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【専門家監修】1歳6か月の子どもの特徴やお世話のポイント、注意点やおすすめのおもちゃを解説

【専門家監修】1歳6か月の子どもの特徴やお世話のポイント、注意点やおすすめのおもちゃを解説

2023/07/14

1歳6か月の子どもは、自由に動き回れるようになったり、言葉でコミュニケーションがとれるようになったりと、成長が著しい時期です。また、自立心が芽生え始め、自分でなんでもやりたがる時期でもあります。

本記事では1歳6か月から2歳未満の子どもの特徴やお世話のポイント、注意点やおすすめのおもちゃについて専門家監修のもと解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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特定非営利活動法人 ADDS

「発達的な凸凹は誰もがもっている」ということを前提に、子育てに困り感のある親子向けに、研究成果に基づくサポートプログラムを展開するNPO法人。お子様の発達で気になることがあれば、ぜひ気軽に相談を。
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1.1歳6か月の子どもの特徴

1歳6か月~2歳未満の子どもの平均的な身長と体重は以下の通りです。

  • 男の子の場合
    身長75.6~90.7cm
    体重8.7~13.7kg
  • 女の子の場合
    身長73.9~89.4cm
    体重8. 1~12.9kg

厚生労働省/平成22年乳幼児身体発育調査報告書より
※「平均的」とは、全体の94%の子どもが上記の範囲内に位置することを本記事では意味しています。

また、1歳6か月の子どもの発達の特徴は以下の通りです。

  • 小走りしたり、階段を登れるようになる
  • 話せる言葉が増える
  • 言葉の意味を理解して行動をする

小走りしたり、階段を登れるようになる

1歳6か月を過ぎると、ほとんどの子どもが1人で歩けるようになり、歩き始めから半年程度経った頃には、小走りをしたり階段を登ることができるようになります。2歳近くなると、階段を下りたり、ボールを蹴ったりすることができるようになる子も出てきます。
歩ける距離も増えてくるため、近場のお出かけなら、ママやパパが手を引いてあげることで自分で歩いていけるようになってきます。この時期は歩いていると急に立ち止まったりしゃがんで地面を見たりと、子どもはマイペースに歩きます。安全面には十分気を配りながら、できるだけ子どものペースに合わせてお散歩を楽しみましょう。

話せる言葉が増える

1歳6か月になると、これまでたくさん聞いて貯めてきた言葉が出てくるようになる時期です。意味のある言葉で、ママやパパとの意思疎通が少しずつできるようになってきます。速い子は「ワンワン、いた」「マンマ、ちょうだい」など、二語文を話せる子も出てきます。言葉の発達は個人差が大きいですが、2歳近くなってもまだ意味のある言葉が出ない場合は、一度医師や専門家に相談してみましょう。

言葉の意味を理解して行動をする

この時期の子どもは、普段大人が話している言葉が理解できるようになってきます。「お風呂に入るよ」や「ご飯を食べようね」と話しかけると、お風呂場に行ったり、椅子に座ってご飯を待ったり、なんてこともできるようになります。自分でやりたいという気持ちも強くなってくるこの時期は、着替えや手洗いなど、完全には自分でできない動作でも、例えばズボンを引っ張り上げる、手をゴシゴシする、など一部の動作だけでも自分でやってみる経験をさせてあげると良いです。やってみたことをしっかり褒めたり認めることで、ママやパパに言われたことをやってみようと思う気持ちを育んでいきましょう。

2.1歳6か月の子どものお世話のポイント

1歳6か月の子どもに対するお世話のポイントは以下の通りです。

  • 1歳6か月健診を受ける
  • 幼児食へ移行していく
  • 自立心を尊重する

1歳6か月健診を受ける

子どもが1歳6か月になると、どの自治体でも1歳6ヶ月健診を実施しています。子どもの心身の発達が著しい時期でもあるので、1歳6か月検診は必ず受けるようにしましょう。
1歳6か月健診の内容は自治体によって多少異なりますが、主な項目は「ひとり歩きの様子」「問いかけへの反応」「発語の有無」「手指を使った遊びの様子」「問診」「歯科検診」です。歩行や言葉の発達が心配な場合は、この時に医師や専門家に相談しましょう。

