イヤイヤ期はいつから?子どもへの接し方やNG言動・ポイントを紹介

赤ちゃんらしさが消えて活発に動き回るようになる2歳半の子どもは、語彙力や記憶力、社会性などの成長を感じる時期です。
本記事では、2歳半の子どもに見られる発達の特徴や接する上での注意点などを解説し、年齢に適した遊びやおもちゃもご紹介しますので、2歳半の子どもを持つママやパパはぜひ参考にしてくださいね。
目次
2歳半を過ぎると、運動能力はもちろん、言葉や記憶、コミュニケーション能力などの発達を感じる機会が増えていきます。友達と一緒に遊ぶことを楽しいと感じるようになる、昨日や今日といった時間の概念が理解できるようになるのもこの時期です。
2歳半の子どもに見られる発達の特徴について解説します。
0歳や1歳代に比べ、身長や体重の伸びが少し落ち着いてくる傾向にあります。なかには身長や体重があまり伸びないことに悩むママやパパもいるかもしれませんが、成長曲線(発育曲線)から外れない限り、それほど気にする必要はありません。身体の成長速度には個人差があるので、あくまでも平均身長や平均体重は参考程度としてください。
出典:厚生労働省「乳幼児身体発育調査:平成22年度 調査の結果」
運動能力が発達し、走る、登る、ジャンプするといった躍動的な動きを楽しめるようになっていきます。以前に比べて散歩できる距離が伸びたり、戸外で体を思い切り動かすような遊びを好んだりする子も多くなります。すべり台やジャングルジムのような公園の遊具などを使って思い切り遊ばせてあげましょう。
出典:東京都教育委員会「就学前教育カリキュラム 改訂版」
自分と他人の違い、物事の良し悪しなどが少しずつわかるようになっていきます。友達と言葉のやり取りを楽しみながら一緒に遊んだり、大人に褒めてもらいたくて頑張ったりすることもあるでしょう。自分がしたいこと、して欲しいことを、言葉や行動で相手に伝えることも増えてきます。しかし、まだまだ自己主張が強い時期です。うまくかかわり合いができず、トラブルになることもあるかもしれません。気持ちに寄り添いながら、必要に応じて適切なサポートをしてあげてください。
出典:東京都教育委員会「就学前教育カリキュラム 改訂版」
好奇心と記憶力が発達する時期です。いつも会う人、よく行く場所、知っている物などに興味を示すようになり、考えたことや体験したことを誰かに伝えたいという気持ちが芽生えてきます。絵本に出てくる言葉をまねたり、生活に必要な簡単な言葉を理解して使おうと試みたりすることが増えるのもこの時期の特徴です。
使える言葉がぐんと増えていきますが、まだ言葉の意味を正しく理解できていないこともあります。悪い言葉だと知らないまま使ってしまう場合があるため、ママやパパは良くない言葉だと説明し、注意するようにしましょう。
出典:東京都教育委員会「就学前教育カリキュラム 改訂版」
衣類をたたんだりフォークを使って食事ができるようになったりし、基本的な生活習慣が身につき始めます。他にも、排泄機能が整いだすため、2歳半から3歳ごろまでにトイレトレーニングを始めることが多いです。トイレトレーニングの完了時期は個人差が大きいので、子どものやる気を見ながら焦らず進めましょう。
出典:東京都教育委員会「就学前教育カリキュラム 改訂版」
2歳半の子どもの発達にはママやパパのサポートが必要です。ここでは、2歳半の子どもに適した遊びとおすすめのおもちゃをご紹介します。
2歳半の子どもが遊びの中で運動能力や理解力、協調性などを高めていくためには、どのような遊びがよいのでしょうか。おすすめの遊びと、そのメリットをご紹介します。
「合図で動く」など簡単なルールを把握できるようになる2歳半の子どもには、かけっこがおすすめです。思い切り走る楽しさを感じることができます。公園や広場のような安全な場所でスタートとゴールを決め、「ヨーイ、ドン!」のかけ声で走ります。ゴール地点でママやパパが待っていて抱きとめてあげると、より親子のコミュニケーションが深まります。
また外で走り回れるようになると、急な飛び出しなどの危険が増えるため、「止まって」というかけ声で立ち止まれるような練習をかけっこ遊びの中でしておくと安心です。
