「ベビーベッドって、いらないって意見も多いみたい……うちは購入するべき?」——出産準備リストを前に、いちばん迷いやすいのがベビーベッドかもしれませんね。大きくて場所を取るうえに値段もそれなりなので、「購入して使わなかったら?」と心配になるのは当然です。
実際、先輩ママのなかには「結局あまり使わなかった」という声もあれば、「あって本当に助かった」という声もあります。つまり、ベビーベッドが必要かどうかは家庭の暮らし方しだい。上の子やペットがいる2人目以降の方と、初めての出産でまだ生活が見えない1人目の方とでは、判断の軸も変わってきます。
この記事では、ベビーベッドが「いらなかった」と感じる理由と「必要だった」家庭の違い、いる・いらないを見分ける判断ポイント、代用品、そして迷ったときの選択肢までを、まとめました。読み終わるころには、わが家にとって必要かどうかが判断できるようになります。ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事でわかること
- ベビーベッドが「いらなかった」と感じる主な理由
- それでも「必要だった」家庭の特徴
- いる・いらないを見分ける判断ポイント
- ベビーベッドがいらない場合の代用品
- 迷ったときに後悔しない選択肢
ベビーベッド選び全体の流れや種類は「ベビーベッドの選び方と必要性」でも解説しています。あわせてご覧ください。
目次
「ベビーベッドはいらない」と言われる理由と背景

出産準備を調べると必ず出てくる「ベビーベッドはいらない」という声。まずは、なぜそう言われるのか、その背景から整理します。
- 使う期間が短い:実際の使用は平均9〜10ヶ月ほど。「短いのに大きい買い物」と感じられやすいことが背景にあります。
- 大きくてコストもかかる:場所を取り、値段も数万円。卒業後の保管・処分の手間も「いらない」という声を後押しします。
- 布団・添い寝の文化:床に布団を敷いて添い寝するご家庭では、「布団で十分」という実感が根強くあります。
- 「使わなかった」声は目立ちやすい:口コミやSNSでは「結局使わなかった」という後悔談が広まりやすく、逆に「必要だった」家庭の声は表に出にくいものです。
ただし、これは「誰にとってもいらない」という意味ではありません。安全面では、消費者庁も就寝中の窒息・転落を防ぐために大人と寝床を分けることを促しており、上の子やペットがいる・大人用ベッドで添い寝といったご家庭では、あったほうが安心なケースが多いのが実際のところです。「いらない」は"省ける条件がそろった家庭"の話——わが家に当てはまるかは別問題です。次章から、実際に省けた家庭・必要だった家庭を見ていきましょう。
出典: 消費者庁(就寝時の子どもの窒息事故に注意しましょう。ベビーベッドを利用することで避けられる事故があります/2026年7月確認)

先輩ママの本音|「いらなかった」派・「必要だった」派の声

ベビーベッドの要否は、実際に使った先輩ママ・パパの声がいちばん参考になります。ここでは「いらなかった」派と「必要だった」派、両方の本音を整理します。あなたの暮らしはどちらに近いか、読みながら重ねてみてください。
「いらなかった」派の理由と声
まずは「使わなかった」という声から。よくある理由は次のとおりです。
- 添い寝のほうが楽だった:夜間授乳のたびに起き上がってベッドから抱き上げるのが、産後の体にはこたえます。結局、布団で添い寝に落ち着いた、という声は多いです。
- 赤ちゃんが嫌がって寝てくれない:新生児のころは寝ていたのに、月齢が上がると一人の寝床を嫌がる子もいます。
- 寝返り・サイズですぐ使わなくなった:生後5〜6ヶ月で寝返りが活発になり、柵に手足をぶつけて起きてしまう。体が大きくなって窮屈になった、というケースも。
- 場所を取る・処分に困る:使わない時期も大きなベッドが部屋を圧迫し、卒業後の保管や処分が大変だった、という後悔もあります。折りたためるタイプでも、たたんで置く収納場所は必要です。
- 思ったより値が張った:購入したのに使わないと、数万円がムダに感じられます。「使うか分からないのに購入するのは怖い」という不安は、多くの方が抱えています。
「夜間授乳がつらくて、結局添い寝に」(20代・1人目)——ベッドから抱き上げるのが大変で、1ヶ月で使わなくなりました。
「必要だった」派の理由と声

