一般的に「木のおもちゃが良い」というのはよく耳にしますが、具体的に「何が良いのか」分からない方も多いですよね。
この記事では、木のおもちゃの魅力や、発達段階に応じたおすすめの木のおもちゃをご紹介します。ぜひ、おもちゃ選びの参考にしてくださいね。
なぜ0歳から木のおもちゃが選ばれるの?
木のおもちゃは出産祝いや誕生日のプレゼントとして選ばれることが多いですよね。
こちらでは、そんな木のおもちゃが多くの人に選ばれる理由をご紹介します。
- 自然素材だから安心!口に入れても安全な理由
- 木のぬくもりが赤ちゃんの心を落ち着かせる
- 壊れにくいから長く使える
- シンプルなデザインが想像力を育む
自然素材だから安心!口に入れても安全な理由
木のおもちゃは自然素材でできており、有害な化学物質を含まないだけでなく、赤ちゃんの繊細な口や肌に優しい素材です。
特に無垢材のおもちゃは、表面に余計な加工がされておらず、赤ちゃんの健康を守るのに最適です。また、木には自然の抗菌作用を持つ種類もあり、衛生面でも安心して使うことができます。
木のぬくもりが赤ちゃんの心を落ち着かせる
木のおもちゃには「ぬくもり」があるとよく言われます。
この「ぬくもり」の秘密は、木の持つ特性にあります。木には小さな穴がたくさん空いていて、その穴の中に空気を含むことで、まるで自然の断熱材のように、やさしく熱を保つことができます。
木の持つ「ぬくもり」は人肌に近いため、赤ちゃんに安心感や心地よさを与えてくれますよ。
壊れにくいから長く使える
木のおもちゃは、他のおもちゃに比べて耐久性に優れています。ちょっとした衝撃では壊れにくく、長持ちするのが特徴です。
きちんとお手入れをすれば、世代を超えて長く遊ぶことができるのも、木のおもちゃの魅力と言えるでしょう。
シンプルなデザインが想像力を育む
木で作られたおもちゃは、シンプルな作りで仕掛けが少ない分、子どもが「どうやって遊ぼう?」と自分で考える力を育てます。
家族と一緒に遊ぶ中で、想像力が自然と育まれていくのも魅力です。シンプルだからこそ、子どもの発想がどんどん広がりますよ。
0歳の発達段階別!木のおもちゃの知育効果
こちらでは赤ちゃんの発達段階別に期待できる、「木のおもちゃの知育効果」をご紹介します。
- 生後0-3ヶ月:視覚・聴覚を刺激する木のおもちゃ
- 生後4-6ヶ月:触覚を育む握りやすい木のラトル
- 生後7-12ヶ月:手指の発達を促す仕掛けおもちゃ
生後0-3ヶ月:視覚・聴覚を刺激する木のおもちゃ
この時期の赤ちゃんにとって、視覚・聴覚へのやさしい刺激は、発達の基盤づくりにとても効果的です。
カラフルな木製のベビーモビールや、やさしい木の音が鳴るガラガラを使って赤ちゃんの視覚や聴覚の発達を促してあげましょう。
生後4-6ヶ月:触覚を育む握りやすい木のラトル
この時期の赤ちゃんは、徐々に握る力が発達していきます。おもちゃを掴むようになったり、口に入れたりすることが多くなります。
この時期にやさしい手触りの木のラトルなどを使って、赤ちゃんの握る・掴むといった触覚の発達を促してあげましょう。
生後7-12ヶ月:手指の発達を促す仕掛けおもちゃ
この時期は、ハイハイやお座り、つかまり立ち、積み木遊びといった色々なことができるようになるため、手指のコントロールや因果関係の理解を促す仕掛け付きのおもちゃがおすすめです。
例えば、積み木を上に積むことで、手指の発達を促します。また引っ張って遊ぶプルトイは、赤ちゃんが「動かすと動く」という仕組みを楽しみながら学べますよ。

【厳選10選】0歳におすすめの木のおもちゃ
0歳におすすめの木のおもちゃを月齢別にご紹介します。
新生児から使える木のおもちゃ(0-3ヶ月)
