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お宮参りに行くのはいつ?大安?赤ちゃんの服装や初穂料なども解説

お宮参りに行くのはいつ?大安?赤ちゃんの服装や初穂料なども解説

2023/11/06

赤ちゃんの記念行事である「お宮参り」。神社に参拝してご祈祷を受けたり、記念の写真を撮ったりと、赤ちゃんやママやパパにとって大きなイベントです。

本記事では、お宮参りに行くタイミングや日程の決め方のほか、お参り前の準備・持ち物、参拝時のマナーや服装についてもご紹介します。これからお宮参りを検討しているママやパパはぜひ参考にしてみてくださいね。

1.お宮参りはいつ行くもの?

まずは、伝統的なお宮参りについて解説します。

お宮参りとは

お宮参りとは、住まいのある土地の守り神である氏神(うじがみ)様に、赤ちゃんが無事に産まれたことを報告し、これからの健やかな成長を祈る儀式です。新しい家族として赤ちゃんを紹介し、氏神様に「見守っていてください」という気持ちを伝えます。初宮参り(はつみやまいり)や初宮詣(はつみやもうで)と呼ばれることもあります。

七五三のようにお参りシーズンがあるものではなく、誕生のタイミングによってお参りの時期はそれぞれ異なります。

お宮参りの正式な参拝日

お宮参りの日は、一般的には生後1ヶ月頃です。正式な習わしでは、男の子の場合、生まれた日を1日目と数えて生後30~32日目、女の子は生後31~33日目に行うとされています。

ただし、現代では厳密な決まりはなく、医師からの外出許可が出る生後1ヶ月頃を目安に、お宮参りを行う家庭が多いです。生後1ヶ月の赤ちゃんの成長については、こちらの記事をご覧ください。

地域によって時期が異なる

お宮参りの風習は、地域によって異なります。今住んでいるところでお宮参りをすることもあれば、ママやパパの出身地の習わしに沿って日取りを決める、という場合もあるでしょう。

全国的に、お宮参りの時期は生後1ヶ月頃が多いものの、一部地域では生後51日目に行うところ、生後100日目に行うというところもあります。また、雪の多い地域では冬場のお参りを避け、暖かくなる時期にお宮参りを行うこともあります。

お宮参りと六曜

お宮参りはお祝い行事ということもあり、大安など縁起の良い日を選んだ方がいいのではと考える方も多いかもしれません。しかし、六曜の吉凶と神社にお参りするお日柄の良し悪しは関係ないため、お宮参りが仏滅になってしまった場合でも、基本的には気にしなくて良いとされています。

また、有名な神社では、大安などのお日柄が良い日は婚礼などの行事が入っていたり、ご祈祷を希望される方が多く混雑していたりと、お参りが難しいことも考えられます。生まれて間もない赤ちゃんは、授乳やおむつ替えが頻繁に必要になるため、六曜にこだわらず、混雑を避けてお参りをすることも検討しましょう。

ただし、六曜は占いやげん担ぎの要素も強いため、ご家族の中に六曜を気にされる方がいる場合は、あらかじめ話し合っておくと良いかもしれません。

2.お宮参りの時期はずらしてもいい?

「生後1ヶ月を経過したけれど、まだ外の環境に慣れていない赤ちゃんと長時間外出するのは少し心配…」と考えるママやパパも少なくないでしょう。また、暑い時期・寒い時期に生まれた場合、お出かけが赤ちゃんの負担にならないかと不安になるかもしれません。

続いては、お宮参りの時期をずらすときのポイントをご紹介します。

ママや赤ちゃんの体調を考慮した上で柔軟に対応を

お宮参りのしきたりは、厳密に守らなければいけないものではありません。現代では、生まれたばかりの赤ちゃんと産後間もないママの体調を考慮して、正式な時期よりも後にずらしたり、天候の良い日を選んだりと、多くの家庭で柔軟に対応しています。

また、地域によっては生後100日目~120日目前後に行う「百日祝い(お食い初め)」と一緒にお宮参りをすることもあります。しきたり通りに行うという考え方もありますが、「家族みんなが赤ちゃんと一緒に、無理せずお祝いできる」ことを第一に、臨機応変に日程を検討すると良いでしょう。