一方で、次のようなご家庭では「あって助かった」という声が目立ちます。
- 上の子やペットがいる:走り回る上の子やペットから、赤ちゃんの寝場所を物理的に分けて守れます。
- 床のホコリ・ハウスダストを避けたい:床から離れた高さで寝かせられ、ホコリやダニから守れます。アレルギーが気になるご家庭にも安心です。
- 産後の腰の負担を減らしたい:床板が高めなら、立ったままおむつ替えや抱き上げができ、腰がラクです。
- 大人用ベッドでの添い寝が不安:大人用ベッドや布団での添い寝は、転落や寝具による窒息のリスクが指摘されています。寝床を分けたい方に向いています。
「上の子のときは不要、でも2人目は必須でした」(30代・2人目)——1人目は布団で十分でしたが、上の子が動き回る今回は、寝場所を分けられて本当に助かっています。
とくに2人目以降は「1人目では不要だったけれど、今回は必要」という家庭が多くなります。安全な寝場所を分ける必要は、人数が増えるほど切実になるからです。
出典: こども家庭庁(乳幼児の安全な睡眠環境・SIDSの予防/2026年6月確認)
整理すると、「いらなかった」派は添い寝中心・布団生活・短期間、「必要だった」派は上の子やペット・衛生や腰の負担・添い寝の不安がある家庭。あなたの暮らしはどちらに近いでしょうか。次の章では「わが家はどっち?」を具体的に見分けます。

いる?いらない?わが家はどっちか「3つずつ」でチェック

「結局うちはどっち?」は、下のチェック表で見分けられます。左(いる寄り)と右(いらない寄り)で、あてはまる数が多い側が、わが家の答えに近づきます。
| 用意しておくと安心(いる寄り) | なくても対応しやすい(いらない寄り) |
|---|---|
| 上の子やペットがいて、寝場所を分けたい | ベッドを置くスペースが限られている |
| 衛生・アレルギー対策をしたい | 添い寝予定で、安全に寝床を分けられる |
| 産後の腰の負担を減らしたい | 使う期間が短そう(里帰りの数ヶ月など) |
それぞれの項目を、もう少し詳しく見ていきましょう。
必要な可能性が高い(3つ)
- 安全な寝場所を分けたい:上の子やペットがいるご家庭は、走り回る足元や踏みつけから赤ちゃんを守れます。大人用ベッドでの添い寝に不安がある方にも向いています。
- 衛生・アレルギー対策をしたい:床から離れた高さで寝かせられるので、ホコリやハウスダスト、ダニを避けられます。アレルギーが心配なご家庭は安心材料になります。
- お世話の腰の負担を減らしたい:床にかがんでのおむつ替えや抱き上げは、産後の腰にこたえます。床板が高めのベッドなら立ったままお世話ができます。
なくてもよい可能性が高い(3つ)
- 置くスペースが限られている:レギュラーサイズは畳1枚分ほどの設置スペースが必要です。置くと生活動線をふさぐなら、無理に用意しなくてもよいでしょう。
- 添い寝を予定している:寝室で近くに寝かせたい場合です。ただし、やわらかい布団で大人と一緒に寝るのは窒息のリスクが指摘されているため、ベッドインベッドや硬めの乳児用敷布団で赤ちゃん専用の寝床を分けるのが安心。その上でなら大きなベッドの出番は少なめで、代用品でも対応できます。
- 使う期間が短そう:里帰りの数ヶ月だけ、などごく短期間の見込みなら、購入よりレンタルや代用が合理的です。
「必要」側が多ければ用意を、「不要」側が多ければ代用品や添い寝を検討、というのが基本の考え方です。どちらとも言えず迷う場合は、後述の「まず試す」方法が役立ちます。

ベビーベッドがいらない場合の代用品

「いらないかも」と思っても、赤ちゃんが安全に眠れる場所は必要です。ベビーベッドの代わりに使えるアイテムを知っておきましょう。
- 床に敷く布団+ベッドインベッド:大人の布団の横に置いて寝床を仕切るクッション型です。添い寝しながら、寝返りでつぶしてしまう不安を減らせます。場所を取らず持ち運びもしやすい一方、使えるのは寝返り前までが目安です。
- ハイローチェア:高さのあるイス兼ベッドで、日中のお昼寝や寝かしつけに使えます。リビングで床のホコリを避けたい、抱っこのまま寝た子をそっと寝かせたい、という用途ならベビーベッド代わりになることもあります。
- プレイヤード(簡易ベッド):メッシュ素材の簡易ベッドで、通気性がよく遊びスペースも兼ねられます。里帰りや旅行に持ち運べるタイプもあります。
- ジョイントマット+子ども用布団:床で添い寝するなら、底冷えやホコリ対策にマットを敷くと安心です。費用を抑えたい方や、最初から床生活のご家庭に向いています。
どれも一長一短があるので、「安全に寝かせられる場所をどう用意するか」という視点で、ベビーベッドと比べて選びましょう。

