【生後8ヶ月向け】おすすめのおもちゃ10選|選び方のポイントも(専門家監修)
赤ちゃんの成長速度は大人と違って速く、ずりばいを始めたら次はつかまり立ちの時期となります。つかまり立ちは赤ちゃん一人でもできますが、転倒といったリスクも考えられることからつかまり立ちをサポートしつつ見守りたいというママやパパも少なくないでしょう。
この記事では小児科医監修のもと、赤ちゃんがつかまり立ちをする時期から、つかまり立ちの練習方法・ポイントと注意点までを解説します。つかまり立ちの練習におすすめのおもちゃも紹介するので、赤ちゃんのつかまり立ちをサポートされるママやパパはぜひ参考にしてくださいね。
記事監修
菅谷 雅人
ふかしばこどもクリニック 院長
日本小児科学会認定小児科専門医
日本腎臓学会認定腎臓専門医
日本小児腎臓学会・日本夜尿症学会所属
東邦大学医学部医学科卒業後、千葉大学医学部付属病院小児科を経て、複数の病院で小児科医として勤務。2021年茨城県神栖市にふかしばこどもクリニックを開院。子育てを頑張っている家族、子どもの体調不良で不安になっている家族に寄り添った診療を提供すべく努めている。
目次
1.赤ちゃんのつかまり立ちの時期
つかまり立ちとは、赤ちゃんの運動機能の一種で、人や周りの家具につかまり、時間をかけてでも1人で立ち上がれる状態を言います。最初は筋力が十分でないため、つかまり立ちをする時間は短いですが、徐々に長く立っていられるようになります。
つかまり立ちが始まる時期に関しては個人差がありますが、早い場合は生後5〜6ヶ月ごろです。一般的には生後8~9ヶ月ごろに半数以上の赤ちゃんが、生後11~12ヶ月には90%以上の赤ちゃんがつかまり立ちできるようになると言われています。赤ちゃんの視界や興味も広がり、ママやパパも目が離せなくなる時期と言えるでしょう。
参考資料:厚生労働省「乳幼児身体発育調査 平成22年度」
2.つかまり立ちの練習方法とポイント
赤ちゃんのつかまり立ちの練習に適したタイミングは、ずりばいに慣れ、動きにスピードがついてきたころです。赤ちゃんは筋力がついてくると、お尻をグッと上に持ち上げ膝をつけずにずりばいする「高ばい」ができるようになります。このように、赤ちゃんの行動に成長が見られたときが、つかまり立ちの練習を始める最適な時期と言えます。
つかまり立ちの練習方法とポイントを次の3つに分けて解説します。
- 赤ちゃんの脇をサポートする
- 赤ちゃんがつかまりやすい家具を配置する
- つかまり立ちを促すおもちゃを用意する
赤ちゃんの脇を支える
つかまり立ちを始めて間もない赤ちゃんは、まだ全身を支える筋肉が十分に発達していません。筋肉が発達していない赤ちゃんは、立つことができても安定感がなく、転倒してしまうおそれがあるため、ママやパパは赤ちゃんの脇を支える必要があります。まずは、椅子やローテーブルにつかまらせて、ママやパパは赤ちゃんの両脇に手を添えながら、立ち上がりの補助をしてあげましょう。
赤ちゃんにつかまり立ちを促すには、まずは自分の両手で周囲の家具をつかみ、両足で立つという体験をさせてあげることが大切です。体験の回数を増やすことで、つかまり立ちのイメージが持てるようになり、やがてコツを覚えた赤ちゃんは自分の力で立てるようになります。
赤ちゃんの身長に合った高さの家具を置く
つかまり立ちは、赤ちゃんがずりばいから自分の足で立つようになるまでに欠かせない重要なステップです。ずりばいを始めたら自宅の家具に注意を払いつつ、適切に配置します。このとき、赤ちゃんの身長に合った高さの家具を動線に配置するのがポイントです。赤ちゃんがつかまり立ちに意欲的でも、周りにちょうどよい高さの家具がなければなかなか実践につなげられません。
また、赤ちゃんの身長に対して家具が低すぎても、反対に高すぎてもつかまり立ちの際に安定感がなく、転倒につながるおそれがあります。赤ちゃんの身長に合わせて、ソファーやテーブルタイプのつかまりやすい家具を置くのがおすすめです。
つかまり立ちをサポートするおもちゃを使う
家具の他にもおもちゃを使って、赤ちゃんのつかまり立ちをサポートするのも1つの手です。ちょうどよい高さのおもちゃを用意したり、好きなおもちゃをローテーブルの上に置いたりすることもおすすめです。「4.つかまり立ちの時期におすすめのおもちゃ4選」でおすすめのおもちゃをご紹介しています。