また、親族が遠方にいる場合は、日付にこだわらずに予定を合わせて、お披露目を兼ねてお宮参りをするのも一つの方法です。

過ごしやすい季節にお参りしてもOK

真夏・真冬に生まれた赤ちゃんは、タイミングをずらして気候の穏やかな季節にお参りしてもよいとされています。北海道や東北など、寒さが厳しい地域では、厳寒期のお参りを避けて春にお宮参りをするケースもあります。真夏の暑い時期にお宮参りを迎える赤ちゃんも、暑さが落ち着いた頃にお参りをしても問題ありません。ただし、初詣や七五三など、混雑が予想されるタイミングは避けた方が良いでしょう。

3.お宮参りの準備をしよう

最後に、お宮参りの準備や段取りについてチェックしておきましょう。

参拝する神社の選び方

お宮参りは、住んでいる家の近くにある氏神神社に行くことが一般的です。ただし、厳密な決まりはないため、ママやパパの実家近くの神社でお参りをしても問題ありません。結婚式を挙げたところや毎年初詣に訪れているところなど、思い入れのある神社を選んでも良いでしょう。

お宮参りの服装

お宮参りに行く際の赤ちゃんとママやパパの服装についてご紹介します。

赤ちゃんの服装

赤ちゃんの正式な服装は和装です。「白羽二重(しろはぶたえ)」という白い絹の着物の上に、祝着(のしめ)を掛けます。祝着の色やデザインは、男女で異なります。近年では、ベビードレス+祝着、あるいはベビードレスのみでお参りすることもあり、ベビードレスは、男女問わず着用できます。

これらを参考にしつつ、暑い・寒いなども踏まえて、赤ちゃんが快適で過ごしやすい服装を検討してみてください。

ママやパパの服装

カジュアルすぎる、華やかすぎる服装は避け、落ち着いたフォーマルスタイルを意識しましょう。和装か洋装の決まりはありませんので、ママは着物でもワンピースやスーツなどのスタイルでも良いでしょう。もちろん、授乳などを考慮した服装で問題ありません。

パパはブラックのフォーマルスーツや、ネイビー、グレーなどのダークカラーのスーツがおすすめです。両家の祖父母が参加するときは、事前に服装を確認しバランスを考えておきましょう。

初穂料について

お宮参りでご祈祷を受けるときは、神社に「初穂料(はつほりょう)」を納めます。お宮参りの場合、5,000円から1万円程度が目安ですが、金額が決められているところや、「お気持ち」として参拝者に委ねている神社もあります。予約の際にWEBサイトや電話で確認しておきましょう。

お宮参りに行く人は?

伝統的なお宮参りの習わしでは、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこしてお参りするのが通例です。ただし、現代では風習にとらわれず、赤ちゃんとママやパパだけでお参りすることもあります。

父方の祖父母と一緒に、里帰り中に母方の祖父母と、あるいは祖父母やきょうだいみんなで、など、お参りのスタイルはそれぞれです。各家庭で相談して決めると良いでしょう。

持ち物や移動方法、神社の設備などをチェック

当日に慌てないよう、持ち物や移動方法などあらかじめ確認しておくことをおすすめします。施設の情報を調べて、必要な持ち物や注意点を把握しましょう。例えば、自宅からの距離や所要時間、駐車場の有無、授乳室やおむつ替えコーナーがあるか、ベビーカーでの移動がしやすいかなどをチェックしておくとスムーズです。

また、お宮参りは、受付からご祈祷までの間に待ち時間が発生することがあります。ぐずってしまったときにあやせるように、赤ちゃんが気に入っているおもちゃなどを持っていくと安心です。

  • 【お宮参りの持ち物例】
    ・おむつセット(おむつ・おしり拭き・ビニール袋)
    ・ミルクセット(粉ミルク・哺乳瓶・お湯と湯冷まし・授乳ケープ・母乳パッド)
    ・赤ちゃんの着替え
    ・おくるみ
    ・タオルやガーゼ
    ・暑さ・寒さ対策アイテム(日傘・扇子・ブランケット・ポンチョ・靴下・帽子など)
    ・赤ちゃんのおもちゃ
    ・抱っこひもやベビーカー

まとめ

お宮参りは、赤ちゃんの無事の成長を祈る大切な行事です。近年は、伝統や風習にとらわれず、赤ちゃんやママの体調の良い時期を選んだり、気候を考慮したりして日程を決めるケースも多くなっていますので、臨機応変に対応すると良いでしょう。

また、スムーズにお参りを行うためには、事前の準備や下調べも重要です。それぞれのご家庭の都合に合わせて、最適な日程を決めましょう。お宮参りは一生に一度のイベントです。大切な記念になるといいですね。

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