森のメロディーカー
木目の美しい無塗装・無着色のブナ無垢材を使用したオルゴールカー。前に押しても後ろに引いても優しいメロディが流れます。小さなお子様の手でも握りやすい設計になっており、月齢があがると車遊びとして楽しめます。情緒を豊かにし、自然のぬくもりとなめらかな木の風合いが手に心地よい逸品です。
ケルンボール
カラフルなボールが特徴の木製モビールです。カラフルなボールが赤ちゃんの興味を引き、ボールを回してあげると目で追うようになります。
オーガニック歯がため
高知県産のサクラを使用しており、口に入れても安全な植物性のオイルで仕上げられている歯がためです。赤ちゃんの口が傷つかないよう、丁寧に表面を磨き、角もまるく仕上げられています。
握って楽しむ木のおもちゃ(4-6ヶ月)
木製ラトル・ファーヴァ
FAVA(ファーヴァ)はイタリア語で「豆」の意味。絹のように滑らかな手触りのメープル材を使ったラトルです。房の中にお豆が3粒入った愛らしいデザインで、握ったり、振ったり、机や床で揺らしたり、回したりなど、遊びの中で指先を使ったり豆の動きをよく見ることで、良い刺激が脳を育ててくれます。2012年グッドデザイン賞を受賞しています。
トイサブ!のラトル 珊瑚色
国産のカエデ材に珊瑚色のリングをあしらったベビー用ラトル。小さな手で握りやすいよう持ち手部分を極限まで細くし、軽やかさと心地よい手触りにこだわりました。赤ちゃんが初めて認識すると言われ、追視しやすい赤色を差し色に。「森と海の恵みを受けて幸せいっぱいに育って欲しい」そんな想いを込めました。
音の出る木のガラガラ
すべすべした白木輪っかが握りやすい木製ラトル。胎教にも使われる、心に響く美しい鈴の音色は、天使のささやきのように優しく赤ちゃんに語りかけます。新生児の赤ちゃんには親御様が振って、楽器として音を聞かせてあげましょう。月齢が上になると、自分で持って手首や腕の運動として効果を発揮します。
考えて遊ぶ木のおもちゃ(7-12ヶ月)
お米のどうぶつつみき
原材料に国産のお米を使用しており、製造も日本国内で行われている積み木です。お米でできているため、赤ちゃんが口に入れても安全・安心ですよ。
KOROKOROパズル
天然木を使用した、かわいい型はめパズルです。STマークを取得しているので、塗料も赤ちゃんが舐めても安全なものを使用しています。積み木を振って音を鳴らしたり、ドラム型の本体を転がして遊んだり色々な遊び方ができますよ。
モンテッソーリ式玉落としおもちゃ
モンテッソーリ教具としても使われているおもちゃです。玉を手で押して、穴に落とすと箱の内側の傾斜を通り、下の穴から出てきます。落とすとコトンと音がして玉が消えることや、穴から出てくる不思議を親子でお楽しみください。また、玉をギュッと握ったり・掴んだりして手指の運動を促し、手と目の協調を育みます。
白木のあひる
白木でできたあひるのプルトイです。引っ張ると「カタカタ」と音が鳴るので、パパやママが引っ張って見せてあげることで興味を持ってくれますよ。おもちゃの後をついて来ようとするので、ハイハイや歩き始めの練習にもぴったりです。

安全な木のおもちゃの選び方・チェックポイント
こちらでは、木のおもちゃを選ぶ際にぜひ確認しておきたい、具体的なポイントをご紹介します。
- STマーク・CEマークで安全性を確認
- 無垢材・無塗装仕上げを選ぶ理由
- サイズと重さの注意点
STマーク・CEマークで安全性を確認
STマークは日本玩具協会が定めた、安全なおもちゃであるということを証明するマークです。誤飲の危険がないか、有害な化学物質が含まれていないかなど、第三者機関による厳しい検査に合格していることを意味しています。