赤ちゃんは好奇心旺盛のため、おもちゃに興味をもつことで、つかまり立ちのきっかけになります。立ったままおもちゃで遊び始めると、バランス感覚も養われるので一石二鳥と言えます。ママやパパの中には、手押し車タイプをつかまり立ちの補助にしたいと検討する方も少なくありません。しかし、手押し車はローラーの機能により前に進むおもちゃです。手押し車は赤ちゃんがつかまり立ちをしていると思いがちですが、趣旨が異なるのでつかまり立ちの練習にはあまり向きません。最初にしっかりと自分でつかまり立ちの感覚をつかむことが大切です。
※トイサブ!では安全面の観点から伝い歩きができるようになったお子様に手押し車をお送りしています。
3.つかまり立ちの練習をするときの注意点
赤ちゃんがつかまり立ちの練習をする際には、転倒によるケガをはじめ、行動や視界の範囲が広がることによるリスクもあります。親御さまが赤ちゃんをサポートをするにあたって、注意すべき点は次の通りです。
ケガや誤飲のリスクになるものを置かない
つかまり立ちを始めた赤ちゃんは、視界に入るものすべてに興味深々です。テーブルの上にあるものを触って落としたり、口に入れたりしてしまうおそれがあります。
特に以下のものは赤ちゃんの手の届くところには置かないようにしましょう。
- 40mm以内の小さいもの
- 割れ物
- 文房具
- やけどをするような熱いもの
- 洗剤を含む薬品類
- タバコ類
床や浴室にはマットを敷く
少し目を離した隙に、赤ちゃんが転倒することもあります。万が一バランスを崩してもケガをしないように、転倒対策としてフローリングにはプレイマットを敷くのがおすすめです。絨毯よりもクッション性が高いので、転倒の衝撃を緩和しやすいことが特徴です。
プレイマットには防音効果もあり、特に集合住宅に住む家庭には必需品と言えます。家の中でもっとも滑りやすい浴室にはバスマットを設置し、赤ちゃんができるだけ安全に動けるよう環境を整えることが大切です。
家具は角のないデザインを選ぶ
赤ちゃんのケガで特に気をつけたいのが、テーブルや家具の角です。赤ちゃんの頭や顔を守るためにも、新たに購入する家具は角のないデザインを選ぶことをおすすめします。角に設置できるコーナーガードもあるので、必要に応じて利用するとよいでしょう。
4.つかまり立ちの時期におすすめのおもちゃ4選
トイサブ!では、つかまり立ちの時期にローテーブルの上に置いてお遊びいただけるような置き型のおもちゃや、つかまり立ちのサポートにぴったりなおもちゃを取り扱っており、親御さまからのリクエストも受け付けています。今回はトイサブ!プランナーがつかまち立ちの時期におすすめの知育おもちゃを4つ厳選し、それぞれの特徴や遊び方を紹介します。
持ち運びに便利な取っ手付きの木製ドラムです。叩く位置によって音が異なります。ドラムの音の種類を変えることができる「ドラムモード」と、メロディが流れ音楽に合わせてドラムを叩く「メロディモード」の2種類を搭載しています。
クルクル遊びの定番のおもちゃ。それぞれのダイヤルを回すと音楽が鳴ったり、中のビーズがカラカラと音を立てたりします。また下の部分を押すとゆかいな音がします。自分の手を使って能動的に遊ぶことができる、一人遊びのスターターおもちゃです。
つまむ、引っ張る、たたく、押す、つっつくなどの遊びを通して、指先の巧緻性を高めてくれる知育玩具。最初はうまくいかないものが必ずありますが、試行錯誤させることによって少しずつコツを掴み、また、握力や筋力があがることによって遊べるようになっていきます。
綿入りでお座りが可能なハンドパペット。心の落ち着くぬいぐるみ代わりとして、お子様のおままごとの相手として、話し相手として、パペットはお子様の成長過程においてとても役立つオモチャになります。つかまり立ちやあんよなど、室内運動を促すお手伝いにも。
まとめ
赤ちゃんのつかまり立ちの時期は、生後9~11ヶ月ごろと言われています。時期には個人差があり、生後5〜6ヶ月ごろにつかまり立ちをする赤ちゃんもいます。赤ちゃんのつかまり立ちの練習には、ママやパパのサポートが欠かせません。赤ちゃんの身長に合った家具を用意しておくと、赤ちゃんがつかめるところが増え、自然に立ち上がるようになるでしょう。赤ちゃんがケガをしないよう、十分に注意してくださいね。
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