスを見ながら、足したり、引いたり・・・遊びながら考えるチカラが自然に身につく「STEM教育」玩具です!
値段:3,828円
13位:つみきの家

特徴:優しい手触りのブナ材でできた、お子様の手になじみやすいサイズの積み木です。積むだけでなく、組む・はめる・合わせるなど様々な遊び方ができます。顔が描かれた積み木を使うことでごっこ遊びも楽しめます。お子さまの想像力・表現力を最大限に引き出してくれる積み木セットです。
値段:6600円
14位:にぎってのせて!おすしセット

特徴:おすしのネタとシャリがマグネットでくっつく木製のおすしセット。盛り付けておすしやさんごっこで遊びましょう!木のぬくもりを肌で感じ、ものを大切に扱う心を育てます。本物のようなデザインと高い安全性を保つ加工がされており、またゴミが付着しにくい仕様で衛生的に安心してお楽しみいただけます。
【遊び方のヒント】
おすしを積んで、おすしタワーにして遊ぶこともできます。パーツのバランスを取ってどこまで積めるか試してみましょう。
値段:3,960円
15位:アイスクリーム スタンド

特徴:アイスクリーム屋さんになりきって遊べるセットです。アイスは定番のコーンタイプ、フルーツの丸形アイス、トッピングがついたアイスバーの計14種類!スタンド本体が引き出しになっているのですべてのパーツを収納でき、お片付けの習慣付けにもぴったりです。
値段:8,800円
3歳向けおもちゃの失敗しない選び方

言語力を育てる「ことば遊び」おもちゃ
おしゃべりが上手になる3歳の時期は、おもちゃでの遊びを通して言葉の楽しみ方を覚えていきます。そんなときに大活躍するのが「ごっこ遊び」を豊かにしてくれるおもちゃです。
例えば、おままごとセットやお医者さんごっこセットなどが人気ですね。「いらっしゃいませ!」「ハンバーグをどうぞ!」そんなやり取りのなかで、こどもは自然と社会のルールや思いやりの心、コミュニケーションの楽しさを学びます。
集中力・判断力を鍛えるゲーム系おもちゃ
少しずつルールのある遊びが理解できるようになる3歳は、簡単なゲーム系のおもちゃに挑戦するのにぴったりの時期です。
代表的なのが、パズルや組み立てブロックのおもちゃです。「このピースはどこかな?」「この形と合うのはどっちだろう?」と試行錯誤するなかで、形を認識する力や先を見通す力が育まれます。
長く遊べるおもちゃの3つの条件
「せっかく買ったのに、すぐに飽きちゃった…」というのは、おもちゃ選びでよくある悩みですよね。こどもに長く愛されるおもちゃには、実は共通する3つの条件があるんです。
遊び方の幅が広いこと
ボタンを押すだけの単機能なおもちゃは、すぐに遊びつくしてしまいがちです。一方で、積み木やブロック、粘土のようにこどもの想像力次第で遊び方が無限に広がるおもちゃは、飽きることなく長く遊べます。
最初はただ積んだり並べたりするだけだったのが、いつの間にかお城や動物園を作ったり、おままごとの道具になったりすることもあるでしょう。そんな風に、こどもの成長に合わせて遊び方が変化していくおもちゃこそ、本当に「知育効果の高い」おもちゃと言えるのかもしれませんね。
成長に合わせて難易度調整できること
こどもの成長はあっという間。だからこそ、「今のレベル」だけでなく、「少し先の成長」も見据えておもちゃを選ぶのがポイントです。
例えば、ブロックなら最初は少ないピースで簡単な形を作ることから始め、成長に合わせてパーツを買い足して、より複雑で大きな作品作りに挑戦できます。こどもの「できた!」という気持ちを大切にしながら、少しだけ背伸びした課題を与えてあげられるおもちゃを選ぶと、3歳児の挑戦する心を育てることができますよ。
丈夫で安全性が高いこと
こどもが毎日夢中になって遊ぶものだからこそ、安全性は何よりも優先したいポイントです。特に、きょうだいで長く使うことを考えているのなら、丈夫で安全であるかはおもちゃを選ぶときに重要となります。
丈夫さや安全性を重視するのなら、温かみのある木製のおもちゃや、有名メーカーの品質の良いプラスチック製のおもちゃが人気です。
ママの疑問を解決!3歳おもちゃ選びQ&A

