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生後4ヶ月になると、首のすわりが安定してくるため、視界が広がり周囲のさまざまなものに興味を示すようになります。また、体全体を使っての感情表現が上手になります。
生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴やお世話のポイント、授乳間隔、そして注意点について、発達の専門家であるADDS監修のもと解説します。ぜひ参考にしてみてください。
PROFILE
特定非営利活動法人 ADDS
「発達的な凸凹は誰もがもっている」ということを前提に、
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1.生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴
生後4ヶ月〜5ヶ月未満の赤ちゃんの平均的な身長と体重は以下の通りです。
- 男の子の場合
身長59.9~68.5cm
体重5.7~8.7kg - 女の子の場合
身長58.2~66.8cm
体重5.4~8.2kg
厚生労働省/平成22年乳幼児身体発育調査報告書より
※「平均的」とは、全体の94%の赤ちゃんが上記の範囲内に位置することを本記事では意味しています。
また、生後4ヶ月の赤ちゃんの発達の特徴は以下の通りです。
- 首のすわりが安定する
- よだれが増える
- 興味関心が強まる
- 感情表現が豊かになる
首のすわりが安定する
生後4ヶ月になってくると首のすわりが安定してきます。首のすわりが安定したことによって、縦抱きをしても首がぐらつかないようになります。また、頭を起こして周囲を見渡せるようにもなるので、ぐっと視野が広がります。私たちにとっては当たり前の光景でも、赤ちゃんにとっては新鮮な光景です。いろいろなものを見せてあげましょう。
よだれが増える
消化機能が整ってくる生後4ヶ月の赤ちゃんは、よだれの分泌量が増えます。赤ちゃんはよだれを飲み込む力がまだ未熟なため、よだれが口から垂れてしまうことがあります。赤ちゃんの肌は刺激に弱く炎症を起こしやすいため、口の周りが荒れないよう、よだれはこまめに拭いてあげてください。この時期からスタイを着けてあげると良いでしょう。
興味関心が強まる
首が座ると今までは見えなかったものが視界に入ってくるため、周囲のものに対しての興味関心が強まります。おもちゃを掴もうとして腕を伸ばしたり縮めたりする感覚や、手のひらで触る感覚もわかるようになってきます。追視できる範囲も180度程度に広がってくるので、ゆっくりと目の前でおもちゃを動かして一緒に遊ぶのもおすすめです。
感情表現が豊かになる
嬉しい気持ちになると手足をバタバタさせて喜んだり、気に入らないことがあるとのけぞって大泣きしたりと、体全体を使って感情を表現するようになります。ママやパパに構って欲しい時は甘え泣きをして呼びかけることもあるので、赤ちゃんが感情を表しているときは優しく声をかけてあげるようにしましょう。
2.生後4ヶ月の赤ちゃんのお世話のポイント
生後4ヶ月の赤ちゃんに対するお世話のポイントは以下の通りです。
- 3〜4ヶ月健診を受ける
- 目をしっかりと合わせる
- 睡眠リズムを整える
3〜4ヶ月健診を受ける
生後3ヶ月から4ヶ月にかけては、成長や発達が著しく進む時期です。この時期には、3〜4ヶ月健診を受けることが推奨されています。
健診では赤ちゃんの発育や発達について確認し、予防接種の進捗状況の確認などを行います。また、子育てを行う中で不安なことや疑問に思っていることについて相談したりすることができます。
3〜4ヶ月健診は各自治体が無料で行ってくれることが多いため、お住まいの地域のホームページでスケジュールや内容を確認しましょう。
目をしっかりと合わせる
生後4ヶ月の赤ちゃんと接する上では、目をしっかり合わせて接してあげましょう。この頃の赤ちゃんはまだ視力が未熟ではっきりとは見えていないため、正面からしっかりと目を合わせてあげる必要があります。そうすることで、ママやパパを認識して安心できます。
睡眠リズムを整える
生後4ヶ月の赤ちゃんは昼寝の回数や時間に個人差があります。そのため、赤ちゃんが眠くなった時に寝かせてあげて問題ないですが、昼寝の時間が長くなりすぎてしまうと、夜遅くまでなかなか寝なかったり、夜中に起きてしまう原因になります。昼寝が長くなりすぎないようにし、徐々に睡眠のリズムを整えていきましょう。
4.生後4ヶ月の赤ちゃんの注意点
生後4ヶ月の赤ちゃんに接する上での注意点は以下の通りです。
- うつ伏せで遊ぶ時はしっかりと見守る
- ベビーベッドの柵を下ろしたままにしない
うつ伏せで遊ぶ時はしっかりと見守る
生後4ヶ月になると、赤ちゃんはうつ伏せで遊べるようになってきます。うつ伏せで遊ぶことは赤ちゃんの手や胸、背中の筋力を強くしますが、うつ伏せ寝には窒息の危険があります。遊んでいてそのまま寝てしまうことがないよう、しっかりと見守ってください。うつ伏せで遊ばせる時は固めの布団やマットレスの上に寝かせるようにしましょう。
ベビーベッドの柵を下ろしたままにしない
生後4ヶ月になると、早い子は寝返りを始めます。寝返りはまだだと思っていても、急に寝返りができるようになる可能性があります。転落の危険性があるため、ベビーベッドの柵は下ろしたままにしないようにしてください。万が一に備えて、ベビーベッドの下にクッションを敷き詰めておくのも良いでしょう。
5.生後4ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ
生後4ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ・知育玩具を、知育のプロであるトイサブ!おもちゃプランナーが3つ選んで紹介します。
おきあがりペンギン
ドイツの知育玩具メーカーHape社のおきあがりこぼし。頭をちょんと押すと、優しい音でゆらゆら揺れます。倒すと起き上がる、という単純な反応は小さなお子様にとって楽しい繰り返し遊びとなります。なぜ起き上がるの?向こう側から押したら?と試行錯誤することで脳の発達が促されると言われています。
4in1 キッキンチューンズ・ジム
ベビーアインシュタインのお勉強機能付きアクティビティジムです。 ねんねの頃はあんよで、お座りができるようになったらおててでピアノ演奏を楽しめ、英語・スペイン語・フランス語が学べます。指遊びおもちゃや鏡、ライトアップしてメロディを奏でるピアノで赤ちゃんの五感を刺激し、また全身運動を促します。
roll-around hedgehog
『子育てをより良いものに、より便利に』をコンセプトとしたNYの育児ブランドSKIP HOP社のボール型ラトル。小さなお子様の手で掴みやすく、ラトルを振るとカラカラ鳴ったりビーズが左右に動いたりして、お子様の好奇心を刺激します。
生後4ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃを以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ合わせてお読みください。
まとめ
生後4ヶ月の赤ちゃんは興味関心が強まり、感情表現が豊かになってきます。首のすわりが安定することで赤ちゃんを抱っこしやすくなりますので、「たかいたかい」など、赤ちゃんに今までとは違う景色を見せてあげられるような遊びも取り入れていきましょう。
生後5ヶ月の赤ちゃんの成長発達については、こちらの記事をお読みください。
イラストレーション:秋永悠(@uyaganika)