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【専門家監修】生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴やお世話のポイント、注意点やおすすめのおもちゃを解説

【専門家監修】生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴やお世話のポイント、注意点やおすすめのおもちゃを解説

2023/07/03

生後7ヶ月になると、手指が器用になるため小さなものをつまめるようになったり、腰が安定して長時間一人で座れるようになります。両手が自由に使えるようになることで、おもちゃを使った遊びがどんどん楽しくなる時期です。

本記事では、生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴やお世話のポイント、授乳間隔、そして注意点について、発達の専門家であるADDS監修のもと解説します。

PROFILE

特定非営利活動法人 ADDS

「発達的な凸凹は誰もがもっている」ということを前提に、子育てに困り感のある親子向けに、研究成果に基づくサポートプログラムを展開するNPO法人。お子様の発達で気になることがあれば、ぜひ気軽に相談を。
【HP】https://adds.or.jp/
【LINEで発達相談kikotto(きこっと)】https://adds.or.jp/sodan/

1.生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴

生後7ヶ月〜8ヶ月未満の赤ちゃんの平均的な身長と体重は以下の通りです。

  • 男の子の場合
    身長65.0~73.6cm
    体重6.7~9.9kg
  • 女の子の場合
    身長63.1~71.9cm
    体重6.3~9.4kg

厚生労働省/平成22年乳幼児身体発育調査報告書より
※「平均的」とは、全体の94%の赤ちゃんが上記の範囲内に位置することを本記事では意味しています。

また、生後7ヶ月の赤ちゃんの発達の特徴は以下の通りです。

  • 手や指の動きが発達する
  • 長時間座れるようになる
  • ずり這いができる子が出てくる
  • 人見知りが始まる
  • 夜泣きをする子が増える

手や指の動きが発達する

生後7ヶ月の赤ちゃんは、親指とその他の指を使って小さなものをつまめるようになったり、両手にそれぞれ違うものを持ったり、右手から左手に物を持ち替えたりと、手や指の動きが発達します。右側にあるものは右手で取るなど、左右の分化も始まります。

長時間座れるようになる

生後7ヶ月の赤ちゃんは腰の力がついてくるため、長時間一人で座れるようになります。背中の筋肉も強くなり、背筋が伸びてきます。立体視の機能が発達することで距離感がつかめるようになり、座ったまま手を伸ばして上手におもちゃを掴むこともできるようになります。

ずり這いができる子が出てくる

生後7ヶ月の赤ちゃんは、うつ伏せの状態で腕を使って移動するハイハイの一歩手前の「ずり這い」ができるようになってきます。慣れないうちは同じ場所をぐるぐると回ったり、手に力が入りすぎて後ずさりになったりすることもあります。中にはずり這いをせずにハイハイを始める子もいるので、ずり這いをしなくてもあまり心配せずに見守りましょう。

人見知りが始まる

生後7ヶ月の赤ちゃんはママやパパと他の人の違いを認識できるようになってくるため、知らない人に対して不安を感じる「人見知り」が始まる子も出てきます。人見知りは無理に慣れさせようとする必要はないので、ママやパパが優しく声をかけて不安を解消してあげるようにしましょう。

夜泣きをする子が増える

生後7ヶ月の赤ちゃんは、夜泣きをする子が増えてくる時期でもあります。夜泣きの原因はわかっていませんが、昼間に興奮することがあると夜泣きをすると言われています。夜泣きを止める決定打がある訳ではありませんが、赤ちゃんによっては、水が流れる音や雨の音などによって、ママのお腹の中にいた感覚を思い出して泣き止む場合もあります。夜泣きが続く時は家族に代わってもらうなど、無理しないようにしましょう。

2.生後7ヶ月の赤ちゃんのお世話のポイント

生後7ヶ月の赤ちゃんに対するお世話のポイントは以下の通りです。

  • 離乳食の回数を増やす
  • 虫歯予防をする
  • 赤ちゃんに合ったベビーカーを使用する

離乳食の回数を増やす

離乳食を開始してから1ヶ月ほどが経ち、自分から口を開けて食べたり、口を閉じて上手に飲み込めるようになったら、離乳食の回数を1日2回に増やしていきましょう。離乳食中期では少しずつおかゆの水分量を減らしていき、赤ちゃんが上顎に舌を押し当てて簡単に潰せるように、絹ごし豆腐くらいの柔らかさに調整しましょう。

虫歯予防をする

離乳食の回数が増えることで虫歯になるリスクが高まります。離乳食の後にはガーゼで優しく歯の表面を拭き取りましょう。口の中に食べかすがまだ残っている場合は、お水や白湯などを飲ませて流してあげましょう。