「すぐ飽きちゃう」を防ぐ3つの工夫
「買ったばかりなのに、もう遊んでくれない…」そんな悩みには、おもちゃをいくつかグループ分けして入れ替えながら使う「ローテーション収納」が効果的です。いつもと違う場所(お風呂や公園など)で遊んだり、大人が本気で楽しそうに遊んで見せたりするのも、こどもの「遊びたい!」という気持ちを再燃させる素敵な工夫になります。
安全性の見極め方は?
大切なこどもの安全を守るため、おもちゃ選びでは安全性のチェックが何よりも重要です。信頼できる目印として日本の「STマーク」やヨーロッパの「CEマーク」があるかチェックするのがおすすめです。
誤飲の危険がある小さな部品や体に害のある塗料が使われていないか、大人の目でしっかり確認することも重要となります。
収納に困らないおもちゃの選び方は?
増え続けるおもちゃの収納には、初めから「収納ケースがセットになったおもちゃ」や、こどもが「ポイポイ」と簡単にお片付けできる「ボックス型のおもちゃ」を用意するのがおすすめです。片付けの手間を減らす工夫を凝らすことで、ママ・パパがおもちゃに疲れてしまうことも減りますよ。
きょうだいで使い回せるおもちゃは?
きょうだいで長く使うなら、性別を問わない丈夫でシンプルなデザインのおもちゃが人気です。積み木やブロック、レールトイのように成長に合わせてパーツを買い足して遊びを広げられるおもちゃなら、きょうだいで一緒に長く遊んでくれるでしょう。
私の体験談!買ってよかった3歳向けおもちゃ

最後に、私が先輩ママとして、実際に「これは!」と思ったおもちゃと、「ちょっと失敗だったかも…」というおもちゃの体験談をご紹介しますね。
「これは長く使えた!」おもちゃ
ずばり、「ごっこ遊びに発展させられるおもちゃ」です。我が家で大活躍したのは、シンプルな木製のおままごとセットでした。最初は野菜を切って「はい、どうぞ」と渡すだけだった娘が、ある日ぬいぐるみをずらっと並べて「レストランへようこそ!ご注文はなにがいいですか?」と話しかけていて…。こどもの中で物語が生まれる瞬間に立ち会えて、胸が熱くなりました。
(筆者体験談)
「意外と遊ばなかった…」おもちゃ
一方で、「機能が限定的すぎる電子音のおもちゃ」は、少し失敗だったなと感じています。それはこどもが当時大好きだったアニメの、ボタンを押すと決まったセリフが流れてピカピカ光るおもちゃでした。プレゼントした瞬間は、もちろん目を輝かせて大喜び!でも、1週間もすると全てのセリフと光のパターンを覚えてしまい、あっという間に飽きて部屋の隅に…。
(筆者体験談)
3歳のおもちゃはトイサブ!がおすすめ

本格的に子供に知育をしたい!という方には、知育玩具のレンタルサービス「トイサブ!」もおすすめです。
プロが選ぶ発達に最適な知育玩具が2か月毎に届く!
「トイサブ!」の魅力は、おもちゃ選びのプロがお子さんの発達にぴったりなものを選んでくれる点です。
自分では選ばないような新しいおもちゃとの出会いが、子どもの可能性を広げてくれるきっかけになりますよ。
成長に合わせて交換できる!
高価な知育玩具を購入しても、すぐに遊ばれなくなることは少なくありません。
「トイサブ!」はレンタルなので、遊ばなくなったおもちゃは返却し、成長に合わせた新しいものと交換できます。
トイサブ!を活用すれば、3歳のお子さんの成長や興味、性格に合わせて遊びの選択肢が広がるだけでなく知育もできますよ。ぜひトイサブ!もチェックしてみてください。
公式サイト:トイサブ!
【合わせて読みたい】
・3歳の新幹線おもちゃ完全ガイド!人気ランキング&選び方完全ガイド
・保育士が解説!3歳児の手作り知育おもちゃ15選!
・3歳児に見られる発達の特徴|発達段階に合った遊びや接し方
・0歳から6歳までの年齢別長く遊べるおもちゃ8選!おもちゃ選びのポイントや注意点も

