おもちゃコラム

知育とは?知育の意味・幼児教育で推奨される理由を解説

2021/06/22


小学校に入学前(就学前)の小さな子どもを育てていても、「知育」という言葉がしばしば耳に入るのではないでしょうか。幼児教育や早期教育でも推奨されている知育の意味や「遊び」との違いが気になるという方も少なくないでしょう。

当記事では、知育の意味や「遊び」との違いを押さえた上で、幼児教育を行う上で知育が推奨される理由を解説します。代表的な知育方法や知育を行うタイミング、年齢別の内容も確認し、ぜひ子どもの教育に活かしてください。

1.「知育」の意味|遊びとはどう違う?

小さな子どもたちの可能性を広げるために役に立つ幼児教育には様々な方法がありますが、「知育」も代表的な幼児教育の1つです。

■「知育」とは

ち‐いく【知育/×智育】
徳育・体育に対して、知識の習得によって知能を高めることを目的とする教育。

引用:コトバンク「 知育(デジタル大辞泉「知育」の解説/小学館)」

知育とは、イギリスの学者であるハーバート・スペンサーによって提唱された「三育」のうちの1つです。三育の考え方では、「知育」「徳育」「体育」の3分野がバランスよく育つことで、子どもの能力や実現力・生きる力が育つとされています。

三育における「知育」は、主に思考力や考察力、判断力といった知能・知力を伸ばすことを目的とした教育です。知育を通して、行動力や情報処理能力も身につけられるでしょう。それでは、幼児期における知育では、主にどのような活動が行われるのでしょうか。

遊びとの違いや、幼児教育に積極的に取り入れられている理由を一緒に確認してみましょう。

1-1.知育と「遊び」の違い

「知育を通して知能を伸ばす」と言っても、机に向かって詰め込み型の学習をするわけではありません。幼児期における知育では、子どもが楽しく自主的に学ぶことを重視しているため、大人から見ると、ただ単に遊んでいるようにしか見えないこともあります。それでは、「知育」と「遊び」はどのような点で異なるのでしょうか。

知育を目的とする活動では、子どもの「やってみたい」という意欲を大切にし、課題に対して試行錯誤を重ね、最終的に「できた」という達成感を得ることを重視しています。

深く考えることや達成感、成功体験は普段の生活や遊びの中から得ることも可能です。しかし、単なる遊びが明確な目的をもたないことが基本である一方、知育では年齢やステップに応じた課題を設定し、「子どもの能力を育む」という目的をもって活動を行います。子どもの「考える力を養う」目的があるのが知育、ということも可能なのです。

知育の活動が「考える力を養う」という明確な目的をもっていることが、知育と遊びの大きな違いの1つと言えるでしょう。

1-2.幼児教育で知育が推奨される理由

現代の日本の教育現場では、「生きる力」を養う教育が、より一層重視されるようになっています。そのため、近年では小学校や中学校のみならず、幼稚園や保育園のような幼児教育・保育の場でもモンテッソーリ教育のような様々な手法の「知育」が取り入れられるようになりました。幼児期に知育を取り入れることには、以下のような理由・メリットが挙げられます。

■知育が幼児教育に積極的に取り入れられている理由

  • 知育が子どもの将来の可能性を広げる
    知育を実践することにより考察力や判断力、行動力、想像力などといった能力を養えます。国際社会で必要とされる能力を育めるため、子どもの将来の可能性も広がり、広い世界で活躍する人材を目指せるでしょう。
  • 幼児期は脳が柔軟であるため大きな能力アップが望める
    幼児期は人間の一生の中でも脳が大きく成長する時期であり、考え方も柔軟で吸収性の高い時期でもあります。脳や頭の成長期に適切な知育を行うことで、より効果的な能力アップが望めるでしょう。

上記のように、幼児教育に「知育」を取り入れることには魅力的なメリットがあります。知育は家庭教育でも取り入れられるため、子どもの年齢や発達の様子に応じた知育を家庭環境に取り入れて実践してみましょう。

2.代表的な5つの知育方法

知育は幼稚園や保育園といった幼児教育・保育の現場だけでなく、家庭でも取り入れやすい幼児教育の1つです。家庭で行える知育には様々な方法があり、それぞれにメリットや魅力があります。1つの方法に絞らず複数の方法を組み合わせたり、子どもの興味や関心に合った方法を選んだりと、自分の子どもや家庭に適した知育を取り入れましょう。

ここでは、家庭で取り組める主な5つの知育方法について解説します。

2-1.知育玩具

五感を刺激し、考える力や表現力を育てることが期待できる「知育玩具」は、家庭でも取り入れやすい知育方法の1つです。代表的な知育アイテムには、次のような玩具(おもちゃ)があります。