かけっこが上手にできるようになったら、次のステップとして鬼ごっこを楽しみましょう。全力疾走したり、途中で走る方向を変えたりと、どうやったら鬼から逃げられるかを考えて走る必要があります。そのため、身体能力の向上はもちろん、先の動きを予想して考えたり、自分の体をコントロールしたりする練習にもなります。
社会性が身につき始める2歳半は、ごっこ遊びも楽しめるようになります。役割を理解し、言葉のやり取りが上手になる時期でもあるので、子どもが親に、ママやパパが子どもになる逆転おままごともおすすめです。ごっこ遊びを行うことで想像力や表現力が豊かになり、また社会性の向上も期待できます。
子どものおもちゃは多種多様です。子どもの能力向上をサポートしたい場合は、知育玩具を贈ることをおすすめします。今回は、2歳半の子どもにおすすめのおもちゃをトイサブ!おもちゃプランナーが3つ選んで紹介します。
はじめての玉の道遊びにピッタリの 国産メーカーのスロープトイ。大きめパーツが握りやすく、組みやすいのが特長です。まずはゴールから組んでいくと組みやすく、コースも短めから始めるのがオススメです。慣れてきたら少しずつ創造力を働かせて長いコースに挑戦してみてください。
絵本を読みながらお子さまと一緒にサンドウィッチが作れる体験型の知育絵本。お子さまが楽しみながら野菜や料理に興味を持てるような食育にも役立ちます。「チーズとトマトのサンドイッチ下さい」「美味しいね」と親子で会話することでお子さまのコミュニケーション力が楽しく育まれていきます。
トイレに座ってから手を洗うまでを遊びながら学ぶことができる、 トイレトレーニングに最適な布絵本です。お子さまの発達をサポートするしかけがいっぱいで、楽しみながらトイレへの興味関心が高まります。
2歳半は、理解力が向上し、自己主張も増えて来る時期です。2歳半の子どもに接する際、次のようなポイントに注意してください。
2歳半はおしゃべりが上手になってくるものの、まだまだ言葉がつたないため、自分の気持ちや要求を相手に上手に伝えられずに黙ってしまったり、癇癪を起こしてしまったりするかもしれません。そんなときは、ママやパパは「〇〇と伝えたかったのかな?」と代弁してあげてください。伝わったという喜びが、次の「伝えたい」という気持ちに繋がっていきます。また「次からはこう言えばいい」ということを学ぶことができます。
自我が芽生えてくるため、様々なことを自分でやりたがるようになっていきます。とはいえまだ自分でできること、できないことを事前に判断することができないため、やろうとしたことが上手にできずに癇癪を起こすこともあるかもしれません。ママやパパはできるだけ子どもの「やりたい」という気持ちを受け止め、やってあげるのではなく、子どもができるようにサポートしましょう。「自分でできた!」という成功体験が、挑戦する意欲につながります。
自宅保育をしている場合は、幼稚園などの集団生活に馴染めるよう、同年代の友達と遊ぶ機会を積極的に増やしていきましょう。2歳半はまだ「友達と仲良くするために自分が我慢する」ということができないため、おもちゃの取り合いなどのけんかになったりすることもあるかもしれません。子どもたちだけで解決することはまだ難しい年齢なので、そんなときはママやパパが仲介に入るようにしましょう。そのうちに自然と友達と一緒に遊ぶ楽しさや、どうすれば仲良くできるのかを学んでいきます。
2歳半は、走ったりジャンプしたりと体をダイナミックに動かせるようになり、また大人や友達とやりとりをしながら簡単なルールのある遊びを楽しめるようになっていきます。生活習慣が身につき始める時期でもありますが、まだ自分で上手にできずに癇癪を起こすこともあるでしょう。お子さまがたくさんの成功体験を積み重ねられるよう、ママやパパはフォローをしながら温かく見守ってあげてください。
以下の記事では、3歳児の発達について詳しく解説しています。おすすめの遊びやおもちゃについても紹介していますので、これからの育児にお役立てください。
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