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自身の子育て経験とリサーチ力を活かす、知育おもちゃの企画担当が開発にかける情熱

自身の子育て経験とリサーチ力を活かす、知育おもちゃの企画担当が開発にかける情熱

2023/09/01

トイサブ!は子育て経験の豊富なスタッフたちがサービスを支えています。そんな彼女たちの声を働く現場からお届けする本連載。第4回は、トイサブ!プライベートブランドの知育おもちゃの商品企画を担当している山本さん。彼女のキャリア遍歴から、ブライベートブランドのこだわりポイントまで話してもらいました。

PROFILE

トイサブ!スタッフ 山本

海外の知育おもちゃのMD(マーチャンダイザー)をしながら、トイサブ!のプライベートブランドの商品企画も担う、1児のママ。2歳の娘と過ごす時間で得た気づきを、仕事にも活かしている。

働き方・子育ての環境・やりがい
トイサブ!ならすべてが叶った

――所属部署と入社した動機を教えてください。

オペレーション統括本部内の商品企画グループに所属しています。入社して1年少しですね。
トイサブ!に入社したきっかけは出産です。2021年に娘を出産したのですが、子どもが産まれたことによって、自分のパフォーマンスや仕事に対するモチベーションも大きく変わりました。また前職はコンサルタント業だったため、かなり忙しく、仕事と育児の両立が難しいなと思って転職活動を始めたんです。トイサブ!のおもちゃのサブスクという新しいサービス業態に魅力を感じ、また自分がチャレンジしたかった有形商材の領域なことも魅力的でした。働き方が柔軟かつ子育てに理解のある会社だったので、入社を決めました。実際に働いていても、育児と仕事をあまり切り離さなくていいので、やりやすいですね。

――商品企画の経験はあったのでしょうか?

商品企画の経験は前々職であります。前々職では素材メーカーにて事業開発や、食品系貿易商社にてMDの仕事をしていたのですが、その時にプライベートブランドの商品開発をしました。自分が作った商品が市場で販売された経験が非常に感慨深くて……、その経験を活かし、トイサブ!でも海外おもちゃのMDをしながら、プライベートブランドの知育おもちゃの商品企画も担当しています。

綿密なリサーチとユーザーの声が
プライベートブランドの根幹

――プライベートブランドについて詳しく教えてください。どのような流れで商品開発をしているのでしょうか?

企画の仕方としては、トイサブ!にはたくさんの知育おもちゃがあるので、その中でニーズの高いジャンルを分析したり、おもちゃプランナーにお客さまからのコメントについて徹底的にヒアリングします。そうすると、「この月齢にこんな知育おもちゃがない」「こういう素材を使った知育おもちゃがあるとお客さまが喜ぶのではないか」といった具体が見えてきます。現在リリースしている木製の木琴や積み木も、デザイン性の高い木製のおもちゃのニーズが一定数あることを先ほどのプロセスから導き出し、開発しました。

――ブランドの名称は何ですか?

“小さな太陽シリーズ”です。木琴も積み木も、木目を活かしたデザインながらワンポイントで黄色をあしらっています。この黄色の明るいトーンが、少し詩的ではありますが、子どもたちがはじけて笑っているような、そんな雰囲気を表現しています。また木琴のマレットは、1本が紐でつながっているのが一般的なのですが、あえてつなげていないもう1本も付属しています。試作会を行った際にお子さまが親御さまの真似をして演奏したり楽しそうにされている様子を拝見し、親御さま用のマレットを1本追加することで、コミュニケーションが生まれると感じ、2本のセットにしました。

――他にはどんなおもちゃがあるのでしょうか?

「”小さな太陽シリーズ” マラカスとカスタネット」もあります。このおもちゃはヨーロッパの安全規格にそったテストに合格していて、0歳児から安心して遊んでいただけます。カスタネットは、ヒッター(音を響かせるために付いている出っ張り部分)の部分があえてない仕様になっているのですが、ヒッターがあると0歳児には刺激が強過ぎてしまうので、テストに合格できません。大きな音が出ないように、そして繊細な音色が出せるように工夫して設計しています。
その他にも、子どもたちの創造力を育む知育おもちゃ「“小さな太陽シリーズ” クリエイティブ・チェスト」があります。インテリアとして飾っておけるおもちゃのニーズも高かったため、2商品ともトイオブジェとしてのデザイン性にもこだわって製作しました。

子育てで培った感覚や価値観を
企画やブランド開発に活かす

――最近リリースされたプライベートブランドの知育おもちゃについても教えてください。

同シリーズで初の布製の知育おもちゃで、いま手に持っている「“小さな太陽シリーズ” いつもいっしょ」です。太陽を黄色のぬいぐるみで表現した手動式のベビーオルゴールなのですが、お出かけの際に持っていけるおもちゃとして活躍ができるよう、仕様にとてもこだわりました。一番こだわったのは、ストラップの長さです。調節が可能で、抱っこ紐やべビーカーに付けた際に、赤ちゃんの手元にくるように、そして邪魔にならない長さにしました。移動中の悩みのひとつでもあるぐずり対策、寝かしつけアイテムにもなる様に、サイズ感や肌触り、明るい音色にもこだわっています。安全性や衛生性が保てるよう、ストラップやオルゴールは脱着可能になっており、親御さまにとっても心強い味方になれたらという思いを込めて開発しました。“いつもいっしょ”にお出かけするパートナーになれたら嬉しいなと思っています。

――企画から開発まで、製作期間はどれくらいかかるのでしょうか?

だいたい半年ほどかかりますね。まずリサーチを行い、知育おもちゃの企画とデザインを進めます。そのあとファーストサンプルができあがったら、それを社員で実際に触ってみます。私は自分の娘にも触らせてみて、どんな風に遊ぶのかをチェックします。遊んでいる時に危ないシーンがないか、という観点も必ずチェックをするようにしています。それによって仕様を少しずつチューニングしていき、改良したサンプルができあがったら、モニターの方に使っていただく機会を設けています。木琴の時のように様々な発見があり、それを詰めて商品が完成する、という流れになりますね。

――お話を伺っていると、やっぱりご自身の子育ての経験が商品企画に大きく影響していそうですね。

そうですね。私たちの部署は、発送する知育おもちゃの遊び方の提案シートも作っているんですが、「こういう風に提案したら分かりやすいよね」など、同じ親だからこその価値観を大事にしています。プライベートブランドに関しても同様で、「こんなシーンでこうやって使ってくれたら嬉しい」というのを想像して企画するのですが、それも自分が子育てしているからこそ思いつく気がしています。常にユーザーの皆様と同じ目線に立っていられるのは、子育てをしているおかげですね。

――最後に、これからサービス利用を検討している方に向けて、トイサブ!のおすすめポイントを教えてください。

手前味噌ですが、トイサブ!はすごく考えられているサービスだと思っていますし、知育おもちゃのラインナップもかなりこだわっています。ご利用いただけたら、想定していない発見がきっと見つかります。もっと言うと、おもちゃに対する考えも変わるかもしれません。親子の時間を創出するきっかけにもなると思っています。また、働いているスタッフの多くが子育てをしていることもあり、ユーザーと同じ目線でサービスを作っていますので、そういった意味でも、かゆいところに手が届くサービスになっていると思っています。

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