■知育玩具の例

  • パズル
  • 積み木
  • 音の出る本(ピアノ絵本など)
  • ブロック

 

知育玩具には、子どもの興味を引くものや、様々な教育方法の技術が詰め込まれているもの、布製玩具や木製玩具など様々な素材のものがあります。玩具であるからこそ普段の遊びの中でも取り入れやすく、子どもも遊び感覚で楽しく知育に参加してくれるでしょう。

2-2.知育アプリ

最近では、スマホやタブレットで利用できる知育アプリや学習アプリも豊富に展開されています。子どもの年齢や発達段階に応じたゲームや遊びを行いやすいため、子どもも興味をもって取り組めるでしょう。外出先で手軽にできる点も魅力的です。

ただし、モバイル端末に頼りすぎると、視力の低下のような健康上のリスクが発生する恐れもあります。画面の位置や使用する場所の明るさ、使用時間などに注意しながら適切に活用するようにしましょう。

2-3.知育教材

知育教材とは、絵本やワーク(ドリル)などの教材を通して、遊びや普段の生活と結びつけながら、論理的思考力や生きるために必要な知識を身につけられる知育方法です。子どもが自ら取り組めるような工夫が盛り込まれているものも多く、集中力や表現力、想像力も養えるでしょう。

知育教材は様々な企業や団体から出版・販売されており、各教材で知育の目標や特徴も異なります。複数の教材を比較検討し、子どもと大人が無理せず楽しんで取り組めるものを選びましょう。

2-4.知育教室

「家庭での知育に何を取り入れるか迷う」「知育のプロや先生に相談しながら進めたい」といった方には、乳幼児向けの知育教室の利用もおすすめです。知育教室は子どもの年齢に応じてコースやプログラムが分かれていることが多いため、対象年齢や子どもの発達の様子に応じて適切な知育を受けられるでしょう。

ただし、知育の目的・目標や指導のプログラム、使用する道具といった指導方法が教室によって異なります。体験レッスンに参加するなど、事前に調べてから入会を決めましょう。

2-5.暮らしの中の知育

知育教材や知育アプリ、知育教室の活用も効果的ですが、普段の暮らしの中にも知育や学びのヒントとなる遊びや活動があります。

■普段の生活で取り組める知育の例

言葉を使った遊び 読み聞かせ・お話づくり・しりとり など
指先を使った遊び 折り紙・ビーズ遊び・工作 など
料理など食を通した活動(食育) 親子でクッキング・野菜の栽培 など

上記のように、保護者の意識次第で日常生活での教え方や遊び方が変わり、子どもにとって良い影響を与えられる可能性があります。時間のあるときには、親子のコミュニケーションも兼ねて、知育を意識した遊び・活動に取り組んでみましょう。

3.【年齢別】知育を行うタイミングと内容

赤ちゃんや子どもの脳は、生まれた瞬間から成長が始まります。特に0~6歳ごろの乳幼児期は、一生の中でも脳が大きく成長して柔軟性も高い時期であるため、知育を行うことがおすすめの時期です。

知育を始める時期にこだわりすぎず、子どもの年齢や発達・発育に応じた内容の知育を行うことも大切です。

■年齢ごとにおすすめの知育方法

年齢 知育方法
0~2歳 「見る(視覚)」「聞く(聴覚)」「触る(触覚)」といった感覚を刺激するものを活用する
(例)語りかけ・絵本の読み聞かせ・童謡を歌う・色合いのはっきりしたおもちゃで遊ぶ など
2~3歳 指先を動かす活動で脳をたくさん刺激する
(例)シール遊び・ビーズ遊び・積み木・パズル など
4~6歳 言葉や文字、数字を取り入れ、自分で考える遊びや簡単なルールのある遊びを取り入れる
(例)しりとり・数字や文字が書かれた積み木やパズル・かるた・ごっこ遊び など

上記のように、知育には発達段階や子どもの興味・関心・好奇心に応じた様々なアプローチがあります。幼少期の段階で知育に取り組み始め、子どもの脳にたくさんの刺激を与えることで、子どもの能力や才能、資質をさらにのびのびと育みましょう。

まとめ

知育とは、生きるために必要な考察力や判断力、行動力、問題解決能力といった知能を養うことを目的とする教育です。特に幼児期は脳の成長期でもあるため、積極的に知育を行うことで効果的な能力アップが望めます。

知育では子どもの年齢や発達段階に応じた知育玩具・教材を選ぶことも重要です。知育のタイミングやおもちゃ選びに迷ったときには「トイサブ!」をぜひご活用ください。子どもひとりひとりの発達に合わせた知育玩具・おもちゃのセットを定期的に交換できる「トイサブ!」を活用して、経済的かつ手軽に家庭での知育に取り組んでみましょう。