赤ちゃんが歩き始める時期|おすすめのおもちゃ2選と歩行練習の方法
赤ちゃんが遊ぶおもちゃにはさまざまな種類がある上、赤ちゃんの成長度合いには個人差が大きく、「どの時期に何を選べばよいかわからない」という人も多いでしょう。赤ちゃん用の「手押し車」も、多くの人が贈りどきを悩むおもちゃの一つです。
そこで今回は、赤ちゃんが手押し車を使用する最適な時期や手押し車で遊ばせるメリット、選ぶポイントについて解説します。購入に迷った場合の解決方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
1.赤ちゃんの手押し車はいつからの使用が最適?
手押し車は、赤ちゃんの歩行を助け、興味の対象を広げる効果が期待される人気商品の一つです。赤ちゃんの成長の度合いには個人差があり一概にはいえないものの、一般的に下記のタイミングが手押し車の使用開始にふさわしいとされています。
- 生後1歳前後ごろ
- 伝い歩きができる
- おもちゃや家具などを押して遊びだす
手押し車は、歩き始めた赤ちゃんの歩行練習用や、1歳の誕生日プレゼントとして需要の高いグッズです。しかし、手押し車は赤ちゃんの成長に必ずしも必要な道具ではありません。無理に遊ばせるのではなく、赤ちゃん自身が興味を持って楽しく遊べるよう、赤ちゃんの発達に合わせた製品を選ぶことが大切です。
歩行器・乗るおもちゃ(乗用玩具)との違い
歩行器と乗るおもちゃは、手押し車と同時期に赤ちゃんへのプレゼントとして候補に挙がりやすいアイテムです。歩行器と乗るおもちゃには、以下の特徴があります。
● 歩行器
歩行器はドーナツ型テーブルの中央部分に赤ちゃんが入り、車輪の助けを借りながら前後左右に動き回る歩行補助器です。対象年齢・月齢は7ヶ月以降、座る姿勢が定まったあたりが目安となります。比較的安定感は高いものの、自力で歩きだすころには使わなくなるため、使用期間はあまり長くありません。また、本来ハイハイで足腰を鍛えるべき時期に歩行器を長期間使用してしまうと、筋肉の発達の妨げになる場合があるので、使い方や使用頻度には注意が必要です。
● 乗るおもちゃ
乗るおもちゃは車などの乗り物や動物をかたどったおもちゃで、赤ちゃんがまたいで乗り、揺らしたり移動したりと体を動かして楽しみます。足で蹴って動くタイプと電動タイプがあります。対象年齢は1歳6ヶ月以降とするものが多く、手押し車と一体化したタイプや長期間使用できるタイプも少なくありません。
2.赤ちゃんを手押し車で遊ばせるメリット
手押し車を押しながら元気よく歩く赤ちゃんを眺める時間は、見ているこちらも幸せな気分になるひとときです。とはいえ、手押し車は赤ちゃんの様子を見ている側だけが楽しい思いをするだけでなく、使っている赤ちゃん自身にも大きなメリットがある代物です。赤ちゃんを手押し車で遊ばせるメリットについて解説します。
下半身のトレーニングとなる
赤ちゃんが手押し車で遊ぶ際は、立ったりしゃがんだりといった動作を繰り返します。スクワットにも似た運動を自然に行うため、遊びながら下半身の筋力を鍛えることが可能です。
また、手押し車は歩行器のように身体を固定しないことで、「体幹を鍛える」「バランス感覚を身に付ける」「姿勢がよくなる」といった効果も期待されます。ある程度重量があるタイプやストッパーが付いたタイプを選べば、赤ちゃんがしっかりと体重をかけても転倒する心配が少なく比較的安心です。
赤ちゃんが歩くことを主体的に楽しめる
手押し車は、赤ちゃんの「自分で歩きたい」という欲を満たし、主体的に楽しむ手助けをしてくれます。手押し車で遊ぶ年頃の赤ちゃんは、できなかったことができるようになったり、新しいことを発見したりすることが嬉しくてたまらない時期です。
手押し車を使用することで、大人の手を借りなくても今までより高いところや遠いところが見え、行けなかった場所へ自分で行くことができます。赤ちゃんが楽しめる工夫が盛り込まれている手押し車も少なくありません。
3.赤ちゃんの手押し車を選ぶポイント
一口で手押し車といってもさまざまなデザインがあり、対象年齢・月齢や使用されている素材、付与された機能も含めれば、幅広い選択肢が存在します。「かわいい赤ちゃんにできるだけよいものを」と考えれば考えるほど、どれを選べばよいかわからない人も多いでしょう。
赤ちゃんの手押し車を選ぶ際のポイントを4つ紹介します。
- 安全性
- 機能
- 素材
- タイヤの素材・音
安全性