幼児食へ移行していく

1歳6か月を過ぎると、離乳食を卒業し、幼児食へ移行します。この時期は子どもの食への興味を広げ、味覚を育み、家族一緒に食事を楽しむことが大切になります。まだ嚙む力は大人と比べて劣るため、大人用のメニューを柔らかく加熱したり、味を薄味にして取り分けると良いでしょう。スプーンやフォークを使って自分で食べられるようにもなってくるので、刺しやすい、すくいやすい形状のメニューを取り入れましょう。
1回の食事量は大人の半分程度が目安ですが、食べムラも激しい時期でもあるので、あまり食べなかった時があっても心配しすぎないようにしてください。1週間のトータルである程度の量と栄養バランスが摂れていれば問題ありません。

自立心を尊重する

1歳6か月の子どもはなんでも自分でやりたがるようになります。危険な行動でない限りは子どもの自立心を尊重し、見守ってあげましょう。大人の真似をしてお手伝いをやりたがる時期でもあります。お手伝いといっても、ママやパパが自分一人でやった方が早くて楽、なんてことも多々ありますが、できるだけやりたい気持ちをサポートし、チャレンジしたことをたくさん褒めてあげてください。自信がつき、好奇心や意欲も育まれます。

3.1歳6か月の子どもの注意点

1歳6か月の子どもの赤ちゃんに接する上での注意点は以下の通りです。

  • 外出時に目を離さない
  • 拒絶や怒りの感情を受け止める
  • 他の子どもと比べすぎない

外出時に目を離さない

1歳6か月の子どもは自由に動き回るので、ますます目が離せなくなります。外を歩くときは手を繋ぐことを徹底しましょう。必ずママやパパが車道側を歩くようにしてください。自由に動きたくてなかなか手を繋ぎたがらない場合は、車通りの多い道を通る場合はベビーカーを使うなど、子どもが車道に飛び出してしまったなんでことのないよう、未然に事故を防ぐベストな方法を検討しましょう。

拒絶や怒りの感情を受け止める

1歳6か月の子どもは自己主張が激しくなり、思い通りにいかない時に泣いたり、何でも「イヤ!」と叫んだりすることがあります。早い子は「イヤイヤ期」に突入します。
どうして怒っているのか、なんで泣いているのかを理解するのは難しいかもしれませんが、まずは子どもの気持ちを受け止めてあげるようにしましょう。この時期は「じっとして待ってて」と言われても、言葉の意味は理解していても行動を抑えることが難しく、癇癪につながりやすくなります。「座っていてね」など行動を促す言葉に置き換えてあげると良いでしょう。

他の子どもと比べすぎない

1歳6か月健診では、たくさんの同じ月齢の子が集まります。発達の早い子が目についてしまうこともありますが、他の子どもと比べすぎないようにしましょう。歩行や発語は個人差が大きく、また急にできるようになったりすることもあります。今できなくても過度に心配する必要はありません。
支援が必要な場合は、適切なサポートが受けられる施設や機関もあります。自治体のHPなどで調べてみたり、相談窓口にアクセスして、早めに情報を集めておくと安心です。

4.1歳6か月の子どもにおすすめのおもちゃ

1歳6か月の子どもの赤ちゃんにおすすめのおもちゃ・知育玩具を、知育のプロであるトイサブ!おもちゃプランナーが3つ選んで紹介します。

ジャラットプレート

プレートをロケット型の本体に入れたり出したりして遊びます。投入する口は向きや角度の違う位置に5ヶ所あり、工夫しながら上手にプレートを投入する事で手や指の動きの発達につながります。またレバーを倒すことで出口からプレートが出てきます。繰り返すことで集中力や目と手の協応作業力を養います。

 

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ルーピング スクィード

目で見たものを正確に手や指を動かして目的の場所へ運ぶ、協応運動を促すルーピングです。色鮮やかなワイヤーに沿ってビーズを動かし、くるくる回したり、カーブを滑らせたり。「これは赤だね、次は黄色を動かしてみようか」等と声かけして一緒に遊ぶことで、色や形の認識力も向上します。

 

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わんわんのバイリンガルスマートフォン

言葉に興味を持つようになってきたころに与えてあげたいスマートフォン型おもちゃ。色々な言葉や言い回しを沢山聞くことで、お子様の脳が刺激を受け、色々なワードをどんどん吸収していきます。電話ごっこやカメラごっこ、メッセージの録音&再生など様々な機能でお子様の成長に合わせた遊びが楽しめます。

 

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まとめ

1歳6か月の子どもは、自己主張が強くなり、早い子は「イヤイヤ期」に突入します。大変な時期ではありますが、できるだけ子どものやりたい気持ちにこたえてあげましょう。ママやパパが息抜きできる時間の確保も忘れずに。

2歳の子どもの特徴については以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ合わせてお読みください。

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