一方、CEマークは、ヨーロッパの安全基準に適合している製品につけられるマークです。
おもちゃの大きさ・壊れやすさ・化学物質の安全性など、多くの細かい基準を満たす必要があります。
おもちゃを選ぶときは、これらのマークの表示があるかを確認することで、安全性の高い製品を選ぶことができますよ。
無垢材・無塗装仕上げを選ぶ理由
赤ちゃんのおもちゃを選ぶ際、「何でできているか」は重要なポイントです。
無垢材は接着剤などが使われておらず、自然のままの木そのもの。そして無塗装仕上げは、表面に化学塗料を使わないため、赤ちゃんが口に入れても安心です。
おもちゃを選ぶときは、無垢材や無塗装仕上げといった素材のやさしいものを選びましょう。
サイズと重さの注意点
誤飲の危険性を防ぐため、小さなパーツが付いているおもちゃなどは与えないようにしましょう。大きさの目安としては、誤飲の危険性が少ない直径が3cm以上あるものがおすすめです。
また、誤って顔の上に落としたりしないよう、赤ちゃんが片手でも持てるくらいの軽いものがいいでしょう。

木のおもちゃのよくある質問(Q&A)
こちらでは木のおもちゃに関する「よくある質問」をご紹介します。
Q.木のおもちゃを舐めても本当に安全ですか?
無垢材や天然由来の塗料を使った木のおもちゃであれば舐めても安全です。また、STマークやCEマークなどの安全基準を満たした製品を選ぶとより安心できますよ。
Q.プラスチックのおもちゃより木のおもちゃの方が良いのでしょうか?
どちらにもそれぞれの良さがありますが、何でも口に入れてしまう0歳〜1歳半ごろは、安全性の高い無垢材や無塗装の木のおもちゃが安心です。
Q. 木のおもちゃのお手入れ方法は?
木のおもちゃのお手入れは乾拭きが基本です。日常的には柔らかい布でホコリや手垢を拭き取り、汚れがひどい時は固く絞った濡れ布で優しく拭きます。
その後は直射日光を避けて自然乾燥させましょう。短時間の日光干しなら除菌効果も期待できますよ。
Q. 木のおもちゃで遊ばない場合はどうすれば良いですか?
木のおもちゃで遊ばない理由の一つとして、おもちゃの数が多すぎて目移りしてしまう、ということが考えられます。また、遊んだおもちゃを出しっぱなしにせず、片付けることも大切です。見慣れてしまうと、どうしても飽きやすくなります。まずはおもちゃの数を減らす、使ったおもちゃは片付けるなど、遊んでくれる環境を整えるようにしましょう。
Q 木のおもちゃが割れたり欠けたりしたらどうすれば良いですか?
小さな欠けや表面のささくれであれば、サンドペーパーで優しく磨き、自然素材のオイルやワックスで保護してあげましょう。
しかし、大きく割れて形が変わってしまったり、強度が落ちてしまった場合は、思い切って修理ではなく交換を検討することが安全です。

0歳の知育には「トイサブ」もおすすめ!
ここまで、木のおもちゃの魅力やおすすめをご紹介してきましたが、「まずはいろいろ試して、わが子に合うものを見つけたい」と思う方も多いかもしれません。そんな願いを叶えてくれるのが、おもちゃのサブスクサービス「トイサブ!」です。
世界中から集められた1,800種類以上の知育おもちゃの中から、知育のプロであるおもちゃプランナーが、お子さんの成長や興味に合わせて個別にセレクト。さらに、おもちゃは独自の厳しい衛生基準に沿って、一つひとつ丁寧に手作業で清掃されているので、赤ちゃんにも安心して遊ばせることができます。
まずは気軽に試して、赤ちゃんの「お気に入り」に出会う楽しさを感じてみてくださいね。
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