赤ちゃんに合ったベビーカーを使用する

ベビーカーには「A型」と「B型」の2種類があり、一人座りができるようになった生後7ヶ月の赤ちゃんは、B型ベビーカーが使えるようになります。B型ベビーカーはA型ベビーカーに比べて、軽くて持ち運びがしやすく操作性に優れていますが、リクライニングが無いなどのデメリットもあるため、赤ちゃんの成長や好みに合わせてベビーカーを選びましょう。

4.生後7ヶ月の赤ちゃんの注意点

生後7ヶ月の赤ちゃんに接する上での注意点は以下の通りです。

  • アレルギーに気をつける
  • 安全な行動スペースを確保する
  • 6~7ヶ月健診を受ける

アレルギーに気をつける

赤ちゃんに現れやすいアレルギー疾患には「食物アレルギー」と「アトピー性皮膚炎」の2種類があります。

食物アレルギーは、アレルギーの原因となる物を食べた後に痒みを伴う湿疹や蕁麻疹に似た発疹が見られます。生後7ヶ月の赤ちゃんは離乳食が進み口にする食材の種類が増えてくるので、食物アレルギーが発症しやすい時期でもあります。また、赤ちゃんの肌は乾燥しやすくバリア機能が弱いため、汗や汚れによる刺激から、顔や頭に痒みが伴う発疹が出るなどのアトピー性皮膚炎を発症することもあります。

これらのアレルギー症状が出た場合は、アレルギーを専門としている医療機関を受診し、医師の指導に従ってください。

安全な行動スペースを確保する

ずり這いができる子が増えてくるこの時期は、今まで以上に注意が必要です。火傷の危険がある家電やガラスなど割れやすいものが赤ちゃんの行動範囲にないか必ず確認してください。大人が使っているものにも強い興味を示す時期でもあるので、鍵やアクセサリーなど手に取って口に入れると危険なものは赤ちゃんの手の届く範囲に置かないよう徹底しましょう。

部屋の中にベビーゲートやベビーフェンス、ベビーサークルなどを設置して安全な行動スペースを確保することも検討するとよいですよ。

6~7ヶ月健診を受ける

生後6ヶ月から7ヶ月にかけては、6〜7ヶ月健診を受けることが推奨されています。まだ検診を受けていない場合は受けに行くようにしてください。

健診では、寝返りやおすわりができるかといった運動機能の確認や、顔にかけたハンカチを取り除けるかといった協調運動の確認、また生後6ヶ月頃になるとママからもらった免疫が弱くなるため、感染症に対する指導も行います。離乳食が始まっている時期でもあるので、離乳食に関する不安や疑問があれば相談してみましょう。

5.生後7ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ

生後7ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ・知育玩具を、知育のプロであるトイサブ!おもちゃプランナーが3つ選んで紹介します。

3WAYでんでんむし

はらばいの時はミラー遊び、おすわりでは指遊び、はいはいやヨチヨチ歩きでは追いかけっこ、と成長段階に合わせて遊び方を3通りに変えられるアメリカ製の玩具です。本体を押すとノリノリのメロディとライトアップに合わせてすいすい前に進み、お子さまのズリバイやハイハイを楽しく促してくれます。

 

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ベビードラム

シンプルで飽きのこないデザインが特徴の、 ドイツの知育玩具メーカーHape社のベビードラムです。丸みのある可愛らしいデザインで、2種類の太鼓の音と様々なメロディが楽しめます。初めての太鼓遊びにぴったりのおもちゃです。

 

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Lil’ Critters Moosical Beads

小さなお子様が両手で握りやすいハンドルが付いたぬいぐるみ型おもちゃ。カラカラ移動するビーズと、押すことで光と共に30種以上の楽しい音楽やセリフが流れ、お子さまのワクワクする気持ちを高めます。車中やお出かけバッグの中に入れて外出先で遊ぶのにも便利ですので、シーンに応じてお使いください。

 

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生後7ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃを以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ合わせてお読みください。

まとめ

生後7ヶ月の赤ちゃんは、手や指の動きが発達し、両手を使っておもちゃで遊べるようになってきます。大人の言葉を真似して発声する子も出てくるので、おもちゃを介して「ちょうだい」や「どうぞ」と親子でコミュニケーションを取りながら遊んでみてくださいね。

生後7ヶ月をすぎると、そろそろつかまり立ちやハイハイの時期が気になってくるのではないでしょうか。生後8ヶ月の赤ちゃんの成長発達については、こちらの記事でご紹介しています。近い月齢のお子さまをもつママやパパはぜひチェックしてみてください。

イラストレーション:秋永悠(@uyaganika

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