迷うなら「まず短期レンタルで試す」のがおすすめ

「必要かもしれないけど、使わなかったらもったいない」——いちばん多いこの悩みには、まず短期間だけレンタルして試す方法がよく合います。購入して使わなかったときの後悔がなく、赤ちゃんとの相性も確かめられるからです。
レンタルなら、次のメリットがあります。
- 初期費用を抑えられる:数万円の買い物をせず、必要な期間だけの料金で済みます。
- 合わなければ返すだけ:使わなくなっても、保管や処分に困りません。
- 相性を試せる:赤ちゃんが嫌がらないか、生活に合うかを実際に確かめられます。
- 気に入ったら買い取れる:トイサブ!レンタルなら、それまでのレンタル料金を差し引いた差額で購入もできます。
たとえば折りたたみミニの定番「ココネル エアー AB」なら、30日間14,955円〜(2026年6月時点)。まず1ヶ月レンタルしてみて、必要なら続け、合わなければ返す、という判断ができます。
ココネル エアー AB(アップリカ)

メーカー: アップリカ
実際の使用期間は9〜10ヶ月ほどが多数派なので、半年ほどで卒業するなら購入よりレンタルがお得です。レンタルの料金相場や選び方は「ベビーベッドレンタルの料金相場と選び方」でくわしく解説しています。

ベビーベッドの「いらない」に関するよくある質問

Q. ベビーベッドは本当にいらない?
必須ではありません。和室の布団中心・添い寝予定・短期間の見込みなら、なくても大丈夫なことが多いです。一方、上の子やペットがいる、衛生面が気になる、添い寝が不安、という家庭ではあると安心です。
Q. ベビーベッドを使わなかったらどうなる?
購入して使わないと、場所を取り、卒業後の保管や処分にも困ります。迷うなら、まず短期レンタルで試すと、購入して後悔するリスクを避けられます。
Q. 添い寝するならベビーベッドはいらない?
添い寝中心なら、布団+ベッドインベッドなどで代用できます。ただし大人用ベッドでの添い寝は転落・窒息のリスクがあるため、寝床を分けたい場合はベビーベッドや床の布団が安心です。
Q. いつから・いつまで使うもの?
多くは新生児期から使え、つかまり立ちが始まる9〜10ヶ月頃に卒業する家庭が多数派です。くわしくは「ベビーベッドはいつまで使う?卒業の目安」で解説しています。
Q. いらないか迷う。どう決めればいい?
この記事の「いる?いらない?3つずつでチェック」で、必要・不要のどちらが多いかを確認しましょう。それでも迷うなら、短期レンタルで相性を試してから決めるのがおすすめです。

まとめ:ベビーベッドは「わが家の暮らし」で必要か決めよう

ベビーベッドは必須ではありませんが、正直なところ、なくて大丈夫と言い切れる家庭はそれほど多くありません。上の子やペットがいる・衛生面が気になる・添い寝が不安なご家庭ではあると安心で、基本的には用意しておくほうが無難です。本当に省けるのは、和室で硬めの乳児用布団を安全に分けて使える場合など。短期間の見込みなら、レンタルや代用品で必要な時期だけ整えるのも手です。
「いらない」という声に流されず、わが家の暮らし方で判断するのが後悔しないコツです。どちらとも決めきれないときは、まず短期レンタルで試せば、購入して使わなかった後悔も、必要なのに無くて困ることも避けられます。
まずは、寝室の広さと寝かせ方を思い描いて、わが家に必要かどうかを考えてみてくださいね。

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参考文献
- こども家庭庁(乳幼児の安全な睡眠環境・SIDSの予防/2026年6月確認)
- 消費者庁(ベビーベッド・ベッドガードの事故防止/2026年6月確認)
- 消費者庁(就寝時の子どもの窒息事故に注意しましょう。ベビーベッドを利用することで避けられる事故があります/2026年7月確認)
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の医療アドバイスではありません。お子さまの健康・安全に関する具体的なご相談は、医師や専門家にご相談ください。