赤ちゃんに使わせる手押し車には、何よりも安全性を優先しなければなりません。手押し車を選ぶ際は、まず子供の成長に合っているか・STマーク(海外製の場合はASTMやCEなど)が表示されているかを確認します。
- STマークとは
STマークは、日本玩具協会が設けた「厳しい安全基準をクリアした玩具」の証拠です。STマークが付いた製品であれば、万が一怪我や事故が発生した場合にも補償を受けられます。
下記は、手押し車を選ぶ際にチェックしたいポイントです。
- 子供の成長に合っているか
- STマークが付いているか
- 赤ちゃんが舐めても大丈夫な素材・塗料が使われているか
- 角が尖っていないか
- 表面はなめらかに整えられているか
- 指を挟みそうな場所がないか
- 誤飲を起こす部品は付いていないか
- 適度な重みがあるか
- 十分な安定性を備えているか
- ハンドル部分に調節機能があるか
また、室内専用の手押し車は屋外で使わない・用途外のことには使わないことも大切です。手押し車を使用する際は、必ず取扱説明書を確認しましょう。
機能
手押し車には、おもちゃとして遊べたり収納ができたりするなど、手押し車としての機能以外にもさまざまな機能が付いた製品があります。
一般的に、手押し車の使用時期は赤ちゃんが歩き始めたばかりの短い期間です。しかし、座ったまま使える知育玩具付きや、乗るおもちゃとしても使えるタイプの手押し車であれば、歩き始める前後も含めた長い期間利用できます。デザイン性の高いおしゃれなタイプなら、使わなくなった後もおもちゃ入れやインテリアとして、リビングなどに置くことが可能です。
上記に挙げたような機能が複数搭載されている、高機能タイプも珍しくありません。赤ちゃんの手押し車を選ぶ際は、「発達状況・期間」「不要になった後の取扱い」も考慮することが大切です。
素材
大半の手押し車は、木やプラスチック素材でできています。木製・プラスチック製の手押し車が持つ特徴は、以下のとおりです。
- 木製
木製の手押し車は赤ちゃんの手に馴染みやすい上、天然木材の使用や塗料の安全面に気を配るなど、安心感の高さを追求した製品が珍しくありません。本体に適度な重さがあることで安定性が高く、赤ちゃんが押しやすいのが特徴です。
- プラスチック
プラスチック製の手押し車は水気や汚れに強く、比較的軽量で丸洗いできるものや折りたためるものもあることが特徴です。電子部品が内蔵され、メロディーや音声を再生できる製品もあります。
タイヤの素材・音
手押し車を選ぶ際は、タイヤの素材や周囲への騒音にも気を遣いましょう。赤ちゃんが手押し車に体重をかけて使用すると、思いのほか大きな音が発生します。特にマンションやアパートに住んでいる場合は、ご近所トラブルに発展しかねません。
手押し車のタイヤは、厚めのゴムが付いている製品を選ぶと騒音の防止効果があるだけでなく、赤ちゃんの転倒防止や床の傷対策にもなります。また、騒音対策には、フローリングの床に絨毯やジョイントマットを敷くといったこともおすすめです。
4.短い期間しか使わない手押し車の購入に迷ったら?
手押し車は、赤ちゃんの成長に一役買う反面、使用期間が短い上に一つひとつのサイズが大きく収納スペースをとる欠点があるため、購入を迷う人も少なくありません。手押し車の購入を迷う場合、幅広い年齢で使用できる多機能の手押し車を選ぶか、定額制レンタルサービスのご利用がおすすめです。
多機能な手押し車は年単位で使用できる製品もあり、不要となったらフリマなどで販売することも可能です。ただし、手押し車を赤ちゃんが気に入らず、遊んでくれないことも考慮しなければなりません。
一方、定額制レンタルサービスの場合は赤ちゃんの成長に応じておもちゃを交換することができ、また購入するよりも費用が抑えることができます。赤ちゃんが手押し車を気に入った場合は、レンタル期間を延長したり買取したりすることもできます。
まとめ
赤ちゃんの歩行や興味を助ける手押し車は、赤ちゃんの発達具合に合わせて使いやすく安全な製品を選ぶことが大切です。とはいえ、赤ちゃんの成長はあっという間であり、少し前までお気に入りだったおもちゃに興味をなくしてしまうことも珍しくありません。
赤ちゃんの成長や興味の移り変わりに合わせたおもちゃで遊ばせたい場合は、おもちゃの定額制レンタルサービス「トイサブ!」の利用がおすすめです。「トイサブ!」では、手押し車以外にもさまざまなおもちゃを取り扱っています。おもちゃの定額制レンタルサービスをご利用の際は、ぜひ「トイサブ!」をご検討ください。